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『はたらく私のコンパス』
今日の図書館には、夜行バスを乗って、関西から来てくださったお客さまがいました。
約3年ほど前から、星空の小さな図書館では、仕事旅行という体験サービスの受入れ先になっているのですが、今回、わざわざ、関西からこの体験をしにきてくださったのです。
「仕事旅行」が立ち上がったのは2011年。私は、このサービスが始まった時から、「おもしろいなぁ」と興味をもっていました。
なぜかというと、大人が様々な職場体験ができるというものだったこと。学校を卒業して、就職してしまうと自分の今やっている仕事以外に触れる機会って本当にない。他の仕事を知りたいと思ってもそれは「転職」という選択肢しかありません。でも、この「仕事旅行」は、1日気になる仕事を体験できるという、なんとも画期的なサービスだったんです。
例えば、子どものころに憧れたケーキ屋さんやお花屋さん、雑貨屋さん。全くの未経験で、いきなりお店をはじめるのは勇気も覚悟もいる。ほんとのところ、自分に合うかもわからない。でもまずは1日体験できるとしたら、やってみたいと思いませんか?実際にやっている人にじっくりとお話しを聞き、仕事を体験してみる。きっとそれは貴重な学びの場になると思うのです。
「仕事旅行」のサイト内では、様々な仕事体験が紹介されているのですが、星空の小さな図書館では、1日民間図書館館長体験として受け入れています。
「ゼロから立ち上げたまちの図書館で、本に囲まれた仕事を始めよう」
今までに40名もの方が参加してくださったのですが、東京、神奈川、千葉だけではなく、遠くは宮城、大阪、愛知と、わざわざこのために来られた方がいるほど、場所問わず多くの方に興味をもっていただきうれしい限りです。
ただ遊びにいくだけでは、ちょっと深い話、たとえば「どうやって経営をしているんでしょうか」「毎月の収支は?」という話は聞きにくいもの。でも「仕事体験」であれば、そこも大事なポイントとしてじっくりと聞くことができます。
体験費を払ってわざわざお越しいただくのであれば、私も短い時間とは言え、気づきや学び、新しいことに挑戦するキッカケをつかんでもらえたらなと、いいコトばかりではなく、大変なことも赤裸々にいつもお話してしまいます。
実際に受入れ先になってみて、「地方で働く」ことを考える人にとって、これはいい機会になるんじゃないかと思い、実は、新しい受入れ先を開拓するプランナー&ライターとしてもお手伝いしているんです。
私と同じように移住してきて、自分らしい仕事と暮らしをつくっている人がいる。そんな人と今モヤモヤと悩み、将来に不安を抱えている人が一人でも多く出会ってほしい。そんなキッカケを提供したい。
そんな想いからプランを提案し、取材。掲載が開始され、今も多くの方を受け入れてくださっています。
●50歳を目の前に、営業→おにぎり屋へ。挑戦を支える原動力に触れる。
- 地元のお米をつかったおにぎり屋さんになる旅 -
●陶芸を通して知る自分のスピード。心を整え、モチベーションを取り戻す。
- 陶芸家になる旅 -
●20年前から続く地域のファンづくり。田んぼ通じたコミュニティに学ぶ、都市と農村のつなぎ方。
- 棚田オーナー管理人になる旅 -
千葉県内であれば基本的に私が担当でお伺いができます。(もちろん、会社の都合は色々とあるけれど)
「おもしろそう」「自分のところでも何かできないかな」など、ありましたご協力できます。お気軽にお問合せくださいね。
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