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「大丈夫、君を置いていったりしないから」安本彩花生誕ソロライブレポ #安安2024

2024.06.26 私立恵比寿中学・安本彩花生誕ソロライブ「お手製メニュー豊富に取り揃えてます。味わいの宝庫『#安安』」@KT Zepp Yokohama公演に参戦しました。

音楽ナタリーから公式レポが出たから、自分で書かなくてもそれで十分かな〜とも思ったんだけど、でもやっぱり自分で見て自分で感じたことを書き残しておくことも大切だなと思い直したので書くことにしました。

セットリスト

01. でかどんでん(私立恵比寿中学)
02. カレーライス
MC
<DJコーナー>
03. 恋の感覚
04. Dear
05. 新大陸(私立恵比寿中学)
MC
06. future(新曲/撮影OK)
<エビ中メドレー>
07. チャイム!
08. ラブリースマイリーベイビー
09. ちちんぷい
10. ナチュメロらんでぶー
11. MISSION SURVIVOR
12. HOT UP!!!
MC
13. 愛しい人(SUPER BEAVERカバー)
14. 君のままで(私立恵比寿中学)
MC
15. 青空gift
16. スーパーヒーロー
<アンコール>
EN1. 春の嵐(私立恵比寿中学)
MC
EN2. TSUBOMI
EN3. 君に届くかな…

ライブレポ

10列以内・上手側・端から2番目で見てた。

大阪・名古屋公演のセトリを一切見てなくて、ネタバレなしの状態でこのライブを見たので1曲目『でかどんでん』は意外な選曲でびっくりした、
けど『でかどんでん』からの『カレーライス』めっちゃ盛り上がって良いセトリだった。
『カレーライス』は彩ちゃんのオリジナル曲の中でも1,2を争うくらい好きな曲なのでめっちゃ沸いた。楽しかった〜

MCを挟んでDJコーナー。
「2公演やった後なのに今日も緊張してる」という話のときに「東京……あった、横浜公演だ、いつも間違えちゃう」って訂正してたの可愛かった。

DJコーナーは細かいことは覚えてない(後述)んだけど、曲のタイミングに合わせて機材をいじる彩ちゃんが楽しそうだったのと、身体揺らして楽しいな〜気持ちいいな〜ってなった感覚は覚えてる。
なんで細かいこと忘れたかって、まさか『新大陸』をやると思ってなかったから!!!びっくりして!!!その印象しか残ってないんですよ。まじで。

『新大陸』、2016年末の大学芸会「オーシャンズガイド」でのユニット曲なんですけど、このライブ私エビ中の初ワンマン現場だったんですよ。だから個人的にとても思い出深くって。
当時見たときはユニット曲が今後ほぼ披露されない一回きりの楽曲だっていうことも知らなかったから「ユニット曲楽しかったな〜彩ちゃん可愛かったな〜また見たいな〜」って呑気に思ってたっていう。

そこから7年半経ってもうさすがにやると思ってなかったですよ。
生誕ツアーのネタバレ踏んでなくて本当に良かった。嬉しすぎるサプライズだった。曲がかかった瞬間「……えっ? えっ???!! わああああやったーーー!!!!!」になった。
もう随分聴いてないのに「新大陸!」のコールを自然と言ってて自分でもびっくりした。覚えてるもんだ。
久々に見る『新大陸』、改めて「あ、ここ好きだな」って再発見するような気持ちにたくさんなった。サビのリズム感が好き、歌詞のお遊び感が好き、中でも「忘れ去られたクマノミのみぞ知る」が一番好き〜!
そして久々に聴くりななんの歌声だったけど、泣くよりも楽しい気持ちの方が勝って、最後までニッコニコで楽しんだ。

MCでは「今年の1月の『LIVE MEETS』ってライブに出させてもらったくらいの頃から『新大陸』っていい曲じゃね?DJできたらオシャレじゃね?って話があって今回入れてみた」という話と、
「DJをやる前は何がどうなってるのか全く分からなくて、実はいじってるようで何もしてないんじゃね?とか思ったりもしてた(笑)。けど自分でやるようになって、いろんなことが分かったし、みんながこうして盛り上がってくれるのを見てDJやって良かったなって思ってる」という正直すぎる話。笑

