②天の地上投影~神社配置の基準線
玄武・朱雀と天の星座を描くために、神社配置の基準線について考えてみたい。
注目したいところは、黄金三角形が列島を覆うように連なっていることだ。
黄金三角形は円を10等分することで得られる。
黄金三角形を構成する神社配置より、円心となる神社をピックアップしてみる。黄金三角形の長辺のひとつが南北軸(経線)となり、10等分線のそれぞれベクトル上に名神大社および一之宮、霊山があるものとして
①志賀海神社②都農神社③伊予神社④若狭彦神社⑤穂高神社⑥生島足島神社⑦貫前神社⑧二荒山神社⑨鳥海山大物忌神社などが挙げられる。
半径が約180kmの円で黄金三角形の底辺の長さは約110kmとなり、緯度1°あたりの距離に近く興味深い。
黄金三角形は五芒星・五角形のベースとなるので、例えば若狭彦神社を円心とする円に着目すると、若狭彦神社・阿射加神社・熊野本宮大社・大麻比古神社・伊和神社で構成するきれいな形の五芒星を得ることができる。
玄武を表現するために、稲妻型のジグザグの蛇の図もまた、黄金三角形を利用して描かれている。