秩父の空が晴れた日(えびちゅう楽曲大賞とちゅうおん2024の話)
2024.10.05「私立恵比寿中学 仲秋音楽祭 題して『ちゅうおん』2024」に参戦しました。
ちゅうおんの3日前に「えびちゅう楽曲大賞」全てのスケジュールが終わった。
8月の半ばにこの企画をやろうと思い立って、真っ先に考えたことが「ちゅうおんの前には結果発表までやりきろう」ということだった。
ちゅうおんはえびちゅうの秋の恒例ライブで、コール&ペンライト禁止・着席指定席かつ野外ステージ&バンドセットで「えびちゅうの音楽を楽しむ」がコンセプトのライブ。
投票期間を考えたときに、ちゅうおんの前と後では投票内容に大きく影響が出るだろうと思って、なるべくフラットな状態で投票してもらいたいと思ったから。
それに、ちゅうおん前に結果を出すことでちゅうおんがより楽しめるんじゃないかという狙いもあった。
実際、楽曲大賞の感想コメントを全て読んでいく中で、
久しぶりに聴いてみた曲があったり、好きが増した曲があったり、この感想いいなぁ〜と思ったり、この曲ちゅうおんで聴きたいなーと思ったりと、
えびちゅうの音楽がいっそう好きになれたから、この狙いは我ながら大正解だったと思ってる。
そんなわけで、今回のnoteはいつものライブレポとは少し趣向を変えて、「この曲のときにこの投票コメント思い出してグッときちゃったわあ」という話に主軸を置いて書こうと思う(それ以外の話も書くけど)。
えびちゅう楽曲大賞のnoteは読んでても読んでなくても伝わるように書くつもりだけど、できれば読んでもらえたら嬉しい。
もし読んでなくても、「えびちゅうの好きな楽曲に投票&好きな理由をコメントする→集計して順位発表」という企画であることを踏まえて読んでもらえれば大丈夫です。
セットリスト
01. きらり(藤井風)
02. 愛のレンタル
MC 自己紹介
03. SHAKE SHAKE
04. U.B.U
05. 紅の詩
MC
06. KANSHAして(SMAP)
07. 踊るロクデナシ
08. キャンディロッガー
09. お願いジーザス
MC
10. ソロカバーメドレー
小林歌穂:真夏の夜の夢(松任谷由実)
小久保柚乃:スイミング(深田恭子)
中山莉子:すばらしい日々(ユニコーン)
桜井えま:東京フラッシュ(Vaundy)
星名美怜:君に夢中(宇多田ヒカル)
桜木心菜:悲しみの果て(エレファントカシマシ)
風見和香:心を開いて(ZARD)
仲村悠菜:SUMMER SONG(YUI)
真山りか:アボカド(yonige)
安本彩花:パラシューター(Folder)
MC
11. フユコイ(1部)/さよならばいばいまたあした(2部)
12. CRYSTAL DROP
13. シングルTONEでお願い(1部)/宇宙は砂時計(2部)
MC
14. トキメキ的週末論
バンド紹介
15. ヘロー(1部)/ポップコーントーン(2部)
16. 若者のすべて(フジファブリック)
MC
ライブレポ
1部は上手側前方、2部は下手側後方で見てた。バランス良。
1部2部の記憶ごちゃまぜに書くけど、基本席が良かった1部の記憶を書く。でも2部の環境だから見れた良さもあったのでそれも書く。そんな感じ。
投票コメントの話を主軸に〜って書いたくせに初っ端から違う話をするんだけど、開幕から真山さんが音楽に身を任せて楽しんでる感じが全身から溢れてて良かった。
真山さん上手側にいたから距離が近くて、その楽しそうな雰囲気にずっと目を奪われちゃってた。真山さんは一番よく動いてたというかほぼ踊ってた、リズムに乗ってた感じで、ニッコニコ笑ってて、客席にもたくさん目を配ってて。とにかくライブを全身で満喫してるっていうのが伝わってくる感じがすごく素敵だったし、見ていてこっちも楽しくなった。
2曲目『愛のレンタル』は真山フューチャー曲ということもあって歌声も仕上がりまくってたなあ。何回「うわ、今の真山めっちゃ良〜〜!」って思ったか分からん。
それから、『愛のレンタル』が始まったときに思い出した投票コメントがこれ、