次の新曲『future』は撮影OKとのことで、撮りました。
端っこから2番目の席だったんだけど、端っこの人にお願いして、撮可タイムのときだけ左右変わってもらいました。その節はありがとうございました。
カメラ貸してくれたオタク友達もありがとうね。
そのおかげでとても良いものが撮れました。自画自賛しちゃう。
見てね。

動画には入れなかったのだけど、歌う前に
「続いて披露する曲は、私が将来に向けて、今後の自分に向けて、とっても不安に感じたときに作った曲で。自分がやりたいことや夢はたくさんあるけど、それを叶えられるほど自分が力を持っているのか、ちゃんとやるぞって決めたことをしっかり続けていけるのか、まだ自分を信用しきれてない部分があって、不安に思った時期に曲を作ったんですけど。
みなさんもきっと日常生活で、お仕事だったり学校だったりで、いろんなことにチャレンジしてると思うんですけど、その中で、この先のことが不安に感じるなって思うことがたくさんあると思うんです。そんなときに、みなさんの背中を押せるような、『ああ、自分は安本彩花と一緒にこの人生を頑張ってるんだ』って、人生を共に歩んでいける、同士のように感じてもらえるような、そんな楽曲に育っていったら嬉しいなと思って作りました」
ということを言ってた。

それから、動画のサムネにもしたんだけど、「大丈夫 君を置いていったりしないから」という歌詞がすごくすごく心に響いて。
撮影中って画角に収めることに集中してるからあんまりしっかり歌詞とか聞けてないことが多いんだけど、この歌詞はそれでも心に響いてきた、それだけ気持ちの伝わる歌だった。
この歌詞を書いてくれたこと、歌声に乗せて届けてくれたこと、嬉しかったな。

新曲の後はエビ中楽曲メドレー。
「私は普段煽りをするタイプじゃないから、みんながどの曲のどういうところで沸くのかよく分かってなかった、だから今回エビ中楽曲メドレーを作るにあたって過去のエビ中のDVDとかを見て研究するところからだった」という話があって、研究の結果どの楽曲がくるんだろう……?って始まる前からワクワクした。

メドレー頭は『チャイム!』、みんな大好き彩花MIXでブチ上げ。と思ったらまさかのループがかかって彩花MIXおかわり。最高すぎ!
ラブリースマイリーベイビー』ド鉄板曲、これは外さないよな〜ってところからの『ちちんぷい』選曲してくれたの嬉しい〜!!!になった(※ちちんぷりの振り付け=ミキティー本物/二丁魁のオタクなので)。ラブスマもちゃんとアガったし楽しかったんだけど、ちちんぷいのとき他のオタクより熱量高めにアガってた自覚がある。大きめの振り付けで振りコピしました。
ナチュメロらんでぶー』はイントロのところで「5!5!5!5!っていくからね!」との予告があって、出席番号のところは全部「5」になってたので合法的に(?)連続ジャンプしました。楽しすぎてジャンプしながら笑っちゃった。
MISSION SURVIVOR』ラブスマにミッサバまでやったらもう実質夏では???夏でした。
メドレーの締めくくりは『HOT UP!!!』。イケ本彩花楽曲だ〜〜〜い好き!!!!!サビでいつもハモリ側をやってる彩ちゃんが今回は一人だからメインパート歌うのもアツくて良かった。
オチサビの風見パート「世界中に私たち届けたいものがあるの」、私は安本風見推しなのでもともと特別思い入れの強いパートなのだけど、それを彩ちゃんが歌ってるという事実がまずもうとにかく嬉しくて胸がギュッとなったし、歌い上げる彩ちゃんのカッコよさ、天に掲げる右手、その神々しさに、大興奮が止まらなかった。ちょっと泣きそうになったけど、その直後のサビでブチ上がってたら泣きそびれました。最高。

MCで、次はカバー曲をやるという話、
「みんなにとって愛しい人、私やエビ中のこともそう思ってくれてると思うんだけど、現場から一歩離れたとき、家族だったり友達だったり、愛しいって思う人がたくさんいる……たくさんじゃなくてもいると思うの。私にもそう思う人がたくさんいて、それはエビ中のメンバー。今いるメンバーはもちろんだし、今は違う世界にいるメンバーもみんな私にとっては愛しい人。
大阪、名古屋ではファミリーのみんなに向けて歌ってたんだけど、今日はメンバーに向けて……メンバーとファンのみんなに向けて、歌わせてください」
うろ覚えなのでニュアンスとか違うかもだけど、そういう意味のことを話してから、SUPER BEAVERの『愛しい人』をカバーした。

