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「うつ」とは真剣に戦った証左。
「うつ」に関して、友達と議論になったことがある。
うつは甘えじゃないというふうに私は思う。
「うつだから休ませろ!」くらいでも良いと思う。
うつになるくらい頑張ってしまったのならうんと休ませてやれば良い。
私はどんだけ働いてもうつになれなかったからな。
うつになりたいと甘えたかった。
どれだけ心身が悲鳴を上げても、仕事を辞めることができなかった。
「こんなはずじゃなかった」
自由を手に入れるために最期まで戦いたい、その一心だった。
結局は欲しい自由を手に入れることができなかった。
会社を辞めない限りは最後の最後まで「やらされる仕事」から抜けられない。
希望する仕事につける力量のなさが現状を形作っており、
その無力さが何より許せなかった。
僕がストイックだというがそういう背景があるからだと思う。
力量がないからブラック企業に入ることになってしまった。
とあるグループセミナーで一緒になった同期生は
「自分が会社員であることを受け入れよしとした」と言っていたが、
自分は同期の人間のようにはなれない。だから最後まで戦い抜く。
戦い抜く、つもりなのだが何がやりたいことか分からず迷走。
求めた自由とは程遠くなってしまった。
変えることのできない「仕事」
ITの仕事とは全く別の事業で楽して稼ごうと画策するも
「先輩」に教わるつもりでいたも、全くできる気がしなかった。
「せどり」をやろうとも思って現場を見たこともあった。
しかし全然やり方ついていけない気がして、全くやれる気がしなかった。
「先輩」と同じ様になるのは難しいと感じた。
この複雑なやり方をやるよりはブラック企業の方が稼げてマシだと…。
そのことに気づいてからは、職種を変えるのをやめた。
僕が仕事をあれこれやるのが向かないように、
全く門外漢の仕事は「やらせてもらえなかった」。
終わりに
多くの人が仕事を前にして我慢をする。
我慢をすることで尊敬されるわけでもなければ
今更過去に失ったものが報われて返ってくるわけでもない。
「調整」が入って「うつ」になるかもしれない。
それでも戦わない理由がない。
「会社辞めたい」という気持ちが見苦しかったとしても。
それが「生きる」ということなのだから。
過去を見させられたとしても
それを糧にすることで自らの血肉となるから。