
映画『めぐり逢わせのお弁当』
2013年/製作国:インド・フランス・ドイツ/上映時間:105分
原題 Dabba 英題 The Lunchbox
監督 リテーシュ・バトラ
予告編(日本版)
予告編(海外版)
STORY
インド・ムンバイでは、お昼どきになると、ダッパーワーラー(弁当配達人)がオフィス街で慌ただしくお弁当を配って歩く。その中のひとつ、主婦イラが夫の愛情を取り戻すために腕を振るった4段重ねのお弁当が早期退職を控えた男やもめのサージャンの元に届けられた。確率600万分の1とも言われる偶然のご配送がめぐり逢わせた女と男。イラは空っぽのお弁当箱に歓び、サージャンは手料理の味に感嘆する。だが夫の反応で他人に届いたことに気がついたイラは、翌日のお弁当に手紙を忍ばせる……。
レビュー
なにか突出した要素のある作品ではなく、ゆえに初見時の感想は「まぁまぁ面白かったかな」程度。しかし暫くするとまた観たくなり、レンタルして鑑賞し……を繰り返し、やがてDVDを購入し……ついにはBlu-rayも購入し……。
でも、本作の何がそんなに好きなのかと聞かれても、正直良くわからない。ただなんとなく、全体に流れるリズムであったり、主人公達の雰囲気であったり、ふたりのやり取りする手紙の、ちょっとした文面であったり……。
とそこまで記して、ふと、「なんとなく長続きしている人間関係も、そんな感じかも」と思った。
本作を鑑賞した日に作る料理の味は、いつもより少しだけ、優しくなる気がする。