『愛しい人』の一番刺さったポイントは「死ぬまで味方でいよう」という歌詞でした……。彩ちゃんがこの曲のどこの歌詞を一番に伝えたかったのかは分からないけど、私にとってはこの歌詞が全てだった。

「私にとって私立恵比寿中学は「味方」だ。」
過去にこういうnoteを書いてまして、私。
『まっすぐ』の「どんなときも隣で 君の味方でいるからね」この歌詞がそう、私にとって、エビ中の歌う「味方」っていうワードがね、すごく重い想いのあるフレーズなんですよ、っていう話。

私にとって特別で大切なフレーズ、それが入った楽曲をカバー曲として選曲した彩ちゃん。偶然かもしれない、彩ちゃんは別の部分が伝えたくて選んだかもしれない、それでも、「死ぬまで味方でいよう」この歌詞を彩ちゃんがメンバーに向けて歌ったこと、それを見ることができて、心から嬉しかったです。

カバー曲から続けて歌われた『君のままで』。
『君のままで』を歌う彩ちゃんは安定というか、この曲を歌ってるときの彩ちゃんは歌声もパフォーマンスもカッコよくて大好き。こういう感覚を「メロい」って言うんだろうな。つまりそういう感覚でした。耳が幸せに溢れてた。

その後のMCで彩ちゃんが話してくれた言葉。
「ステージに立つことで自分の形を、生きている証を実感してる。ステージに立っていない時の私は自分に自信がなくて、こんな私が誰かのためになってるのかなとか、自分なんて、と迷ったり悩んだりする時間がとても多くて。
でもステージに立つとみんなが一生懸命曲を聴いてくれて、楽しんでくれて、そんな姿を見て自信を取り戻せてるんです。私にとってファミリーのみんなの存在はとても大切。
『推しに似る』って言うじゃないですか。だから私のファンはみなさん、自分に自信がない瞬間があるんじゃないかと思うんです。でもそんなときに、エビ中のライブに来て、私のライブに来て、『推しメンが自信持って歌ってる、だから私も僕も頑張れる、夢を叶えられる』って前を向けるような、そんな存在でい続けたいと思ってます。
辛いこと、落ち込むことがあったらエビ中のライブに来て欲しい。私はこのステージの上で待ってます」
最後に言ってくれた、「私はこのステージの上で待ってます」の言葉が何よりも嬉しくて涙が出た。

彩ちゃんが休養していた時期、エビ中のライブに行って、彩ちゃんがいないステージを何度も見た。楽しさと寂しさが混じるライブだった。
そんな時期を経て、私が彩ちゃんに対して抱いている一番の気持ちは「彩ちゃんが楽しく幸せに生きていてくれたらそれだけでいい」。これはここ数年ずっとそう。絶対アイドルやめないで、なんて天地がひっくり返っても言えない。あなたが楽しく幸せに生きることがアイドルをやめることで叶うなら、そっちの道を選んでくれて構わないって本気で思ってる。
でも、やっぱり、ステージの上で輝くあなたが一番好きだから。
彩ちゃんにとって、アイドルでいることと楽しく幸せに生きることが、イコールだったら嬉しいなって。
こちら側がせがむのではなく、彩ちゃんの方から、そう言ってくれたことが本当に嬉しかった。

「私の曲は、作った当時の葛藤や気持ちを正直に書いてるから、この次の曲は人によっては辛い時期を思い出してしまうかもれしない、けど私は辛い経験っていうのも自分を成長させてくれたものだから、全ての経験が宝物だと思ってます」

そう言ってから歌い出したのは『青空gift』だった。
嗚呼、って思った。

平凡な毎日が 突然起こった出来事が
何も分からない僕に 君は教えてくれたんだ
目まぐるしい毎日が 全ての新しい日々が
そう 進んでく道の先に 希望が溢れている

全てはゼロからのスタートだよね
宝物は増えていくばかり
『ありがとう』 いつか 伝えたい

『青空gift』

「宝物」ってそういうことだったんだ、この歌詞ってそういうことだったんだって、頭で理解するよりももっと感覚的に、曲が歌詞が心に響いてきて、ボロボロと涙が溢れてきた。

