花嫁はどこへ？にこめられた思い

大ヒットインド映画　きっとうまくいく
で主演を務めたアミール•カーンが制作した
花嫁はどこへ？

彼の真摯な思いがギュッと詰め込まれた
面白くも胸が熱くなる映画

インドの古き悪しき慣習　

夫の名前を畏れ多いものとして　
呼ばせなかったり　
花嫁はベールで全身を覆わせ
出身村から嫁ぎ先まで
今どこにいるのかも分からぬまま
連れて行かれたり　
女性はどうせ何も出来ないのだから
家で男に仕えろ　嫁いだら自分の意志や
好みは捨てろ的な思想がまだ残っている

一番酷いのは持参金が少なかったり
子供が出来なかったりするお嫁さんに
灯油をかけて焼死させる慣習

昔これをニュースで見た時は
人間の残酷さに呆れ果てて絶句した
記憶があります

そんなバカバカしい慣習をコミカルに
風刺しながら　そんな世界でも
誰かの幸せを心から願えることの
豊かさと尊さを描いている

駅に置き去りにされた迷子の花嫁を
助ける社会的にはアウトサイダーな
人たちや間違えられて連れてこられた
もう一人の花嫁の秘められた願いを叶えて
あげようとする人たち

この世界は末法の世なので愚かしい
権力者や詐欺師達が大手を振って
成り上がる世界だけれど
人類の意識の底上げをしているのは
名もなき心優しきアウトサイダー的な人たち
なんだと思う

天才数学者の岡潔は人間の真の賢さは
直感と情緒から生まれると言ったそう

日本人の賢さは道端に咲いている
花を美しいと感じる情緒から生まれる
直感と情緒により脳は活性化すると

本当にそうだと思う

本当の豊かさや賢さや尊さはどこから
生まれて来るのか　この狂ったように
感じられる世界でも　見失わないようにしよう

純朴な気持ちの中に真に尊いものが
存在している

神聖なる女性性や子供心が蔑ろにされがちな
世界にいるけれど　それはこの世界にとって
とても大切な尊いもの

それを守れる真の父性が育っていくといいね

全ては内側からだから　まずは自分の中から

直感と本物のフィーリング　そして
自分と相手の存在を尊重して
良きことを願える心の清らかさ

それこそがこの世界の宝物だと感じます

そしてそれを見失わずに生きてる人達は
地球や宇宙に祝福され圧倒的に愛されて
いるのだと