AMEFURASSHIワンマンライブ"Flora"感想レポ
2024.09.16 「AMEFURASSHI Live ”Flora” chapter two」に参戦しました。
9月10日にリリースされたニューアルバム「Flora」を引っ提げてのワンマンライブ。
8月3日のTIFで愛来が骨折してから約一か月半。
たった一か月半でどこまで治っているのか、そしてどこまでパフォーマンスできるのか。
簡単なはずがないと思ってた。完治したとしても、そこからリハビリ期間もあるはずで。たとえフェスへの出演をキャンセルしてその時間をワンマンへの練習に充てたとて、AMEFURASSHIのハイレベルなダンス、愛来のキレキレなダンスはそう簡単に取り戻せるものではない。
それでも「4人でパフォーマンスをする」と公式から事前アナウンスもあったからには、その言葉を、そして負けず嫌いで努力家な推しメンのことを、信じるしかないと思った。
何より、ニューアルバム「Flora」がめちゃくちゃ良いアルバムだったので。アルバム「Flora」の全曲を披露する、というアナウンスもあって、そこに対する期待値はMAXだった。
期待と不安が混じりながら(それでも期待の方が大きかったけれど)LINE CUBE SHIBUYAへ向かった。
セットリスト
01. 4Petals
02. Flora
03. Blow Your Mind
04. Squall
05. Drama
06. Ready Now
07. HICCUP
08. Magic of love
09. Lucky Number
10. MICHI
11. ALIVE
MC
12. CLEVER
13. Desire
14. Love is love
15. イニミニマニモ
16. COOL HOT SWEET LOVE
17. Secret
18. DROP DROP
19. SPIN
20. Fly Out
21. Flower of love
<アンコール>
En1. Tongue Twister(撮影OK)
En2. グラデーション(撮影OK)
MC
En3. Colors
ライブレポ
5列目センターブロックで見てた。
『4Petals』からの『Flora』でライブ開幕。
アルバムの曲順、やって欲しかったその通りの流れで始まって内心ガッツポーズした。
『4Petals』の曲に合わせてメンバーの映像が中央モニターに映し出されて、そのメンバーの名前を叫んだ。
そのモニターが上にせり上がって、そこからメンバー4人のシルエットが現れる。正面を向いているけど、スモークが焚かれていて表情は見えない。そのシルエットがあまりにカッコ良くて、「これが見たかった」と思って興奮した。
『Flora』が始まり、中央に置かれた白い台座に腰掛ける愛来の姿を見て、瞬間その意味を理解した。
愛来の足は、万全ではない。ダンスは、踊れない。
そんな予感はしつつも、やっぱりちょっぴり期待もしていたから、ああ、と悲しくなった。涙が出そうになった。
でもその涙は、万全のパフォーマンスが見れないことへの悲しさではなくて。この演出でいくと決めた際に推しメンがめちゃくちゃ悔しい思いをしただろうなって、想像してしまったから。勝手に思考をトレースして、一緒に悔しくなって、泣きそうになった。
私が勝手に泣きそうになっている一方で、愛来のパフォーマンスは美しかった。
衣装、佇まい、指先の動き、視線、歌声。
ありとあらゆる要素が「女神」であり「花の精霊」だった。ディズニープリンセスが岩に腰かけて歌い出す、そんなワンシーンを想像した。
ここに至るまでのいろんな背景を想像すると同時に、それらをもう乗り越えて、愛来は今このパフォーマンスをしているんだと思った。
ああ、このひとはなんてカッコいいんだろう。
そう思ったら、悔しい気持ちも消えていった。いや、実際消えてはいないのだけど、それ以上に、ステージ上のパフォーマンスに魅せられ、没入していった。
両手で花を開く、Floraのポーズ。愛来の周りを舞う3人。中央で、上半身だけでも3人と同じ振り付けを踊る愛来。
1対3の対比構造は、愛来の神聖さをより一層高めていた。女神が一人、その周りを舞う妖精が三人。
あたかも最初から、怪我なんてなくてもそういう演出であったかのように。
