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「みんなちがってみんないい」

みなさんこんにちは!スタトラの森山です!

今回はカナダ専門の留学エージェントでサポートをしているあおいさんに留学インタビューをしてきました!

スタトラのツイートをRTしていただいて本当に感謝しかないです!

みなさんもよろしければ固定ツイートならびに普段の記事の方シェアしていただけるととても嬉しいです!

それでは書いていきます!

1 プロフィール

お名前:畠山葵さん(Hatakeyama Aoi)龍谷大学国際学部卒業
留学先:カナダのバンクーバー(大学2年生のときに7か月間)企画・営業・広報・マーケティング担当
ご職業:留学エージェントで、留学をしたい方のサポート

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2 どんな留学をしたの?

留学をしたきっかけはなんですか??
ーA 一番最初のきっかけは高校1年生のときに某国公立大学に通っている留学生たちと1日遠足に行ったことです。そこで「え、英語3年以上も勉強してんのに全然しゃべられへんやん」ということに気づきました。英語が得意だったわけでもないですが、このことがきっかけで「言語って話せないと意味ないやん」ということに気づき、「大学生になったら絶対に留学しよう」「海外に行こう」と考えるようになりました。
もう一つのきっかけは家族や親戚でしょうか。おじさんはよくヨーロッパへ行っており、まだ小学生か中学生だった私にユーロのコインを見せてくれたりしていたんですね。そこで子どもながらに「すごく遠くに自分の知らないことがある」という認識はありましたし、何があるのか知りたいという薄っすらとした好奇心もありました。今思えば、両親も短期でも旅行いいから海外に行って色んな世界を見てこいというスタンスだったことも一つのきっかけだったかもしれませんし、とてもありがたかったですね。

そうなんですね!なぜ、高校のうちではなく大学と思ったのでしょうか?
ーA それにはいくつか理由があります。
1つ目は金銭的な問題です。海外に行って勉強する。生活するということに莫大なお金が必要なことはわかっていました。正直一般家庭でそこまでの余裕があるとは言えなかったので高校生のうちに海外へ行くことは難しいと考えていたんですね。大学生であればアルバイトをしてある程度の金額は貯めることができるのでその方がいいと自分で判断しました。もちろん大学選びの時も留学制度が整っているということを前提に選んでいましたね。
2つ目は自分の知識不足です。奨学金も探せばあったでしょうし、短期でも留学に行こうと思えば行けたかもしれません。でもそこまで調べなかったんですね・・・
3つ目は2つ目の理由と矛盾するようですが、本気になれることが別にあったということです。これは私の場合は部活動と授業ですね。
高校が普通科ではなかったのである程度授業が選択できました。私は理数系科目が壊滅的にできないので高校2年生からは理数系科目をゼロにして大好きな日本史や現代社会、国際関係論、体育などを履修していました。自分の興味のあることを勉強できたので本当に楽しくて課題にのめり込んでいました。最近部屋を掃除していたらその時のレポート課題が出てきて「高校生でここまでやってたのか」と感動させられました。笑部活動は女子サッカー部という少し珍しい部活に入っていました。本当に大変でしたが、勝ちたい一心で顧問の先生と何度も議論しました。
つまり、今この瞬間に本気になれることがあるのであれば金銭的な問題もあるし今授業も部活も頑張って大学に入ってから留学した方が自分にとって合理的というか納得できる方法でした。

素敵な学校さんですね!サッカー、かっこいいです!留学の目的はなんだったんですか?
ーA 留学の目的は2つありました。
1つは『英語で社会問題を学びつつ世界中の人々と議論して色んな考え方を知る』です。これは元々現代社会や国際関係に興味があったもあります。同じ課題を見てもその人のこれまでの生い立ちや文化、言語など様々なことが考え方に影響を及ぼすのではないかと思っていました。留学先の学校や受講するプログラムはこの目的をベースに決めました。実際に留学し、カザフスタン人のルームメイトに「私はロシア側の視点であなたはアメリカ側の視点で色んなニュースを見ているんじゃない?」と言われたことは今でも忘れません。
2つ目は目的と言えるかわかりませんが、『とにかく日本の外に出てみる』です。かなり漠然としていますが、カナダに行くまで海外に行ったことがなかった私はとりあえず出てみないと始まらないと思っていたので出てから何か見つけていこうというスタンスもありました。
そして結果的に今は留学をサポートする仕事に就いています。漠然とした目的からでも何が起こるかわからないと実感していますね。

