観察する目と祝福する祈り
人間の心には生まれつき
観察する目と祝福する祈りが
備わっている
それが地上に存在している事で人間が
発揮できる良き働きなのだろうと思う
子供の頃は持っていたその心の目と祈りを
成長と共に失っていくように
社会の価値判断は作られている
静かに覗き込み物事の奥に感じ取られる
多層位的世界を観察する事や
存在のありのままを受け入れ
愛し祝福する事は人間の真髄といってもいい
資質なのに大人になるにつれそれを忘れていく
生まれつきの才能をどんどん失っていくので
自分の存在理由に自信がなくなり
危機感と欠乏感を覚えた自我は
否が応でも肥大していかざるを得ない
何か上手くいかないと
関わりのある誰かを変えたいと願い
自分の理想を押し付け追い求めるようになる
自分に対してももっともっと
足りない足りない とダメ出しをしてしまう
互いに相手を変えようと躍起になったり
頭の理想を追い求める心が
相手や自分のありのままを
見えなくしていく
自分の心が苦しいのはそのせいだって事に
気づいたら いったん求めるのを
やめてみる事だ
観察して祝福する心に戻れるように
周りの世界に願いを押し付けるのではなく
存在そのものを信頼することだ
満ち足りた心はありのままの存在を
愛でることから生まれる
愛する動物や植物に対して抱くような
愛の眼差しを自分にも与えてあげよう