AI文字起こしツールに賢く頼る【ライター稼業雑感】
インタビューの仕事をするライターの「あるある」の一つ。
インタビューの文字起こしをする段になって、なんとかやらないですむ術(すべ)はないものかと探してしまう。
この悪あがき、正直何度やったかわからない。結局自分でやらざるを得なかったけれど。
しかし、2024年になって、私もついに本格的にAI文字起こしツールを使うようになった。
最近、ようやくAI文字起こしが信用できるレベルになった…と感じている。
昔にいくつか試したときは、どうにも満足いく精度でなく、これなら自分でやったほうがいい……と思ったのだが、去年あたりから、ここまで正確なら頼って大丈夫だろうというツールにめぐりあえた。
現在の私がおもに使っている文字起こしツールは以下の2つ
・「Notta」(有料プラン)
現在のメインツール。昔使ったときは「うーん…」だった精度が2024年になってえらく躍進しているのにびっくりしました。リアルタイムでの文字起こしや要約作成など、汎用性が高くて助かっている。
・「CLOVA Note」
初めて「これなら信頼できる」と思った文字起こしツール。精度が高くて、話している人の認識もかなり正確。これを無料で使えるのは、本当ありがたい。
いずれも正確さは及第点。しかも、日々精度が上がっている感じが頼もしい。
すごくシビアな話になると、
文字起こしは、自力でできるならやったほうがいい。
できるならば、本当はそれがベストだとは思う。
一字一句しっかり自分で起こすことで、自身がインタビュー内容をしっかり理解できて、理解度が深まるほどに原稿もいいものになるのだから。
とはいっても、文字起こしは大変な作業。時間も手間も相当かかるし、文字起こしに時間をかけた分、原稿執筆に使える時間が少なくなってしまう場合もある。
そういうことを考えると、精度の上がったAIの文字起こしを取り入れるのもありだと思う。賢く使いこなせれば、きっと仕事の向上につながるだろう。
また、実際問題、ライター仕事を長年続けて齢をとったので、文字起こしは年々きつい作業になってきている。なので、仕事を末永く続けるためにもここらでAIの力を借りれるのは、非常に助かる。
もちろん、自力で文字起こしを全てやらずとも、インタビュー内容はできるかぎりしっかり聞きなおして理解する。それを絶対欠かしてはいけないけれどね。
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