人の悩みのほとんどは妄想から来ている
人の悩みのほとんどは物事が
自分の思い通りにならないという
思いから来ている
だけど物事が自分の思い通りに
ならないのは当たり前のことで
地上はそういうところなのだから
いい加減に頭は諦めた方がいい
それは自分の預かり知らぬ事だと
分かれば心と身体はエゴの期待と失望という
重荷から解放されて自由になる
この大海原は波を操るところではなく
波の乗り方を学ぶところなのだ
物事が起こるがままに任せるというのは
人の頭にはとても怖いことなのだけれど
それこそがあるがままの自然な在り方で
あり最強の状態と言える
上手く波に乗るには
心の目と耳を澄ませること
まだ目に見えない内側の働きを感じ取り
ちゃんと待てることなのだ
風がどこからどこへ吹いているのか
自分が内側から惹きつけられるものは
なんなのか
今自分の内側ではどんな働きが
起こっておりどこに向かおうとしているのか
感じる時間を持つ事だ
目の前の性急な結果だけを追い求めて
生命の秩序だった働きを無視する事は
自分や他の存在への冒涜なのだけれど
人の頭はすっかりその思いに取り憑かれている
早く結果を見せろ 証明しろと
自分を追い立てている
これでは心や身体が病んでいくのも当然だ
自然の理を無視して効率性や生産性
ばかりを言われると生命力は徐々に弱っていく
だから頭を休めて気を休めることだ
あなたの中に生き生きとした気が
流れている事こそ一番大事なことだから
自分に優しく他者に優しく
愛を持って接する事は
頭を熱くして心配することではない
その内側の働きをちゃんと感じ
信頼して待ってあげられる事なのだ