島と島を最大限楽しむお祭り『しまなみ映画祭』ができるまで Vol.01
こんにちは、SOIL SetodaのPRやセールスをしています、Hayateです!
現在、瀬戸田では9月27日〜29日で開催する「しまなみ映画祭」の準備を進めており、その実行委員会にも属してPRの仕事もさせていただいております!
しまなみ映画祭当日までいよいよ2ヶ月と言うところまで来てしまったわけですが、最近思ったよりもいろいろなことが同時並行で起きているので実際に僕が撮影した写真と一緒にここで皆さんにシェアさせてください!
この「しまなみ映画祭」では、会場に使用するテントなどを「竹」を使用して作っていこうと準備を進めています。その一環で作り方を教わるワークショップに先日チームメンバーと参加してきました。
僕はそもそも建築やそういった素材に関する知識があるわけでもないですし、DIYをするわけでもないので、素人目線での率直な感想を書いていこうと思います。まず新鮮だったのはそのあたりに生えている竹でも多くの種類があるということ。例えば、中国原産の食用たけのこの代表「孟宗竹」と日本自生(諸説あるそう)の「真竹」。この2種類は実は全然違って、「孟宗竹」は重くて太く、先に行くに従って細くなる品種。「真竹」は根本から先までが比較的まっすぐで、建築資材としても使いやすいそう。見分け方も教えてもらいましたが、これがなかなか難しい…!
ワークショップ自体は2日間にわたって開催され、1日目は竹の採集と運搬、そして油抜きと言う作業で終わり、2日目にまとめて建築作業を行いました。今回このワークショップに参加してみての一番の気づきは「1つ島を超えるだけでこんなにも生活が違うのか」ということでした。会場となった「地球の楽校」がある大三島は普段僕たちが生活をしている生口島の一つ隣の島に位置しています。ワークショップ中、その地域で暮らす子供たちは横で遊んでいたのですが、本当に驚きでした。そこにあったのは「なければ作ればいい」という考えでした。家の中を走り回ったり、屋根の上を走り回ったり。僕たちが収集して端材になった竹を使って、水鉄砲や竹とんぼ、弓矢を作って飛ばしてみたり。
この子供たちを取り巻く環境は本当に自然に根付いていて、どういう大人になるのか楽しみだなあと思っていたわけですが、もう一つ、驚きと感動を覚えたことがありました。
「食事」です。この2日間、主催の「地球の楽校」さんがお昼ご飯を作って出してくれたわけなんですが、メニューは全てオーガニック。自分のお家の畑で取れたお野菜に、近くの農家さんのお米。水分補給のお水も井戸水から汲み上げ。隣の島とはいえ今まで関わりのなかった大三島メンバーや弓削島からの参加者と同じ釜の飯を食べることでより親密になり、それぞれの島でどんなことが起きているのか、近況を話す時間にもなりました。
なんと、子供たちはご飯だよ〜となってから、お箸を竹で作り始めました。
端材をちょうどいい長さで切り、器用に鉈(なた)を使って縦半分にわり、小型ナイフで削っていきます。
ものの15分ほどで、見事お箸を作り上げ、そのお箸でカレーを食べる背中は思っていたよりも大きく見えました。その後も子供たちは家のなかや庭を走り回り、大きめのタライを別の場所に持って行ってはプールにして遊び、屋根の上に登って遊び回ってと、底なしの体力に大人たちは驚かされていました。
僕たちもヘトヘトになりながらの2日間、竹のテントを作ることで、改めて規定のサイズにデザインされた既製品が安価に手に入る現代の技術の凄さと今の時代も手作業で1つ1つ丹精込めてものづくりをされている職人さんのありがたみを感じました。
ワークショップの細かい内容は「しまなみ映画祭」の公式noteで4部構成でまとめているので気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
Vol.01
Vol.02
Vol.03
Vol.04
しまなみ映画祭の公式インスタグラムhttps://www.instagram.com/shimanami_film_fest/