そこに妥協はなかった。
妥協でつくられたステージなんかじゃなかった。
3曲目は『Blow Your Mind』。
アルバムの曲順のセトリにはならないだろう、という予想をしていた。なにせアルバム「Flora」は41分しかない。本編としてやるには尺が短すぎる、というメタ推理だった。
でも、こうも早々にアルバム外の曲がくるとも思ってなくて、おお、とびっくりした。
久しぶりに見る愛来のパフォーマンス、やっぱり好きだなぁ、って実感した。初披露の『Flora』と違ってどんな踊りか分かってる分、「あるはずの動きがない」ことへの寂しさは少しだけあったけれど。
上半身だけであっても、指先に至るまでその踊りは美しく、むしろ上半身だけだからこそその美しさが際立って見えた。
それから、カメラ演出がこれまで以上に凝ってた印象。
メインの巨大モニタの他に左右上下で4つのモニタがあって、メンバーそれぞれの顔が映ってる推しカメラになってたり、
メインの巨大モニタが縦長だったから、メンバーが踊ってるシーンが映されると迫力があったし、エフェクトが流れてもステージの雰囲気が一変して良かった。
4曲目『Squall』は音源の頭にある「オイ!オイ!オイ!オイ!」の部分がなくて、新曲なのは分かったけど「アルバムのどの曲だ……?」って少し混乱した。大粒の雨の映像が終始流れていたから『Squall』だと分かったけど、頭のコール部分がないだけで印象がずいぶん違った。
華やかだった『Flora』ともまた違った雰囲気。クールでカッコ良く、でもやっぱり美しさの印象も強かった気がする。
これまで見てきたアメフラのどの楽曲とも違う、って思ったかな。大人な雰囲気だった。
5曲目は『Drama』。
イントロがかかった瞬間「おおっ!」とフロアがざわめき立った。おそらく今アメフラの中で一番知名度が高い楽曲、その期待の高さが感じられてワクワクした。
サビのカニダンスで歓声が上がったのもワンマンライブならではの反応で楽しかったな(フリーライブ等では上がらないので)。
とはいえ、定番曲がくるとちょっと心に余裕が生まれてホッとしたね。笑 初披露の新曲は情報量が多くて脳の処理が追いつかないからさあ。
恒例のあいらもえかタイムは『Flora』の両手で花を咲かせるポーズ。もえちんが愛来のところに駆け寄ったのはいつも通りのことなんだけど(足の怪我関係なく、このシーンの愛来は静止している振付なので)、その”いつも通り”がなんだか嬉しかったな。
『Drama』終わりにメンバーがサッと退場。もう衣装チェンジ?早いな?と思ってたらあっという間にステージに机やら何やらが用意され、メンバーが照明をカチカチ切り替える演出からの『Ready Now』がスタート。
この曲、音源で聴いた時点で「これ絶対ライブで楽しいやつじゃん!」って思ってたけど、いざライブで見たら「え、待って、想像の10倍楽しいんだが〜〜〜〜??!?!?」ってなった。
めちゃくちゃアガった!
最初は4人とも座ってるところから始まったので「これも足の怪我配慮の演出かあ」って思ってたんだけど、そこからメンバーが順番に立ち上がり、ゆづは机の上にまで乗っちゃったり、最終的には4人とも前に出てきてミュージカルのように動き回ったり、小道具でいろいろ遊んだり、カメラに向かってアピールしたり、とにかく目まぐるしく展開されていくのが楽しすぎた。足の怪我のこと正直忘れるレベルだった。
コールもライブ前は「HEY HEY」を言うくらいの想定だったんだけど、「WHAT YOU WANNA BABY」を周りが言ってるのが聞こえて次からは一緒に言ったり、「YEAH YOU READY READY?」の「YEAH」部分もノリで言ってみたり、見ても楽しい声出しても楽しい聞いてももちろん楽しい、めちゃくちゃライブ映え曲だった最高〜
「YEAH」の部分は聞くのも気持ちいいパートだからコールせず黙っておくか迷ったけど、我慢できずに言っちゃったよね。言いながらちゃんと聞きもました。
愛来の「ありのままのキミでいていいから」パートがすごく好みの歌い方なのもアガったなあ。
ビジュアル面でいうと、この曲のときはみんな眼鏡かけてて、個人的にははなちゃんが一番眼鏡似合ってた印象。
愛来は眼鏡があってもなくても愛来の顔だなあって思った(良い意味でね)。
