書籍『足もとの楽園 ちっちゃな生き物たち』
ぺんどら (著)
出版社 さくら舎
発売日 2024/3/9
単行本 160ページ
目次
内容紹介
公式サイト
本書の記載の写真を少しだけご覧いただけます。
レビュー
何が良いってオールカラーの写真334点が良い。これは立ち読みでも良いですから是非その目でご確認いただきたいのですけれども、本当に素晴らしいです(公式サイト記載のものだけを観ても本書の写真の良さはご理解いただけません)。もうね、SFと異界と世界遺産の世界を足して3で割ったような「怖くて壮大で楽しくて素敵な世界」が広がっており、最高ですね。
しかも写真が構図等含めて巧いため、上質な絵画を眺めるように楽しめます。
絵画好き、映画好きあたりはハマる一冊かもしれません。
というか、ヤスデには紫外線の照射により強く蛍光する種類がいるというのは知りませんでしたし、ゴミツケタカラダニに美しい個体が存在することも知りませんでした。
本書に登場する生き物達は体がちっちゃいゆえに、ときに水滴に閉じ込められてしまったりもしているのですけれども(当然息絶えております)、しかしその様子がまた何やら美しかったりもして……。小さなキノコや粘菌の織りなす風景にも惹き込まれながら気付くとアッという間に1時間……思考(妄想)は宇宙(他の惑星)まで羽ばたいておりました。
あぁ…癒される……