2人も「とぅるとぅる」に言及してるコメントが合ったので結構印象に残ってて、「あ、りったんのとぅるとぅる聴かなきゃ」って思って注目してたし、言った瞬間これか〜!って思ってニンマリした。なるほど可愛かった。
『踊るロクデナシ』はこのコメント。
文字数制限300字に対してミッチリ詰め込んでくれたこのコメント。笑
9割音楽的なことを語っている反面、結局最後は「理屈はともかくとにかく楽しい!」って頭のネジ外してライブを楽しんでる感じがすっごく好きで。
このコメントの感情が憑依したってわけじゃないけど、今まで特に好きとも嫌いとも思ってなかった『踊るロクデナシ』が、今回はイントロ入った瞬間からワクワクがこみ上げてきて、「あっ、この曲楽しいかも。私この曲好きかも!」ってなったのはきっとえびちゅう楽曲大賞のおかげ。
自然と身体揺らして楽しんだな〜。
『お願いジーザス』は1部でもすごく沁みたんだけど、それ以上に2部で見た『お願いジーザス』がすごくグッときて。
2部でこの投票コメントを思い出した直後に彩ちゃんが切なげに「ジーザス」って歌ったのがまず涙腺に響いて。
その次にぽーちゃんが「ジーザス」って繰り返し歌いながら、空に向かって何かを掴もうと手を伸ばす仕草にコメント通り「切実さ」を感じ、感情が爆発してボロボロに泣いた。
ソロカバーメドレー、これも楽曲大賞関係ない上にまた真山さんの話をするんだけど、『アボカド』めーちゃくちゃ良かった。
10人のカバーの中で一番好きだったなあ。今日の真山さん、とにかく声がマイクに乗りまくってたように思う。
登場即エアベースやってベースの島本道太郎さんとわちゃわちゃしてたのも上手側だったおかげで近くで見れて、真山さんの楽しさ弾けっぷりをたくさん見れた。
そして今日のセトリで一番好きだったのが『フユコイ』からの『CRYSTAL DROP』。
『フユコイ』はねぇ、2月のFCイベで見たときにブッ刺さりしてボロ泣きしたんだけど、それを思い出して歌い出し時点でもう泣きモードに入ってた。
その上、推しメンのあやかまるちゃん(安本&風見)がこのときちょうど上手側にきていて、ほぼ目の前にふたり並んで座ってるわけですよ。
いつもなら推し2人いて目が足りないところ、今日はあやかまる2人で近くにいることが多くて目が足りる〜!ってウキウキハッピーだった。
で、そんな中で見た『フユコイ』ですよ。
椅子に座ってじっくり歌に集中するふたり。
どのパートが、とか細かいところは覚えてないのだけど、和香ちゃんって自分のパートの少し前に「気持ちをつくる」瞬間があると思っていて。深呼吸をするとか、目を閉じるとか、心を落ち着かせようとしてるシーンがライブ中たまにあって、私はその瞬間を見るのが堪らなく好きなんだけど。
それが『フユコイ』のときも見れて、距離も近いからよーーく見えて、その上その隣では彩ちゃんがソロパート歌ってる瞬間もあって、目も耳も幸せだった。贅沢すぎる時間だなあって思った。
そういう幸せな気持ちもあったし、『フユコイ』の歌そのものもすごく胸にグッとくる歌で、涙目になっちゃった。
そうやって涙腺よわよわになってるところに『CRYSTAL DROP』が始まって、これがまためちゃくちゃ良くって。
私アルバム「Indigo hour」の中だと『TWINKLE WINK』とか『DRAMA QWEEN』とかが好きなんだけど、好きだと思ってたんだけど、「あれ?私もしかして『CRYSTAL DROP』もめちゃくちゃ好きだな???」ってちゅうおんで見て気付かされた。それくらいの衝撃だった。
『CRYSTAL DROP』もあやかまるが続けて歌うパートがあって、和香ちゃんの気持ちつくる表情も見れて、特大笑顔で見てた。
『フユコイ』で涙腺よわよわにされたのもあってまあ泣いた。いっぱい泣いた。幸せな涙だった。
だからこそ2部でセトリ変わっちゃったショックも大きかった。えーん。
いつかまた『フユコイ』『CRYSTAL DROP』のセトリ見たいし、ちゅうおん音源も絶対絶対出してほしい。お願いします三代目〜〜〜〜!