『HICCUP』は音源で聴いたとき、サビの「I'm in love」パートは愛来萌花はなちゃん3人ともそれぞれ歌ってるけどもえちんの歌い方が一番好みで「愛来推しだけどこのパートは萌花しか勝たんなあ」とか言ってたんだけど、ライブだと「あれ?愛来のこのパートめっちゃ好きだわ!」ってなったのが結構衝撃だった。
もえちんが悪かったとかじゃなくて、もえちんも音源と同じくすごく良かった、好きだった、でもライブで聴く愛来パートが輪をかけてめちゃくちゃ良くて「え!!!良!!!!」ってキュンときたっていう話。
『Magic of love』も動きが多くて楽しかったな。新曲である『Ready Now』と違って普段のライブパフォーマンスが分かってる分、それが演出によってこう変わるんだ!こんな楽しくなるんだ!って驚きもあった。
ここまでもカメラ演出が多々あったけど、『Magic of love』ではメンバー自らがカメラで自撮りしてて、その様子を見るのも楽しかったし、巨大モニターに映されたドアップのメンバーも可愛くて、目が足りなかった。
最初が愛来自撮り→もえちん加わって2人でイチャイチャ、だったかな?撮り合いしてたりくっついたりしてて、可愛すぎやば〜〜〜!ってなったし、あいらもえか推しの友達の顔を浮かべて「今たぶん死んでるな」って思った。
この後もそういう可愛い自撮り展開が続くのかと思ってたら、はなちゃんはコミカルにモップ掛けしてて笑っちゃった。どんな展開!?笑
ゆづのラップパート「Oh no 近づきたいよ もっと〜」は通常ならセクシーダンスに湧くところなんだけど、今日はカメラ演出になっていて真ん中に来てたカメラさんの視線を独占、からの「君の彼女になりたいの」でカメラがチラッと隣のはなちゃんに向いた瞬間にカメラに手を添えて「私の事を見てよ もうこんなに好きなの」でカメラをグイッと自分の方に向けたのが色気たっぷりすぎてヒュ〜〜!って声出た。20歳が出していい色気じゃねえのよ。
私は主にモニタを見ててそのカメラワークにテンション上がってたんだけど、これ実体側もどんなふうだったのか見たかったな〜やはり目が足りない。
サビの「コイノマホウ ダラディギドンドン」のドンドンコールもいつものライブより声出してる人が多かった気がする。今日は全体的にコールがよく聞こえてきたなぁ。楽しかった〜。
『Lucky Number』はライブで見るのすごく久々?だったから「おっ!」ってちょっとテンション上がった。4人の歌声が心地よくて好き。
愛来は下手側に位置固定で、他3人が集まったり広がったりフォーメーションのバランスを取ってるのも連携が見事だなあって思った。
で、次の『MICHI』では愛来が上手側固定だったかな?足の怪我に配慮しつつも考えられたステージになってたところも好きポイント。
『Magic of love』『Lucky Number』『MICHI』『ALIVE』の流れはよく見知った既存曲ってこともあったし、盛り上がる曲が多くてひたすらに楽しかった記憶しかない。
『MICHI』の前に恒例のダンスコーナーがあったんだけど、いつもよりオタクの動きが鈍かったのか?メンバーが「全然できてないよー!」って強めに怒ってたの面白かった。ライブが初めてとか何回目かだと、『MICHI』を見るのも初めてって人も結構いたんじゃないかな?たぶん。
恒例のアドリブ台詞のところは「渋谷!」「LINE CUBE!」とかそんな漢字のこと言ってたはず、そんな変なブッコミなかった割にメンバーがやたらニヤニヤしてた(可愛い)のが何だったのか気になる。笑
『ALIVE』もとにかく楽しんだ記憶しかない〜〜〜!
たくさん踊ったしたくさんうちわ振ったしたくさん声出したね。
いつもフリーライブとかだと客席の一角から聞こえてくる開幕のミョーホントゥスケが、今日はあちこちから元気いっぱい聞こえてきたのおもろくて良かった。
MIXだけじゃなくサビの「yeah yeah!」「oh yea!」のとこも声がたくさん聞こえてきて、うちわもたくさん振られてて、客席からの熱量がものすごかったの、きっとステージの4人にも伝わったんじゃないかな。
会場全体が盛り上がってみんな楽しんでる感じ、これぞ「ライブ感」だったな~~大好きなやつ!
