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1型糖尿病患者、の日々のこと。
新しい年を迎えて、はや1か月。
季節柄、たくさんの方にお会いする機会があるのですが、病気のことを気にかけてくださる方も多く、あたたかい言葉をかけて頂いています。顔をみると「お元気でよかった」と安心してくださるようで、よかった。
おかげさまで、ずいぶんと仲良く付き合えているので、見た目はかなり元気です。
決まって病気の詳しい話になるのですが「で、実際のところどんな病気なの?」と、聞かれます。
そうですよね、当然、私もまったく知らなかったぐらい、レアなケースの病気ですから。
でも、私の発症をキッカケに、こういう病気もあるんだ、と知ってもらえたらな、と思い、少しずつここに綴っていこうと思います。
まずは、日々ケアのこと。
1型糖尿病は、日々の「血糖コントロール」が重要と言われています。
血糖値は、名前の通り、血液中に含まれる糖の割合。常に一定ではなく、常に変動をするものなのです。
ごはんを食べると当然、糖質を含むもの(炭水化物に多く含まれています)を体内に入れるので血糖値が上がります。
この血糖値の上昇を抑え、下げてくれる役割を担うのがインスリンです。無意識のうちに、体の中では、摂取した糖分に合わせてインスリンが分泌され、適正値の間を行ったり来たりしてくれているのです。(通常血糖値は80mg/dlから140mg/dlぐらいと言われています。健康診断などで血液検査をするとわかるので今まで意識したことなかった…という方は一度見てみるといいかもしれません)
日常生活の中で、「あ、今、血糖値上がってる!」とか、「糖質が足りてない!」とか、正直、まったくわかりません。もしかしたら、微妙な変化があるのかもしれないけれど、少なくとも私は、全く今まで意識したことがありませんでした。
それだけ、「血糖コントロール」は、ごく自然に、当たり前に行われていたんですね。
でも私は、インスリンがでない。今まで無意識で体内の中で調整してくれていたものができなくなってしまったので、人力でやらなければならなくなりました。
なんだか大変そう。めんどくさそう…、と、人それぞれ感じ方は様々ありますが、じゃあ、具体的に何をしていると?というと、「食事量に合わせて、インスリンを打つ(注射する)」ことです。
最初、注射か…とちょっとビクビクしたのですが、注射器というかペン!?のような形状だし、針は、お裁縫のまち針より細いし、必要なものをいれても、荷物の量は化粧ポーチに入るぐらいだったので(今回を機に、ずっとほしかった化粧ポーチを買いました。笑)、想像よりも気軽な感じで「あぁ、よかった」と思いました。
インスリンの量も、難しい計算をするのかな、とおもいきや、自分の食事の量や傾向、生活リズムから基本値をベースにほぼ一定なので、ほっと一安心。
食事規制は特になかったのですが、管理しやすくなるという理由から間食は、控えるようになりました。もちろん、食べても問題ないのですが、少なからず糖を体内にいれるので、その分追加での投与が必要になっちゃうんですね。
なので、その時の血糖値と相談して、今食べるのか、血糖値が下がったタイミングで食べるのか、食後の楽しみにするのか、考えています。
おやつは食べるけれど、タイミングと量を気にするという感じです。
糖尿病というと、どうしても食事制限があるんじゃないか、とか、食事に気をつかっているんじゃないかと思われがちですが、私の場合は、そんな感じなので、「ごはんたべに行こう!」とか、「お土産持ってきた」とか、あまり気をつかわず、今までと同じで大丈夫。
変わらず甘いものは大好きなのです。
そんなこんなで、まぁでも無理をせず仲良く付き合っています。
そういえば、高校生の生物の教科書を見ていたら、「糖尿病」について、しっかり記載がありました。あぁ、私も勉強したはずなのにな、すっかり忘れていました。
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