2016年/製作国:フランス/上映時間:80分
原題 Robert Doisneau: Through the Lens
監督 クレモンティーヌ・ドルディル
予告編(日本版)
予告編(海外版)
解説
ドアノーの最も有名な一枚『パリ市庁舎前のキス』について、昔、朝日新聞に記事が載っていました。
その記事を切り抜いて保管していたはずなのですけれども見当たらず、ネットにて検索してみたところ「映画COMニュース」に自分の書こうとしていた内容がほぼ全て記してあり、さらには本作の紹介文としても良質なものであったため、以下に転載いたします。
レビュー
ドアノーの写真。16歳の頃に出会い、歳を重ねるごとに好きになってゆく。10代の頃は「キレの無い散漫な作品」に見えていたのに・・・
今はそのどれもが「たまらなく愛おしい瞬間」として輝いて見えます。
不思議。
※本レビューは時間が出来次第「追記」予定
その他
① プロデビュー前のジュリエット・グレコを、彼女と知らずにドアノーが撮影したという一枚。
とても素敵で大好きです。
② ちなみに私の読んだ朝日新聞の記事には、『パリ市庁舎前のキス』の男性モデルの方は「その後の行方はわかっていない」と記されていた記憶があります。
③ 劇中の印象に残ったドアノーの言葉
・「不服従と好奇心は、写真家の原動力だ」
・「写真は撮った瞬間にすべて過去になってしまう。まるで過去を振り返る鏡のようだ」
・「そこに小さな劇場を作る。舞台のように左右や天井、床を決めて枠を定めるんだ」
・「ありふれた風景だって、角度や時間によって美しさを放つことが出来る」