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映画『ありがとう、トニ・エルドマン』
2016年/製作国:ドイツ・オーストリア/上映時間:162分
原題 Toni Erdmann
監督 マーレン・アデ
予告編(日本版)
予告編(海外版)
STORY
悪ふざけが大好きな父・ヴィンフリートと外国で働くキャリアウーマンの娘・イネス。性格も正反対なふたりの関係はあまり上手くいってない。仕事に追われる娘を心配したヴィンフリートは、愛犬の死をきっかけに、突然彼女のもとへ。しかも別人《トニ・エルドマン》となって……。職場、レストラン、パーティー会場 ― 神出鬼没のトニ・エルドマンにイネスのイライラもつのる。しかし、衝突すればするほど、ふたりの仲は縮まっていく……。
レビュー
親子の愛についての映画でありながら、「政治」や「経済」の問題を扱った作品もあります。
今観ても抜群に面白いです。
映画に登場する変な着ぐるみは「クケリ」。
ブルガリアのお祭りの際に着用されるとのこと。
本作では完全に男性の「アレ」を連想させる造形となっておりますけれども、元々も「五穀豊穣」であったり「子孫繁栄」等、幸福を運ぶ精霊という位置づけだったらしいのでOK。
というか本作は鑑賞する度に幸せな気持ちとなりますゆえ、「クケリ」の力は偉大です。
イネス役のザンドラ・ヒュラーの演技も冴え渡ります。