青く燃ゆる満月の如く


白紙にインクを落としたら
それだけでも芸術と呼ばれる

そんな上下左右もわからないものを量産し
胸を張る僕の滑稽な日々は
むしろ作品と呼べるだろう


わかる奴がわかるなんて
言い訳だけは一流になって
自称している立場に自惚れて

今の僕よりも
名も知らぬ夜の星の方が
有名で

苦しんでるつもりで気取った自分はもう死んだ
本当の地獄に自分を招待しよう






明日僕が大成しなければ
この命は手放そう
まだ僕が青い頃
毎日そう思っていた
まだ青い僕は
今日を生きることだけで満足している

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