私はたまたま前の席が空席だったので、オチサビのはなちゃんの「そんなデタラメはひと吹きさ〜」の後のうちわパタパタパートで全力で前に向かってうちわ仰ぐのもやりました。楽しかった。笑
10曲終えてようやくMC。
MCでに入って早々、はなちゃんが愛来に「で、どうなのよ、足の状態は?」って聞いて、愛来が「順調に治ってきてます」と答えた。
これをはっきり言ってくれるの、めちゃくちゃありがたいな~!って思った。
だってやっぱりさ、「足、大丈夫かな?」ってハラハラ心配しながら見るよりも「大丈夫」って言ってもらった方が心置きなくパフォーマンスを見れるもんね。
もちろんここまでのパフォーマンス見てたら、無理のない範囲でパフォーマンスしてるのは伝わってきたけど、それでもね、言葉にしてくれるってありがたいよ。
衣装チェンジのために愛来とはなちゃんが一旦退場する際に「二人はここまで」「お疲れ様でしたー」「えっ!?」ってあたかも二人はライブ終了みたいなノリを一回やってから、二人は退場。
ゆづともえちんのMCでは『Squall』のダンスがこれまでで一番難しくて、絶対本番できないって思ってた話。
「ほんっっとうに難しくて!」って二人は力説してるんだけど、オタクたちの反応が薄くて二人は不服そうだった。笑
だってさあ、初披露の新曲が多すぎて脳内処理が追いついてないのよ、どの曲がどんな振り付けだったか覚えてないよ〜。たぶんオタクみんな同じ思考だった。
愛来とはなちゃんが新衣装で再登場。
ここまでの花柄ドレス衣装から一変、赤と黒を基調としたカッコいい衣装!めっちゃ好み〜!爆沸き。
入れ替わりでゆづ萌花が退場。
愛来はなのMCは衣装の話。
赤い衣装って珍しいよね(メタモルフォーズ以来?)とか、単なる黒じゃなくてブラックデニムなのいいよねーとか、ところどころにレースもあしらわれててカッコいいだけじゃなく大人っぽさもあるのーとか。
最近ハーフパンツ担当しがちなはなちゃん、スタイリストさんに「ハーフパンツ担当にしちゃおっかな?」って言われたらしく、そのスタイリストさんのモノマネ口調で言ってたら愛来に「めっちゃ似てる!」って大ウケしてた。
(退場した)二人の準備ができたらしいからみんなで呼ぼう、って流れで
愛来「みんなで呼ぼう。ゆづ……ゆづはな、あっ違う」
はな「はないるよ!!!ここにいるよ!!!いないことにしないで!!!」
もえちんの名前が出てこなくてやらかした愛来、間違えられて必死に嘆くはなちゃん。めちゃくちゃワロタ。
でも本当に可哀想なのは、間違えられたはなちゃんじゃなくて忘れられたもえちんの方なんだよなあ。笑笑
そんな(天然)ボケの後、登場したゆづ萌花。
愛来はなと同じ衣装とは思えない可愛いスタイリングでびっくりした。絶対領域のもえちん、お腹出しのゆづ。もえちんが可愛い担当なのは今まで通りだからいいとして、ゆづの腹出しはレアすぎて「おおっ!?」ってなった。
愛来はな&ゆづ萌花の2対2で若干方向性違う感じ?と思ってたけど、後半のライブパート始まったら自然と4人で1つの衣装としてまとまりが感じられるようになった。4人それぞれの個性がありつつ統一感もちゃんとあって美しい。アメフラの歴代衣装の中で過去イチ好きかも。
そんな衣装チェンジしてからの後半セトリ、衣装に合わせてカッコいい楽曲が詰め込まれてて最高~~~だった。
それをまず実感させられたのが後半1曲目の『CLEVER』。バチボコにカッコよくて「音源よりさらに好きだ〜〜〜!!!」って興奮した。
特に、最後の愛来パート「曖昧曖昧曖昧」がライブの方が息多めの歌い方になってて胸にギュンギュンにブッ刺さりました。めちゃくちゃ興奮した。
振り返ってみれば、『Flora』とか『HICCUP』とか『Lucky Number』とか可愛い系&綺麗系の楽曲は前半の妖精衣装だったのも、セトリに間違いがなさすぎる。
