冬は努めて春は雪解け、夜明けを希う
自分には何が出来るのか
そんな禅問答よりも
自分はどんな影響を及ぼすのかを考える
今日の僕はかつての僕が至った姿だから
当たり前のように歩いている悪路も
先人の轍の上だから少しだけ歩きやすい
そうして繰り返す誰かの模倣が
自らの創造に変わった時
僕が世界に影響を与える瞬間が来る
その時にこそ僕は初めて大空を見上げ
自分の至らなさを嘆くことだろう
今はまだ世間知らずな僕は
見ず知らずの誰かから指導を受けて
実力不足な自信を育んでいる
いつの日か僕はあの輝く星になるだろう
その時は地上から見上げていて欲しい
僕に着陸しようものならとても傷だらけで
いつ壊れてもおかしくないほどだから
それでも何よりも光を放っているだろう