デイミアン・トンプソン (著) 中里 京子 (翻訳)
出版社 ダイヤモンド社
発売日 2014/10/10
単行本 352ページ
目次
内容紹介
レビュー
強引にまとめると【依存行動とは本質的に自発的な行為であり、「物質依存」と「過程への依存(非物質依存)」の両方に、脳の報酬回路におけるドーパミンの障害が関与している】というのが著者の見解であり、ドーパミンは「好き(嗜好)」という衝動よりも「欲しい(希求)」という衝動のほうに深く関わっている。とのこと。
また殆どの企業が人々を依存させるべく商品開発を「合法的」に行っており、その依存性のある物の「入手しやすさ」や、「習慣」としてしまうかどうかによって、人々の運命が決まってゆく。という感じです。
※それを、元アル中の著者が多岐に渡りネチっこく調べてゆくため、本書は探偵小説に似た趣があり、エンターテイメント性はかなり高い
でもって所々に「ハッ」とする鋭い見解も複数用意されており
そうそうそう! それそれそれ!
みたいな感じで、個人的には深く納得させられる、学びとなる一冊でした。
ちなみに本レビューには全て「手打ち」にこだわった「目次」を記載しておりますゆえ(めちゃ項目多くて時間がかかり途中で挫けそうになったのは秘密(笑))、そちらを御覧いただけましたら、本書の面白さをバッチリ感じていただけるように思います。
※てか今回は「目次」手打ちの段階で、ほぼ逝きかけました(笑)
10年も前の書籍ですけけれども、笑いながら楽しく読める一冊です。