2部『フユコイ』セトリ変わっちゃったのショックだったけど、2部はその後が『宇宙は砂時計』だったので全部ゆるしました。
だって、ねえ。
『宇宙は砂時計』の投票コメント、えびちゅう楽曲大賞で投票コメントが830個あった中でも1,2を争うくらい好きなコメントだったんですよ。
だから、『宇宙は砂時計』のイントロが聞こえたときから「うわっ!!!」って興奮した。
そしてぽーちゃんが「ここに神様はいない」と歌った瞬間泣いた。
芝生席の後ろも後ろ、ステージは遠かったけれど、その代わりステージ演出を余すところなく見られる席でもあった。
暗闇の夜空の下、ステージ照明だけの世界、それを上から見下ろす私。
ステージが切り取られた宇宙のように見えて美しかったことを、強く強く記憶に焼き付けた。
『トキメキ的週末論』は楽曲大賞関係なくめちゃくちゃ楽しかった!
ライブで見るのたぶんすごく久しぶりで、「え、この曲ってこんな楽しかったっけ!?」ってびっくりするくらい楽しくて「楽しかった!」以外の感情を忘れた。
生バンドとの相性良すぎるだろ。
ちゅうおんはロケーション含めバラード曲とか沁みる系の曲が印象に残りがちだけど、こういうひたすら楽しい音楽もちゅうおんの良さだなあって思った。
次の『ヘロー』は投票コメントとか、振り返り配信のときにもらったリプライとか、いろんな人の「この曲を好きな気持ち」を思い出してグッときてた。
で、さ。
『ヘロー』1サビの彩ちゃんパート、彩ちゃんが「hello,hello,hello あの日の僕ら」って歌い出した瞬間にさ、「世界が晴れた」んだよ。
私の目の前が、なんだかそういうパァッと明るい光みたいなものが一瞬で広がっていって、それと同時にメンバーみんなが(私の視界では和香ちゃんが)手を振り始めて。
その光景があまりにもキラキラしてて、あたたかくて。
なんだかもう、めちゃくちゃに泣けた。
「笑ったまま泣ける」ってコメントが楽曲大賞でもたくさんあったけど、ああ、これのことだ、って思った。こんな幸せな涙ないよって思った。
だから2部が『ヘロー』じゃないと分かった瞬間、それはちょっと残念だったんだけど(後半のセトリチェンジの流れから、『ヘロー』は変わっちゃう予感がしてたから大きなショックではなかったのだけど、悪い予感が当たっちゃったなぁ、と思った)。
その代わりに流れてきたイントロが『ポップコーントーン』だったから「『ヘロー』じゃなくて悲しい」と「『ポップコーントーン』で嬉しい」の感情が両方同時に襲ってきた。
『ポップコーントーン』でもいろんな気持ちになった。
メンバーからの感謝の気持ちが伝わってくるような気がしたし、たくさんオタクがこの曲に救われてきた、励まされてきた気持ちをなぞるような瞬間もあったし、笑顔のままに泣きそうになる瞬間もあった。
いろんな気持ち、でも、総じて幸せな時間だった。
おわりに
「えびちゅう楽曲大賞をやろう」と思い立った8月中旬、そこから1ヶ月半という短期間で企画を完遂させた自分を素直に褒めたいと思います。私えらい。私がんばった〜!
その頑張りへのご褒美みたいなちゅうおんだったな。
別に私のためのセトリとかそういうんじゃなくて。
主催だったからこそ誰よりも投票コメントを読み込んだし、たくさんのえびちゅうファミリーの「この楽曲が好き」という気持ちを受け止めたし、だからこそちゅうおんを、えびちゅうの音楽を今まで以上に楽しめた日でした。
そして、もっともっとたくさんの人にえびちゅうの楽曲の魅力が伝わってほしいなって、改めて感じたこの1ヶ月半でした。
『未確認中学生X』の公式TikTok企画もがんばろうね。