書籍『ショック・ドクトリン〈下〉惨事便乗型資本主義の正体を暴く』
ナオミ・クライン (著), 幾島 幸子 (翻訳), 村上 由見子 (翻訳)
出版社 岩波書店
発売日 2024/3/19
単行本 496ページ
目次
内容紹介
レビュー
人々が政治・経済について学び、事態を好転させるために動き始めていることを記して、本書は終わります。そしてその先の10数年の出来事を、今を生きる私たちは知っています。
支配層は100%間違いなく本書を精読し、その内容から学び、次々に新たな手を打ち続けており、流石としか言いようがありません。
しかし本書等に学んだ多くの人々もまた行動し続けており、ネット上には日々、良質な情報が増加し続けています。
有り余る「お金」も強力な「権力」も持たない人々の武器は、まずもって「良心」と「知性」であり、優先的に打倒すべきは「特定の誰か(犯人)」ではなく、「多くの人々を苦しめているシステム(構造)」であるということを、説得力ある分析を用いて伝えてくれる『ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く』上下巻。
未読の方は、是非。
※時間の無い方には、NHKの『100分de名著』のテキストが良質な概要となっているため、おすすめです。文字数の少ない123頁。20~30分もあれば読了可能となっております。価格は税込み、600円。