そうなんですね!その留学はどのようにして知りましたか?
ーA 大学のありとあらゆる説明会に参加したり、パンフレットを読んたり、インターネットで調べたりしました!大学に入った時点で留学することは決めていたのでかなり早めから動き始めて説明会に参加していましたね。

そうなんですね!国際学部を選ばれたのもそんな理由からなのでしょうか?
ーA まさにおっしゃる通りです!
国際学部を選んだ理由は留学できる制度が色々あることと国際関係や国際情勢が学べると思ったからです。

3 留学の価値って?

やはりそうなんですね!実際に行ってみて、行く前に考えていたイメージと違っていたことは何ですか?
ーA イメージとちがっていたことは学校に日本人が想像以上に多かったことですね。正直ショックでしたし、きっと周りの日本人も同じことを思っていたでしょうね(笑)
良い意味で違っていたことはすごく早くホストファミリーと打ち解けたことです。ホストファミリーと対面するまでは「親切な人だといいいな」とか「どんな人なんだろう」とか色々考えていましたが、実際とても親切な人たちでした。他の留学生も数人いたので家の中はいつも賑やかで、みんなでおしゃべりしたり、クリスマスパーティーをしたり、カラオケ大会をしたり色んな経験をすることができました。フィリピンからの移民のご家庭だったのでフィリピンの家庭料理もいただくことができたりもしました!
とてもいい体験をされたようですね!

他の留学生さんは日本人だったのですか?
ーA ホームステイ先にいた留学生の中に日本人は私だけでした。入れ変りもありましたからブラジル、タイ、韓国、メキシコ、カザフスタンなど本当に色々な国からの留学生がいましたね。

とても楽しそうですね!では逆に同じだったことはなんでしょうか?
ーA ホームステイはとても楽しかったので皆さんにもぜひそんな体験をしてほしいです!
同じだったことですか・・・そうですね・・・
『はっきり言わないと伝わらない』ということでしょうか。初留学が初海外だったのであまりこれといったイメージがなかったのも事実ですが、強いて言うならこれですね。察するという文化がないのでお腹がすいているなら「めっちゃお腹すいてるからこれも食べていい?」と聞いてみるとか。最近肉料理多いな野菜食べたいなと思ったら「サラダみたいなのある?」と聞くとかですかね。あとは週末予定とかも聞いたりしてました。
日本人は気を遣ってどこか連れていってくれるんじゃないかとか考えがちですが、こちらから積極的に聞いてみないとそんなことはないです。ホストファミリーによっては留学生の受け入れに慣れていて連れていってくれるケースももちろんありますが、私はきっとそんなことはないのだろうとなんとなく思っていたのでそこはイメージ通りでした。元々ハッキリものを言うタイプなのでそんなに苦でもなかったですね(笑)

