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香りを味わう「清見タンゴール」

柑橘類はサイズが大きくなれば大きくなるほど外皮が厚くなって手では剥きにくくなる傾向にあります。
今日食べた愛媛県産「清見タンゴール」は3Lサイズで握りこぶしと同じか少し大きいくらい。上記の傾向の通り、手で剥くのはちょっと難しいです。

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色はオーソドックスなオレンジ色。濃くもなく薄くも泣く。形は大きくて丸い。みかんのように潰れた楕円ではなく、高さがあって限りなく真円に近い丸さ。

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手では剥けないので、包丁でカットしました。
刃を入れた瞬間から柑橘系の香りがふわっと匂ってきて食欲をそそりました。
花粉症真っ最中で鼻の弱い私にもはっきり匂いが分かるということはかなり香りが強いということです。

それから、果汁が多いのか、ふつうのみかんと比べて粒がキラキラ輝いているようにも見えました。これまた食欲をそそる見た目。

味は酸味が弱く、甘みが強いです。でも、甘ったるいという感じはなく食べやすい。「旨味が強い」って言うのが一番しっくりきますね。
王道の美味しさ、みかんが好きな人でこの味嫌いな人いないでしょ。癖がなくて食べやすいです。

「まどんな」「ひめのつき」「甘平」……この辺りのみかんは美味しさ+個性があって、それぞれ一口目に「初めて食べる味だ!」って驚きがあるんですが、この「清見タンゴール」はその衝撃がありません。
でも、美味しい。どこか知ってる安心感のある味。「これこれ、この味を求めてたんだよね~」ってなる味。
「まどんな」「ひめのつき」「甘平」が一芸に秀でたタイプだとしたら「清見タンゴール」はアベレージヒッターです。常に平均以上を出してくれる安定感のあるタイプ。
前者が百田夏菜子、後者が玉井詩織。
つまり「清見タンゴール」は玉井詩織です。(は?)

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