書籍『もっと知りたい 熊谷守一』
目次
第1章 絵をやりたい―〇~二十四歳(明治十三~三十七年) 4
第2章 模索の日々―二十五~五十八歳(明治三十八~昭和十三年) 14
第3章 モリカズ様式の確立―五十九~九十七歳(昭和十四~五十二年) 26
風景/草花/昆虫/動物/裸体/日輪
特集 青木繁という友だちがいた 10
特集 色と色とを並べると──熊谷守一の画面づくり1 34
特集 アリがちょろちょろ動くわけ──熊谷守一の画面づくり2 50
特集 日本画と書──厳粛感と法悦感 70
コラム 熊谷守一と仲間たち──画家と音楽家 24
コラム 熊谷守一の庭──深山幽谷のような池の底 54
コラム 熊谷守一の晩年の暮らし──規則正しい日課 68
レビュー
現在新品で安価に入手可能な「守一の画がカラーにてそれなりに」記載されている本としては本書の他に、『画家と小さな生きものたち』がありますけれども、本書の方が年代順の解説があり代表作も『画家と小さな生きものたち』より若干多めに記載されているため、個人的には本書の方がオススメです。
ただし、守一は代表作(素晴らしい作品)が多いため、本当は求龍堂から出版されている『熊谷守一油彩画全作品集』が欲しいのですけれども、今のところ値段的に手が出ません。
「モリカズ様式の確立」された、後期代表作(数は100~150点くらいでしょうか)のみを記載した、紙質と発色の良い画集を1~1.5万円程度にて出版していただけたら、即購入するのに・・・
というわけで個人的な結論としましては、当面は本書と『画家と小さな生きものたち』の2冊を購入し、我慢するのが良いのかなぁと思うのでした。