![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157362031/rectangle_large_type_2_362c326fc84633ff3ecbebbe106d1bf7.jpeg?width=1200)
映画『ピクニック』
1936年/製作国:フランス/上映時間:40分
原題 UNE PARTIE DE CAMPAGNE
監督 ジャン・ルノワール
予告編(日本版)
予告編(海外版)
STORY
夏のある晴れた日。
輝く太陽、匂い立つ草、穏やかな水面、幸せなピクニックの一日はきらきらと輝いていた。
結婚を控えた娘アンリエットは自然に導かれるように、現地で出会った青年アンリと結ばれる。永遠に消えることのない一瞬の輝き。
そして待ち受ける別れと再会。
人生のすべてと美が結晶した奇跡の映画。
レビュー
好きです。
ジャン・ルノワール作品の中で、一番好き。
前半~中盤と、後半とのギャップ。
お互いに本当の恋にもかかわらず親の都合にて結ばれず、数年後に再開し、その想いを確かめ合うという設定。
光輝いていたあの夏の日と、再会時の、服の色の違い。
人生という河をどこまでも、一緒に下ってゆきたかった、ボート。
水の流れと逆方向へとカメラを流し、河を捉える、ラストショット。
胸を締め付ける程の切なさと、燃えるような恋心の愛おしい記憶が、
主人公ふたりの恋と共に、いつまでも観る者の心に、流れゆく。
![](https://assets.st-note.com/img/1728483866-3eT5qMY1KJGxQlUL7baCHydO.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1728483880-tADgTdZ5lX2ynsVrCaBLfEkH.png?width=1200)