「曖昧曖昧曖昧」の衝撃で「『CLEVER』、アルバムの中で一番好きかもしれん……!」ってなってたところに始まった『Desire』。
上手側でスキットルに入ったお酒を飲むところから曲が始まる。わーお。
後方モニタの映像は赤く燃え上がっていて、まさに「情熱の赤」と言わんばかりのステージ。その中央にはスタンドマイクがセッティングされてた。
そこへ向かって歩いていく4人を見て、「あ、この衣装はこの曲のための衣装だったんだ」と直感した。
スタンドマイクを使いつつも腰も使うダンスでセクシー&情熱的に踊る姿がカッコよかった。曲終わって「あれ?今愛来、全身で踊ってなかった?」って思ったくらいに下半身にもしっかり動きがついてた印象だった。
『Desire』は元々音源でも歌い方がめちゃ好みだったんだけど、ライブでもますます好きな歌だったしダンスも込みでさらに魅力が爆発してて「おいおいおいさっきまで『CLEVER』一番好きかもと思ってたけど『Desire』の方が好きかもしれん???いやどっちも良くて選べないが?!!??」ってなった。
ってか『Desire』の愛来のダンスが好きすぎて、これでまだ完全体じゃないって言うんですか?足が完治したらこれ以上のダンスが見られるって言うんですか??ってなってる。
現時点で120%好きなのにこれ以上があるのヤベーだろ。期待しかない。
『Desire』の終わりにゆづの姿がなくて「え、何かトラブル?」って不安に思ってたらメンバー3人が客席に降りてきて「あ、違う!」って瞬時に理解した。
『Love is love』は客席に降りてきてのパフォーマンス。
客降り演出って4人でやるとステージに誰もいない時間ができちゃうのがネックだよなーと思ってたんだけど、ステージ中央のデカモニターのおかげで全然問題なかった。カメラの数もめちゃくちゃ多かったから、常にメンバーをカメラが追ってくれてて、近くにメンバーがいないときもモニタを見て楽しめて良かった。
ステージに戻ってきて『イニミニマニモ』。
愛来はまたステージ真ん中後方にある台座に座ってのパフォーマンス。
前半の妖精衣装のときは清楚に座って美しく踊ってたんだけど、赤黒衣装での『イニミニマニモ』では座りながらもガニ股気味に足を開いて力強く踊っていて、上半身だけでパフォーマンスしてるかと思いきやちゃんと下半身にも「意味」を持たせて踊ってるのが伝わってきて本当に凄かった。
座りでのパフォーマンスなったのは怪我ゆえのことだけど、その逆境をただカバーするだけでなく、ちゃんと「新しい魅せ方」として成立させていたのはひとえに愛来の努力の賜物だなって。もちろん演出の力もあるけれど。
「怪我でも頑張ってたから」とかそんな理由じゃなく、「新しい魅せ方」として、このライブが過去イチ好きだと思ったのはこういう部分。
あと『イニミニマニモ』のときは後ろのメンバー推しカメラの映像がグレーになってた気がする。あれ雰囲気あってカッコよかったな〜。
車の演出、4つの速度メーター?がぎゅるぎゅる動く映像からの、そのメーターがあった場所が開けて愛来とはなちゃんが登場し『COOL HOT SWEET LOVE』がスタート。
登場からの2人の歌い出しがバチバチにカッコよすぎて、一瞬にしてこの曲に対する「好き!!!」の気持ちメーターがギュンッッと振り切れた。
で、この曲ド頭でギュンっと引き込まれて以降の記憶がない。
公式レポの写真とか見てると愛来&はなが(おそらくオチサビで)センターで歌ってる写真があるんだけど、見た覚えが全くない。
おかしいな???まぼろし???
ただただ「好きだった」って感情だけが残ってる。
あ、ちょっとだけ思い出したけど、愛来の「恋心」パートの歌い方めっちゃ好きでした。
『Secret』は愛来はまた後ろの台座で座ってのパフォーマンスだったかな?
