英語が嫌いな人へ贈る話②いつから英語を嫌いになったんだろう?
【最初に触れる英語は楽しかったはず…】
日本人が共通で英語を学び始めるのは小学生の時です。今は幼稚園や子ども園でも英語に触れる機会があるかもしれませんね。最初は、ALTの先生と英語を使ったゲームをするなど、勉強というよりわいわい楽しく英語に触れるはずです。
この最初の段階からから英語を嫌いな人は少ないと思います。つまり、英語を嫌いになるタイミングが、小学生時代より後にあります。
中学生になり、本格的に英語の勉強が始まります。
【英語の躓きは、発音から?】
アルファベットを覚え書くことは、まだそれほど難しくありません。
しかし、アルファベットを覚える段階で同時に授業で教わる、アルファベットの発音から躓き、英語を嫌いになるお子様が多いのではないではないかと感じています。
英語では、文字はアルファベットしかなく、日本語の漢字のように文字自体に意味があるわけではありません。そのため、文字の羅列で単語を作って初めて意味を持ちます。
そして、1アルファベットで1音を持つわけではなく、単語の中で微妙に発音が違います。
大雑把に言うと、同じアルファベットでも大文字と小文字で発音が異なります。例えば大文字の「A」は「エイ」と発音しますが、小文字の「a」は「ア」と発音します。さらに、同じ「a」でも、「ア」と読むこともあればスペルの中で他のアルファベットとの関係で別の発音をすることもあります。
このような、普段使っている日本語と、英語との違いに戸惑うお子様は、実は多いのではないでしょうか?一つ一つのことはそれほど難しくないので、お子様が自覚することは少なく、戸惑いを感じても言語化は難しいと思います。
そして、発音とアルファベット・スペルの関係を理解する前に、大して練習もしないまま単語を次々と覚え、続けて文法を覚える勉強が始まります。
【「単語の発音、どうやって覚えているの?」】
私が一緒に英語を勉強した中では、このようなお子様もいました。
一緒に単語の勉強をしていると、意味は答えることができていました。しかし、文法の勉強をしているときに、どう考えたか聞くと、発音できない(読み方がわからない)ことが多くありました。
単語を忘れているので教えてあげることはあっても、書けるのに読み方がわからず教えてあげることは少なかったので、戸惑いました。
ある日、もしかして…と思い、
「どうやって単語を覚えているの」
と聞いてみました。その子は、
「ローマ字みたく覚えているよ!あと語呂合わせとか…」
と教えてくれました。
これを聞いて、アルファベットの並べ方と発音をリンクせず、語呂合わせ的に別々のものとして覚えていることに気づきました。
英語は、発音とセットで覚えた方が習得が早いです。言語なので、スペルと発音はリンクしているからです。必ずそうなるというわけではありませんが、大まかな規則性があります。
本来は学校でも教わっているはずですが、身に付くまで繰り返す時間がなく次々と英語の本格的な授業が始まってしまうため、素通りになってしまうことが多いです。
先ほど紹介したケースのお子様も、
「学校で発音の授業とかやらないのかな?」
と聞いてみると、
「やるけど、はやいんだよね…」
と教えてくれました。私は、学校のテストの合間を縫って英語の発音を練習する機会を作ることにしました(英語フォニックスと言います。検索すればいくらでも情報がありますし、練習帳も多いです)。
発音の規則性がわかればスペルを覚えやすくなり、スペルがわかればある程度発音を覚えやすくなる相乗効果が期待できます。
逆に、スペルと発音を結びつけないで覚えてしまうと、
読めてもリスニングができなかったり、そもそも単語の覚えがとても効率の悪い勉強になってしまう
↓
単語ができないと次のステップへ行けない
↓
さらに苦手になる
↓
英語自体を嫌いになる
という流れがあると感じています。
【言語の習得は慣れの要素が大きい】
日本語と英語の文法は根本的に違い、例えば動詞と目的語の順序が逆です。このことを言葉で理解できても、いざ書くようになると頭のなかで混乱し、間違えてしまうことは多いです。
理解するだけでなく、何度も書いたり発話して慣れる必要があります。言語を習得するのは理解すること以上に慣れが必要です。
嫌いという意識を変えたい、苦手意識を変えたい場合は、できるところまで戻ることが第一歩です。
次回は、まず何に手をつけたら良いのか?を紹介します。
(著者:yuuki 編集:ayuri)
【メールの登録で、最新noteをすぐに読むことができます!】
QRコードの読み取りかタップで、簡単に登録できます!(回答予想時間:1分)
【無料受験・学習相談実施中!】
私は家庭学習コンサルタントとして、現在のお勉強方法がお子様に合っているのか、アドバイスする活動を行っています!
・今のやり方で大丈夫だろうか?
・成績が思うように上がっていない…
・もっと良い勉強の仕方はないのか?
このようなお悩みや不安をお持ちの方は、ぜひこのURLから無料相談へお申し込みください!
【相談を全てメールで完結することもできます!】
相談をご希望の方は、yuuki.dra1793@gmail.comまでご連絡ください!