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惑星と恒星の輝き
今の時期、毎度おなじみ冬の星座に加え、金星、火星、木星、土星と、夜空がより一層美しく賑やかですよね。
その美しさを堪能すべく、自宅前に着いてもしばらく中に入らず、夜空を見上げることが増えました。
恒星は見える時間のズレはあれど、いつも同じ姿を見せてくれますが、惑星は恒星より地球にうんと近い分、日によって見える位置が変わっていきます。
新幹線に乗って窓の外の景色を見ると、遠くの景色はゆっくりと、近くの景色はあっという間に過ぎていくのと同じ原理です。
星空観察をしていて、惑星があっという間に通り過ぎていってしまうことはありませんが(笑)、それでも日々違う星空を見せてくれているんだな〜と思うと、単純な私は「今しか見れない星空を見ているんだ!」とテンションが上がります。
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さて、そんなスペシャルな星空を見る時の私なりの楽しみ方があります。
それは、惑星と恒星の輝き方の違いを見比べることです。
「星」と一括りにしても、惑星と恒星では輝き方が異なります。
それは、光る原理が違うからです。
惑星は、太陽の光を反射して光っています。
一方、恒星は星の中心で起きている核融合反応によって光っています。
つまり、自ら光を発しています。
なので、恒星がチカチカ瞬くように輝くのに比べ、惑星はピカーッと輝いて見えます。
(大気の状態によっては、惑星もチカチカ見えることもありますが)
私はこの違いを見るのが、なぜか好きです(笑)。
惑星はより身近な所から見守っていてくれる感じがするし、恒星は遠くから一生懸命、その輝きを届けてくれているような健気さを感じます。
(※個人の感想です)
星に興味を持ち始めた小学生の頃、何星なのかはわからなくても「あんな所に星あったっけな?」と惑星に気づけたのは、輝き方が違うことに気づいていたからなのかもしれないと、大人になってから思いました。
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冬の夜空には7つも1等星が輝いています。
全天で21個ある1等星の内、3分の1が一度に見れるんだから、そりゃ豪華で賑やかなわけです。
そこに加え、今なら金星、火星、木星、土星も見えます。
土星は、火星や木星と比べたら見つけにくいかもしれませんが、ぜひ見つけて他の星との輝き方の違いを楽しんでみてくださいね。