この曲は愛来のバキバキダンスシーンが好きなんだけど、それがなくなったことで他のメンバーの踊りも初めてちゃんと見れた気がする。
「飽きた飽きた ありきたりなその褒め言葉」のとこ、はなちゃんのダンスもめっちゃいいな〜って思ったりとか。
『Secret』の顔とか口元とか隠すダンスは不思議な色気というか雰囲気があって好きなんだけど、ワンマンの大きなステージ、演出もバチバチの中でやるとその空気感が一層強まってますます好きだった。
本編を締めくくる『DROP DROP』『SPIN』『Fly Out』のセトリ、クライマックスに相応しい盛り上がりで、めちゃくちゃ踊ったしめちゃくちゃ声出したしめちゃくちゃ興奮した。もう細かいことはなーんも覚えてないよ。
『DROP DROP』はそもそも大好き楽曲なのでイントロ時点でやったー!ってテンションアガった。愛来の歌い出し「ねぇ」に合わせてペンライトをセンターの愛来に向けて突き刺すのが好き。
歌割りも振り付けも身体に染み込んでて、なんなら愛来より踊ってたまである(ない)。
もえちんの「騒げ」が近づくにつれて、周りからの「くるぞ、くるぞ……」感が沸々とあった気がする。
もえちんもたっぷり間を溜めてからの「騒げー!」で上着を脱ぎ捨てる4人(ぶっちゃけこの記憶も曖昧で、写真とか感想戦とかで補完した記憶だったりする)。
FOOOO!と歓声が上がって「WOO OH OH OH OH」の大合唱。待ってましたと言わんばかりのフロアの爆発力がめっちゃ気持ちよかった。
ラストのゆづラップパートは、その興奮のまま、愛来の足が動かせないなら私が踊るよっていう気持ち(???)(謎テンション)で全力フリコピしてた。ゆづのラップ聞きながら踊るのめっちゃ楽しい。たくさん汗かいた。
そんな『DROP DROP』で上がったテンションのまま『SPIN』に突入したから『SPIN』は最初から最高潮だった。ブチ上がり続けてた。
過去イチで爆発力のある『SPIN』だったように思う。4人のパフォーマンスの良さはもちろん、その熱量がフロア全体にも行き渡ってて、フロア中が沸いてるような感覚だった。
熱くて熱くて熱くて、体温もテンションもずーっとハイだったの。私だけの錯覚か?いやきっと違う。
あっという間の3分間。曲が終盤に差し掛かったとき、「ああ、ライブが終わっちゃう」って途端に寂しさが胸を襲った。はちゃめちゃに楽しい真っ只中のに、だからこそ次の瞬間訪れるであろう寂しさを予感して泣きそうになった。
それと同時に、『SPIN』で終わるライブ、いつもならクールに立ち去るけれど、今日は違う。愛来は座ってる。じゃあどうするの?って、この後の展開が読めずにソワソワする気持ちもあった。
『SPIN』の終わり、音が小さくなっていってますます寂しさが募った、そこに雷が落ちるように『Fly Out』のイントロが降ってきた!!!!
一気にハイに戻される感覚。
ああ~~~!!!まだ終わりじゃないんだ、ここで『Fly Out』をやってくれるんだ!!!嬉しくて嬉しくて、さっきこみ上げてきていた涙が全部溢れてきて泣いた。沸きながら泣いた。
あれだけライブの1曲目にやるばかりだった『Fly Out』を、ここにきてラストにもってくるのズルすぎる。「まだ終わらねえぞ」「これがAMEFURASSHIだ、私達がAMEFURASSHIだ」って言外に言ってるように感じた。
なんだそれ、カッコよすぎるだろ。
これまで見てきた『Fly Out』の中で一番カッコよかった。なんかもう、ステージから感じる圧というか。爆発力がさ、これまでと全然違ってさ。全身で『Fly Out』の魅力にねじ伏せられるような感覚だった。
『Fly Out』で今度こそ本編終わりだと思ってメンバーに「ありがとうー!」って叫んでたんだけど、どれだけ叫んでもメンバーが動かない。
あれ、もしかしてまだ終わらない?って気配を感じて、何がくるんだ?まだやってない曲……と思ったところで思い至った。
あ、まだ『Flower of love』やってないじゃん、"くる"じゃん、って。
そう察した瞬間に愛来のセリフが始まったの、もう大号泣必至じゃんね。
「私達は一枚一枚の花びらで、集まって1つの花の蕾になる。今は、いつか花を咲かせようと準備してるところ」
愛来がなに言ったのか、もうずっと泣いてて感情ぐちゃぐちゃだったから覚えてないんだけど。覚えてるのはこの言葉だけ。
『4Petals』4枚の花びら。そのタイトルにもあるように、4人はそれぞれが「花」なわけじゃなくて、4人で1つの「花」なんだって。
