月光仮面 パチモノ メモ帳

ご覧の通り、月光仮面のパチモノ。

魅かれる点は多々あるが、白黒テレビ時代の実写ヒーローをカラーのイラストで描くというハイセンスに加え、後方で両手を広げて待機する、悪趣味な色をした悪役キャラの明らかに弱そうなフォルムと、斜に構えて銃を持っている男のニヒルな表情を見たら、高度経済成長時代に大量生産されたであろうこの商品を購入してしまった当時の子供を不憫に思ってしまう。

こうなれば、銃を右手に持って単車を運転して、アクセルはどうするんだ？という疑問すら消え失せてしまう。

そして何より、「Ｍｅｍｏ」と書いてある通り、これはメモ帳。

何ゆえに、メモ帳の表紙にこいつらを描く必要性があるのか。しかもカラフルに。

僕は、これの製作に携わった人間と話をしてみたいと切に願うのである。