歌詞を全部、読んでほしい。
このライブで伝えてくれた言葉と、この歌詞とが繋がって、これまで見てきた『青空gift』の中で一番気持ちが伝わってきた、歌が心に響いたように思う。

緑と青のペンライト2本を持つ人も何人かいて、寂しさとあたたかさを感じる空間と時間だった。

続けて歌われた『スーパーヒーロー』。
この曲の歌詞も、前のMCの言葉と重なって胸がギュッとなった。

未来は明るいって言いたくて
ただ君の笑顔を見続けたくて
いつでもいるからこの場所で待ってるから
ほら僕はヒーローさ

安本彩花『スーパーヒーロー』

たくさんのつらい経験をしてきて、もう誰からも何からも傷つけられることなく穏やかに幸せに暮らしてほしい、誰よりも守られた環境にいてほしいとオタクは勝手に願うのに。
どうしてあなたはそんなにも強く在れるの。
どうして「スーパーヒーローになりたい」なんて言えるの。
眩しいほどにキラキラと歌う彩ちゃんに、救われてばかりだった。


アンコール1曲目は『春の嵐』。意外な選曲にちょっとびっくりした。
『春の嵐』を歌い上げる彩ちゃんを見ながら思い出していたのは、2017年のBiSHとの対バンのことだった。現地には行ってないけどテレビでリアタイして、その後録画も繰り返し見た、特別好きなライブだった。
そのライブと重なる……とはちょっと違うけど、そういう、過去の記憶を呼び起こすような。そんなパフォーマンスだったんだと思う。

「『春の嵐』はすごく好きな曲で。私はエビ中の曲を好きになるのはライブから好きになることが多くて、その曲を聴いて一歩一歩歩いてきた階段を思い出すんだけど、それは楽しい思い出だけではなくて、時にはとても辛い経験というのもあって。
でもつらい経験は、ただつらいというわけじゃなくて、それによって私は成長することができたし、それを乗り越えた先に掴める新しい何かがあることも私はもうたくさん経験してきて分かってるから、どれだけ心折れても、その先にあるものを信じて、そのゴールを絶対乗り越えるんだ、その先で掴み取ってやるんだ、って毎回思うんです。
『春の嵐』は、そんなつらい時期に歌ってきた曲で、その時のことを思い出す、乗り越えた証、成長の証みたいに思っていて、だから好きな曲なんです」

一歩一歩歩いてきた階段。
『春の嵐』の後のMCでこう言われて、ああ、私の脳裏によぎった対バンライブの映像はそういうことだったのだ、と納得した。

それから、『ジャンプ』の話をしたのも、このときだった。
「あのアカペラ『ジャンプ』はたくさんの大人に反対されて。絶対やらない方がいいって。でも私はどうしてもやりたくて、反対を押し切ってやった」
「でも、やるべきじゃなかったのかもって後悔もしてて。あの頃から安本を推してくれてる人には、たくさん辛い思いをさせたんじゃないかって。だとしたらアイドルとしてやっちゃいけないことだったんじゃないかって」
「私はぶきっちょで、伝えたいことをうまく伝えられる言葉もない」
「そんな私でも、これからもこの歌声を聴いてくれますか?」

2020年のソロコンでアカペラで歌った『ジャンプ』。当時、私は配信で見てた。後に映像がYoutubeに上がったけれど、私は最初に1回見たかどうか。2回以上は見てない、見れない。
でも。
あの『ジャンプ』をやるべきじゃなかったとは思わない。
あの日あの瞬間、アカペラ『ジャンプ』を彩ちゃんが歌いたかったのなら、歌うことが彩ちゃんにとって必要なことだったのなら、それは歌うべきだし。ファンのことなんて顧みずに、自分のために、そういう歌を、パフォーマンスを、したっていい。
あやちゃんの言葉を聞きながら、そんなことを思った。

それから、アカペラ『ジャンプ』の話があまりに唐突だったから、もしかしてこの次もう一度『ジャンプ』をやる気なんじゃないだろうか、ということも少し脳裏をよぎってドキドキした。
もしそうだったとして。映像でしか見たことがないソレを、生で見て、私はどんな気持ちになっただろう。見てみたかった気もするし、やらなくて良かった、と安堵する気持ちもある。