『Flower of love』は愛来の立ち位置が真ん中ちょっと上手寄りだったんだけど、それが私の席の真正面だったんですよ。偶然。だからこの曲中、ずっと正面に愛来を見つめることができて、本当に幸せだった。
愛来は他のメンバーの歌割りのときもほとんど全部歌詞を口ずさんでいて、それがまた涙を誘った。
愛来のパートになる度にケチャをして、赤いペンライトをまっすぐ伸ばしながら推しの歌声を聞く幸せ。その中でも、「君を受け止める僕でいさせて」を真正面で受け止められたのは格別に嬉しくて、胸がぎゅっとなった。
アンコールは撮可タイムからスタート。1曲目は『Tongue Twister』。
通路席でもない、中央ブロックに埋もれていた私は大した取れ高はなかったけど、このときもモニタに終始メンバーが映されていたし、カメラ目線もたくさんあって可愛かったし、ゆづの腹筋が大画面に映って沸いたり、タンツイだからコールしたりメンバーが噛んだらメンバーの茶々入れに乗っかってフゥ~って騒いだりして楽しかった。
客降り撮可の良いところ、1階後方や2階席が神席になるところ。
FC先行以外でチケットを買ったご新規さんやライトなファンは、基本的にステージから遠い席になる。誰だってステージに近い方がいいわけで、その時点でディスアドバンテージだ。
でも、客降り撮可があるとそれが大逆転大優勝になる可能性が生まれる。
メンバーの方から近くにきてくれる。目の前にきてくれる。そんな嬉しいことってない。
その上、撮可なら間近でカメラに撮ることができる。バズれるとかどうとか関係なく、ライブの思い出を手元に残せるってすごく嬉しいことだ。
FC先行で前方のチケットを買ったオタクたちは撮可以外の曲で近い距離でパフォーマンスを見れてるのだから、撮可の時間くらい退屈だって文句言えない。むしろ、前方のオタクも満足、後方のファンも満足、そんなオールハッピーなライブなら最高だ。
アンコール2曲目『グラデーション』も引き続き撮可。
まさか2曲撮可とは思ってなくてびっくりしたな〜。
『Tongue Twister』では早口言葉、『グラデーション』では振付講座もあって、通常の2曲より尺長めにしてたのもたくさんいろんな場所を回れるようにっていう演出意図が見えて良かった。
『グラデーション』の最後、ステージ下手側に自然と集まってく4人がエモくて嬉しかったなー。
最後の挨拶。
ゆづ「2023年まではずっとその場に立ち止まってた感じがしていて、それが2023年にSNSとかで少しずつ前に進めるようになった感覚が初めてあった。初めて1つ芽が咲いたと思った。やった、ようやく前に進める、って思ったんだけど、でも、咲かせたら今度は枯らさないようにすることの方が大変だなんて、今まで知らなかった」
これまでずっと、キャパを大きくできずに苦しんでたところも見てきたし。「枯らさないことの大変さ」が今のAMEFURASSHIの(メンバーと運営が考える)課題なんだろうなっていうのも伝わってきて。気持ちが痛いほど分かってしまって苦しかった。
好きでい続けてもらうことの大変さ。
それでも試行錯誤、努力してる姿も見てきてるから、そんな4人の力になりたいって、改めて思った。
ゆづの言葉が感情に刺さりすぎて、途中からタオルを顔に当ててボロボロ泣いてたんだけど、そのとき真正面にいた愛来がこっちを見てた、気がする。
前にも似たようなことがあって、でもそれはこっちを見てたわけじゃなくボーっとしてただけだったんだけど。今回のはちゃんと見られてた、気がする。分かんないけど。ま、勘違いでもいいや。
ゆづの言葉が重すぎてはなちゃんともえちんの挨拶の細かい内容は覚えてない。もえちんが「私達についてきてください」って言って挨拶を締めくくってた記憶。最年長、頼もしいなあ。
愛来の挨拶は、まず足の怪我のことに触れて「この期間は苦しかった」「踊れなくて、これじゃみんなの好きな私じゃないって思ってた」「DMとかコメントとかたくさんメッセージをもらったのが励みになってた、毎日読んでた」「メンバーもスタッフさんも大変なはずなのに私のためにいろんなサポートをしてくれた」「支えてくれるメンバー、スタッフさん、家族、Colorsのみんなに感謝して、(怪我が完全に直ったら)これからは私が引っ張っていく」という話をしてた、と思う。
そこまで良い挨拶をしてたところに、急に素ボケで笑いが起きて和んじゃうところも愛来らしさ。笑
愛来「今年もあと2ヶ月……2ヶ月?違う!(指折り数える)9,10,11,12。あと3か月だ」