確かにそうですね!留学した時に大変だったことはなんでしょうか?
ーA 大変だったことは『言いたいことが言えないもどかしさ』と『授業についていくこと』の2つでした。
1つ目の『言いたいことが言えないもどかしさ』はきっと海外旅行とかでもあると思いますが、それが普段の生活で何回もあると辛いですね。「日本語だとすぐ言えるのにこんな簡単なことも言えないなんて・・・」と少し落ち込むこともありました。それでも一生懸命話を聞いてくれたホストファミリーやルームメイトたちには本当に感謝しています。あとは、関西の人間なので心の中で「なんでやねん、そんなわけないやろ」みたいなツッコミを入れたいのに入れられない、というかそんな文化があるのかもわからないみたいなこともありました(笑)
2つ目の『授業についていくこと』ですが、これは英語のクラスのレベルが上がった時に感じたことです。その時のクラスは日本人が全くおらず、クラスの中で日本人が私1人であとは韓国人とブラジルという環境でした。
カナダの先住民の歴史や文化、アートについて学んだり、文化のちがいを話し合ったりという内容だったのですが、これがなかなか難しく、最初はついていくので精一杯でした。プレゼンテーション課題も出たりして留学生活の最後の3か月はもう大変でした。
その後の授業でも魚の乱獲問題やSDGs、移民、ジェンダーについてなど様々な社会問題について議論し、ボコボコにされ、家に帰って課題をするという日々は大変でしたね。帰国してから大学の授業が楽に感じましたから(笑)

そうなのですね!留学で楽しかったことはなんですか?
ーA 楽しかったことはたくさんありすぎて言い出したらきりがないのですが、1番は人との出会いです。
ホストファミリーやルームメイト、クラスメイト、学校の先生。いろんな場所に行ったり、議論したり、ジョークを言ったり、飲みに行ったりそれぞれ小さなことですが、それがとても楽しかったです!

とても楽しそうで羨ましいです!!留学で学んだことはなんでしょうか??
ーA 留学を通じて得られたものや学んだことはたくさんありますが、大きく分けて4つあります。
1つ目は好奇心です。留学へ行ってまだ見たことないものが世界にはたくさんあることを知りました。そしてまだ見たことがないものをもっと見てみたいと思うようになりましたね。
また、知らないことを知るっておもしろいということにも気がつきました。これに気づいてから帰国後の大学の授業は格段におもしろくなりました!
2つ目は広い視野です。物事を様々な角度から見れるようになりましたし、世界には色んな考えを持っている人がいることもわかりました。考えの幅が広がりましたし、色んな意見を受け入れてそれについて考える力もついたと思います。
3つ目は世界中の友達との出会いです。たくさんの人たちと出会い、帰国しても会いに行ったり、来てくれたりする繋がりができました。友達から文化のちがいを感じることの意見のちがいもありました。でもそんな言語も文化も飛び越えてみんなで笑い合えることを教えてくれました。
またいつかどこかで会いたいなと思える友達に出会えて本当に良かったと思います。
そして4つ目は人と同じじゃなくてもいいということです。容姿も考え方もみんなちがって当たり前ですが、知らず知らずのうちに人と同じであることがいいような気になっていました。でもみんなちがってみんないい。ちがいが尊重し合えるって素晴らしい!ということに気づけました。

たくさんのことを学ばれていて、留学の良さを大いに受け取っているように感じます!!留学について、不安だったことはありますか?また、それはどのようにして克服しましたか?
ーA 不安だったことは正直言ってあまりなかったです(笑)
全くなかったかと言えば嘘になりますが、、、。
たぶんこういう人珍しいと思いますが、当たって砕けろ的な考えで「何か起きたとき大丈夫かな・・・ってか自分でなんとか大丈夫にするしかないわ」と思っていました。
でも気を抜きすぎていると現地について「あ、ついて1週間ぐらい分の服足りひん」とか「あ、歯磨き粉忘れた」とか色々なことが起きますのであまりオススメはしません。笑