そうやってドキドキしていたら、彩ちゃんは「こんな話した後にあれなんですけど、チェキを投げるの忘れてまして……笑」とおどけて、舞台袖にチェキボールを取りに引っ込んだ。
張り詰めた空気が一気に弾けて、ぱあっと明るくなった。私も周りもみんな笑った。
これを狙わずにやるところが彩ちゃんらしさであり、大好きなところだって思った。そのままの君でいて。君のままで。

TSUBOMI』を歌う前のMC。
「大阪、愛知と生誕ソロツアーをやってきて、その後にエビ中の特典会があったから、特典会でソロコンの感想もたくさん言って頂いて。そのときいろんな人に『アレンジ変えました?』って言われた曲が次歌う曲なんですけど。実はアレンジは全く変えてなくて、作った当時そのままの音源で歌ってるんです。
でも、なんでそう言われたんだろうって思ったときに、心当たりがあって。昔と今で表現力が変わったからなんじゃないかって。この曲を作った当時と比べて今の方が、この曲の歌詞だったり伝えたいことを表現できてるんじゃないかと思ってて。だから聞いた人が違うアレンジに聞こえたのかなって。だから、そんなところにも注目して聞いてください」
うろ覚えだけど大体そんな内容。
ああ〜〜分かる〜〜って思いながら聞いてた。

オリジナル曲、毎年やる度に良くなってるのはすごく伝わってきてて、さっきの『青空gift』もそうだけど初披露当時よりも今の方がたくさん胸に響く瞬間がある。
そしてそれを彩ちゃん自身が自信を持って笑顔でパフォーマンスしてる、その姿を見たときにしか感じられない「幸せ」の種類がある。彩ちゃんの笑顔を見て私もニコニコしちゃう。

『TSUBOMI』の歌詞に「大切な私だけの手放せない宝物 そっとぎゅっと抱きしめられたらいいのにな」って言葉があって、あ、ここにも『宝物』って入ってたんだ、って気づいた。
ライブを通して、彩ちゃんの言葉たち、曲たちが繋がっていく感覚が嬉しくて幸せだった。

最後の曲は『君に届くかな…』。
去年のソロコンで初披露された曲、去年も最後にこの曲だったなって思いながら聞いてた。
一歩一歩、階段を彩ちゃんと一緒に歩いてきたんだ。

最後のMCでは「生誕ライブって普通は1回やって終わりなはずなのに、東名阪3回もやらせてもらえて、普通そんなことってない、当たり前じゃないこと、贅沢なこと」「来年はどうなるか分からない」ということを言っていた。
来年3月に決まっているさいたまスーパーアリーナ公演。
その公演の先にどんな未来が待っているかは分からない。もしかして……と思う気持ちもゼロじゃない。そしてきっと、メンバー本人たちすら、未来のことは未来になってみないと分からないんだろうと思う。
でも。
「来年もこうしてまたみんなに会えるように、私も曲作りもDJも、いろんなことをがんばっていきたい」というようなことを彩ちゃんは言った。
不確かな未来、絶対の約束なんてないけど、そうなったらいいと思ってくれている、それだけで十分すぎることだった。

おわりに

書き始めは「覚えてる部分だけでもさらっと書こう」くらいのつもりで書き出したのに、記憶を呼び起こしてるうちにポエミーな文章が溢れてしまいました。
書きながら何回泣いたか覚えてないくらい。笑
それだけたくさんの愛をもらったライブだったし、こちらから彩ちゃんへの愛が溢れたライブでもあったということでした。

彩ちゃんはMCで「私はぶきっちょだし伝えたい気持ちがあってもうまく言葉が出てこない」って話してたけど、このライブを通してそんなふうに感じたことは全くなくて、MCで話してくれた言葉がその後の曲と繋がっていつも以上に楽曲のメッセージが伝わってきたし、本当にどの曲も以前見たときよりいろんな気持ちが愛が伝わってきた。
そしてその優しい歌声、力強い歌声にたくさん心が救われる、それが安本彩花の生誕ソロライブだった。

おしまい。

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あらいみかん
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