ゆづ「(忘れられた)12月生まれの人可哀想~」
ってゆづは言ってたけど、その間違えた愛来自身が12月生まれなんだよなあ。って思いながら聞いてました。ワロタ。
そんなこんなで、ちょっと泣きそうになってる瞬間もありつつも最後まで泣かずに話しきってた推しメン。
最後に「今日のライブ本当に楽しかったです」と言ってたのも印象的だった。
強い人だな、というか、強くあろうとする人だなあ、って思って、そういうところが好きな部分なんだよなって改めて思った。
ので、踊れなくたってあなたは私の推しです。
そして新しい発表事がふたつ。
アルバム「Flora」のリリースイベント「Free Live Tour "Flora experience"」が9月23日から11月いっぱいまで全国各地で開催されること。
来年2月11日に開催予告されていたライブの会場が「TOKYO DOME CITY HALL」であること。
2月11日のTOKYO DOME CITY HALL公演。
私はずっと「Zepp hanedaでやってくれ〜〜」って騒いでたオタクなんだけど、それが叶わなかった残念さよりも嬉しさの方が断然大きくて、心の底から「やったー!!!!」って声出た。
他の推しグループのライブで観に行ったことがあるデカい会場、そこにAMEFURASSHIも立てるだけのグループになったんだって思ったら本当に嬉しすぎた。
そして、そこに向けたフリーライブツアー。
去年同様全国規模でやってくれることも嬉しかったし、「1つ咲いた芽を枯らさないため」にたくさんの施策を打ってくれること、2月11日に向けて頑張っていく姿勢を見せてくれたことが何より嬉しかった。
そして、今日最後の曲は『Colors』。
登場曲だった『4Petals』は、メンバー作詞の『Colors』で使われなかった歌詞を使ってつくられた楽曲だそうだ。
『4Petals』で始まり『Colors』で終わるライブ。
4人の言葉で始まり4人の言葉で終わるライブ。
そんな美しいことって、ある?
歌詞のひとつひとつを噛み締めて聴いた。
ゆづのラップパート「長く続くモノクロの世界に咲いた花に水をあげ続けたい」がさっきの挨拶の話そのまんますぎて「ああああ……」って言葉にならない感情になった。
『Colors』のときも愛来が立ち位置正面だったの、本当に席運が良い。
「自分を信じて歩き続ける 君と君と君と君と生きていく ありがとう」
レスをもらったとかじゃないけど、この歌詞を歌う愛来を真正面で見れたことは特別嬉しい瞬間だった。
最後は登場したモニタ下から退場しておしまい。
おわりに
ライブ前、アルバム「Flora」を聴いて「どれも良い曲すぎる、一番好きな曲決められない〜。ライブで見て決めるわ」と思ってたのに、ライブ見てたら誇張抜きに次から次へと最高が更新されていって最終的に「全部良すぎて結局一番好きな曲どれだったか分からねえ……」になった。
のだけど。
ライブから数日経ち、ブログを書いてる中で、最後まで余韻として強く残ってた記憶は『Desire』だった。
わたし、『Desire』が一番好きだ。たぶん。
でもまたきっと、変わる気もする。
だってこのライブ、こんなに最高だったのに、過去イチ好きなライブだったのに、この4人、まだ完全体じゃないんだもの。
そんな嬉しいことってないよ。
2月11日に、これ以上のライブが見られることへの期待。この期待が裏切られることはないだろう、という信頼もある。
9月16日のライブが終わって、改めて私は「チームAMEFURASSHI」が大好きなんだなって思った。
推しメン愛来、そしてメンバー全員が大好きなことはもちろんのこと。
ライブや楽曲を作るにあたって関わる全てのスタッフさんや楽曲提供者の方々、ボーカル・ダンスの先生方に対しても、「このチームが作るものなら絶対間違いない」と信じられる、全員が全員「AMEFURASSHIのために今、何がベストなのか」を考えて尽くしてくれる、そういう人たちしかいないなって。
そして、そんなファンや関係者の気持ちに最大限に応えようとベストを尽くす、負けず嫌いで努力家な4人がフロントにいる。
そういう信頼できるチームだからこそ、ファンとして応援したくなるし、もっと売れてほしい、そのために自分もできることをしてあげたい、って気持ちが強くなるんだなあって改めて思った。
来週から始まるフリーライブツアー。
そしてその先に目指す、2月11日、TOKYO DOME CITY HALLでのワンマンライブ。
私も、できる限りの応援を、していくよ。
おしまい。