そうなんですね!笑 でも何も行動しないで後悔するより行動してからですね!現状の日本の留学に問題点はあると考えますか?
ーA そうですね!特に海外経験がなかった私にとっては「やるしかない」という気持ちで空港に到着しました。
留学の問題点は今議論が活発になっている9月スタートの件もあると思いますが、もう少し休学が普通になってもいいのでは?と思いますね。
日本の学生はあまりにも人と同じように進んでいくことを気にしているように感じます。もっと言うと全体的に足並みがそろいすぎていてそこからずれるのを恐れているように感じます。休学についてはもちろん経済的な理由で休学して5年も大学に通うのは難しいというケースもあるでしょう。まさに私がそうです。(だからこそ4年間で卒業できてかつ長期留学ができる大学を選びました。)1年休学して留学してもいいですし、留学に限らず、長期の企業インターンシップに参加するのも良いでしょう。お金を貯めて日本中、世界中を周ってみるのも良いでしょう。そういった経験や出会いが今後の人生に大きく影響を及ぼすと考えています。
ただ、人とちがうことをするのは勇気が必要です。誰のせいにもできません。それは少し勇気が必要ですが、自分の人生なので自分が本当に納得できるのであればそれが一番いいと思います。また、少し論点がずれるかもしれませんが、『大学は人生の夏休みだから遊ばないと!』と私が大学1年生のときに言われたことがあります。留学という目標があった私にとってはあまり腑に落ちない言葉でした。しかし、留学して『大学は人生の夏休み。それなら人生最大の自由研究をしよう』という考えにたどり着きました。
こういった自分なりの考えにたどり着いたり、自分と向き合ったり、いろんな人と出会い話したりする時間は無駄にはならないはずです。ですから、あまり周りとの足並みを気にする必要はないと思いますし、人と同じ道を歩む必要もないと考えています。

「人生最大の自由研究」とてもいい言葉ですね!世代によって考え方の違いもありますし、大変ですね。留学の価値とはズバリなんでしょうか?
ーA 留学の価値ですか・・・1つに絞るのは難しいですが、色々総括して一言で言うと『自分の可能性を広げる』ということでしょうかね。
語学や異文化理解、コミュニケーション能力、問題解決能力など様々な角度から考えて留学は自分の可能性を広げてくれるチャンスになります。留学先で失敗して気づくこともあるでしょう。それら全てがこれらからの自分に繋がるはずです。目に見えない価値ですが、きっとこれから自分に可能性と自信を与えてくれると思います。

そうですね!あおいさんは留学から得たものがとても多くていいなと思います!これから留学する人に一言アドバイスお願いします!
ーA これから留学する方へのアドバイスは『好奇心とポジティブな考えを忘れないで!』です!
留学先ではホストファミリーやクラスメートも含め、色々な人たちに出会います。そこで言っていることが伝わらないことも意見が食い違うこともあるでしょう。でも「なにそれおもしろいね!もっと教えて!」と受け取るか「え、そんなのありえない・・・。」と受け取るかで大きくちがいます。
自分の受け取り方次第で学びにも愚痴にもなり得ます。皆さんには何事も「おもしろい!知りたい!」という好奇心とポジティブな考えを持って楽しく学びのある留学にしてほしいです!

とても素敵な体験書かせていただき、ありがとうございました!

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4 まとめ

どうでしたか?とても素晴らしい留学でしたね!

こちらで記事は20記事となり、5月12日でスタトラができて1ヶ月となりました。

ずっとインタビューをしていて思うのは、結構留学の価値って人それぞれに思われがちなのですが、共通しているところが多くあることです。

外国語学習などとは違いますし、バーチャル留学とも違います。

経験というのは留学にしかできません。

当たり前のことじゃないかと思われる方もいるとは思いますが、それは大きな魅力であり、価値です。

その経験をできるかできないかで、見えるものと見えないものがあります。

ありがたいことに、スタトラでは素晴らしい方ばかり紹介させていただいているので、皆さんが経験を生かし人生を大きく変えるような学びをしていることをより感じます。

あおいさんも留学エージェントでお仕事をしていらっしゃるとのことで、自分の道を留学によって見つけられたお方です!

楽しんで、自分のやりたいことをやるその姿はとても魅力的で、格好いいことではないでしょうか?

そんなあおいさんのTwitterとエージェントさんのinstagramを以下に掲載させていただきます!ぜひご覧ください!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
これからもどんどん記事を出していきます!シェアよろしくお願いします!noteへのいいねもしていただけるととても嬉しいです!


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