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映画『ショック・ドクトリン』

2010年/製作国:イギリス/上映時間:82分 ドキュメンタリー作品
原題
 The Shock Doctrine
監督 マイケル・ウィンターボトム



予告編(海外版) ①

予告編(海外版) ②


STORY

 ミルトン・フリーマンらによって提唱された新自由主義(ネオリベラリズム)。政府による市場介入を否定し、福祉国家の解体を唱えるそのラディカルな経済思想が、いかにして世界を席巻するようになったのか。
 本作では、軍事独裁政権下のチリから9・11以降のイラクまで、戦争やインフレ、自然災害なのどの危機を利用し、市場原理主義を推進してきたその歴史を振り返る。

DVD解説より


レビュー

 NHKの『100分de名著』や『堤未果のショック・ドクトリン 政府のやりたい放題から身を守る方法』により、日本でもやっとその名を広めたナオミ・クラインの『ショック・ドクトリン』(※文庫化されて購入し易くなりました)。
 本作はその概要を解説したドキュメンタリー作品です。


●『マニュファクチャリング・コンセント マスメディアの政治経済学 1&2』 ノーム・チョムスキー
●『ショック・ドクトリン 上&下』 ナオミ・クライン
●『監視資本主義: 人類の未来を賭けた闘い』 ショシャナ・ズボフ

 は何れも、「情報操作(=大衆操作)」と「腐敗した政治システム」等に関する基礎的な事柄をわかり易く紐解いてくれる優れた書籍ですけれども、興味はあるけれど読む気力も体力も無いという方もいらっしゃるかもしれません。
 そのような場合にオススメなのが、本作のような「概要をわかり易くまとめてくれている」ドキュメンタリー作品(映画)です。
 しかし国内版ソフトは入手困難となっておりますゆえ、本編(日本語字幕無し)をペタリンコしておきます。
 よろしければご活用ください。


 ・国内版ソフトは「旬報社」より(既に絶版ですけれども)販売されており、付属の「ガイドブック」の出来が素晴らしいです。
 ※書籍扱いのため「廃盤」ではなく「絶版」としました
 

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