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第5回公認心理師 分析と勉強方法
こんにちは!タノ先生🦒です。
昨年が怒涛の1年でしたので、今年は平穏をと思っていたのですが、
年明けからライフイベントが尽きない日々です。
※ここからの右肩上がりを期待💡
12月から進めていた公認心理師の「現任者講習」が終わりました。
区切りとして、7月・8月の試験に向けての、
現状と対策、勉強法をまとめておきたいと思います。
1.公認心理師とは?
以前に記事にまとめたので、短く書くと、
「保健医療、福祉、教育その他の分野で活動する心理の国家資格」
です。
「民間資格」ではなく、「国家資格」というのがポイントで、
ここ数年で新しくできた資格となります。
心理の資格にも関わらず、私が試験を受けることができるのは、
Gルートという特例措置によるものです。
Gルートは、2022年の試験で終わるため、
私にとっては、今年が最初で最後のチャンスとなります。
資格設立の背景、Gルートについては、以下の記事をご覧ください。
2.試験の分析と対策方法
以前の記事も含めて、試験に関する分析です。
(1)《問題数と時間》
・午前77問、午後77問、計154問が出題。
・各120分(2時間)
・うち事例問題は午前午後各19問。事例問題は3点。
(57点+57点=114点)
(2)《出題傾向》
・5肢択一(5つの選択肢から1つを選ぶ)約110問
・4肢択一(4つの選択肢から1つを選ぶ) 約20問
・5肢択二(5つの選択肢から2つを選ぶ) 約20問の3種類
※適切選択は約120問、不適切選択は約30問
(3)《戦略》
230点満点中最低138点以上。(60〜65%)
☆難易度A(26問)
5つの中から完全にランダムで選ばざるを得ない難問。
☆難易度B(66問)
正解の選択肢を2つor3つまで絞り込むことが出来る問題
☆難易度C(62問)
比較的正解を1つに絞り込みやすい問題。
・事例問題で得点を取り、難易度Cを確実に得点する。
・事例問題は38問。全問正解で114点。
・難易度C は62問。全問正解で 62点。
→事例問題と難易度Cで176点。7割で123点。
→事例問題AとBで92問。5割で46点。
⇨合計で169点
3.勉強方法
![](https://assets.st-note.com/img/1642238249619-lZeXF5UxJp.png?width=1200)
基本的には、この赤本を用います。
ペンギンシリーズの本もありますが、この本は、
「どのように解けばいいのか」を解説しています。
また、1〜4回までの問題が、三段階の難易度と共に載っています。
そして、公認心理師の「ブループリント」を網羅しています。
ブループリントは、出題の基準です。
以下のPDFは令和3年度版ですが、大きく変わらないと思われます。
http://shinri-kenshu.jp/wp-content/uploads/2017/10/blue_print_201912.pdf
つまりブループリントの用語=「出題される」ということです。
そして、各分野の出題%も書かれています。
![](https://assets.st-note.com/img/1642238577855-tqYs5MOf4i.png?width=1200)
こう見ると、9%の領域は、
1〜 3「公認心理師としての職責」
16〜19「福祉・教育・司法」です。
つまり、
公認心理師としての心構えをもち、実践的な知識や対応を適切にできる
ことが求められています。
そのため、次いで高い8%は「心理状態の観察及び結果の分析」。
逆に言えば、2%〜3%の部分は「実験・研究に関して」等です。
第3回目の試験では、医療関係が鬼門だったそうですが、
全体に占める割合が、ブループリントでは低くなっています。
といっても、最終的な差がつくのはこの分野です。
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ということで、現在1月から、本番7、8月までの
6ヶ月間の対策についてです。
①赤本1周目(まず問題を全て解く)
ただし分からない問題があっても良い。
とにかく一周して、問題傾向や解き方を掴む。
②赤本2周目(☆1の問題を解けるようにする)
そこで間違えたものは、ルーズリーフノートに蓄積する。
※このあたりで1回目の模試を受ける
③赤本3周目(☆2の問題を解けるようにする)
☆1の取りこぼしをなくす。
記憶が定着しない場合は、
noteの記事や配信等のアウトプットを図る。
※2回目の模試を受ける。
④本番に向けての最終調整
⑤本番
私は元小学校の教諭です。
効率的な勉強方法を研究してきましたが、
・エビングハウスの忘却曲線を元にしたサイクル
・視覚的な記録(ログ)
・アウトプット
の3つの方法で対策を行いたいと思います。
①記憶は、時間の経過とともに忘れていきます。
そのため「語呂合わせ」や「何度も繰り返し書く」
という学習は行わないことにします。
「正答を選ぶための思考」と「定期的な振り返り」を軸にして
学習を行うことにします。
![](https://assets.st-note.com/img/1642239701508-QN4uoZC8Uk.png?width=1200)
そのためには、
「問題を複数回解くこと」と「記録を残すこと」が必要です。
そのため、インデックスをつけたルーズリーフノートを準備します。
1周目で問題の解き方を知り、傾向を掴みます。
2周目に分からなかった問題を記録に残します。
そうすれば、問題を解いて、
2回目にも分からなかった部分のみを抽出できます。
![](https://assets.st-note.com/img/1642239936336-fIgyduNckC.jpg?width=1200)
そして、難しい部分は「視覚的」にまとめていきます。
その点に関しては、グラフィック・ログ(グラログ)を活用します。
視覚的にまとめることができれば、理解力・記憶の定着率は上昇します。
そして、それでも難しい部分は、
アウトプットを活用して定着を図ります。
インプット:アウトプット=3:7
と言われます。
テキストをただ読む、問題を解く以上に、
書いたり、話したり等のアウトプットは有効です。
仲間内で話すのも良いですし、
YouTube、stand.fmラジオ等の配信を活用することもできます。
《スケジュール》
1月〜2月:まずは赤本を1周。
2月〜3月:赤本2周目に入る。
4月:1回目の模試を受ける。
5月〜6月:赤本3週目・2回目の模試を受ける。
7月・8月:試験本番
このような形で、試験対策を行っていきます。
今後、勉強してまとめたノートや内容の配信を
行うこともあるかもしれません。
最後に大切なことですが、
「公認心理師になって何をしたいか」を明確にしておきます。
私は、教育の分野で活動しています。
心理師の学習と資格をもって、
より良い学習やより良い働く環境、
子ども達への支援ができればと思っています。
そのために、最初で最後のチャンスを必ず生かしたいと思います。
今回はここまでです。
一緒に学習をがんばりましょう。
タノ先生🦒でした!またね!