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【2022年1月〜2月】資金調達した注目のスタートアップ

危機一髪(ききいっぱつ)
→ わずかな違いで、危険な状況になるような瞬間。

まだまだなにも成し遂げていない身分だから、なんの説得力もないかもしれない。

けれども、成功と危険な状況になる違いは、本当にわずかな違いだと思っている。

紙一重で上手くいくこともあれば、失敗というレッテルを貼られることがある。

それはある意味で仕方のないことだと思うのだが、忘れないで欲しいことがある。

わずかな違いで高い山に登れたとしても、奈落の底まで叩き落されたとしても、挑戦したことに変わりはない。

この挑戦することを選んだ人を私は無下にはできない。

むしろ、本気で挑戦した人に対しては、リスペクトしかなく心から拍手を送りたい。

2022年1月〜2月に資金調達したスタートアップ一覧

Bokksu

2015年に日本の伝統的なお菓子のおいしさや技術を世界に伝えることをミッションに創業。

2022年1月にシリーズAラウンドにて、総額2,200万米ドル(約25億円)の資金調達を実施した。

日本のお菓子のサブスクリプションサービスを展開し、これまで世界100ヶ国に日本のお菓子を届けてきた。

2017年には、これまで海外で手に入れることが難しかった日本のライフスタイル商品を取りそろえたオンライン・マーケットプレイスのBokksu Marketを開始。

2018年には日本法人Bokksu K.K.(ボックス株式会社)を設立。

さらに、2021年にはアジアの食品をオンラインで販売するオンライン・グローサリー事業にも進出し、業績拡大を実現している。

Wordle

ワードパズルゲームを展開しているWordleをアメリカの新聞社であるニューヨークタイムズが買収した。

買収額は数百万ドルということである。

この買収により、ニューヨークタイムズNYTのゲームサイトである、Gamesで提供されるゲームとなる。

移行後も無料で遊べると発表しているが、いずれ有料化される可能性もある。

ニューヨークタイムズは新聞のデジタル化にいち早く着手しており、2011年にデジタル版の定期購読、つまりサブスクサービスを始めている。

近年はゲームや料理レシピ、製品レビューなどニュースサイト以外のサブスクサービスを充実させ、ユーザを増やしている。

2022年1月には、スポーツメディアのThe Athleticを約5.5億ドルで買収し、2020年にも音声コンテンツのAudmや人気ポッドキャスト番組を手掛けるSerial Productionsを買収している。

積極的に買収をしており、2021年末時点のサブスクユーザは前年比16%増の880万人となっている。

そのうちニュース以外のサービスのサブスクユーザは200万人を超えている。

京都フュージョニアリング

核融合プラント機器メーカーの京都フュージョニアリングがCoral Capitalなどから、13.3億円の資金を調達して、調達総額は融資と合わせて約20億円となった。

同社のビジネスモデルは、炉から熱を取り出す機器を開発するものである。

例えば、核融合で発生した熱を受け取るブランケットという壁がある。

この壁が受け取った熱でガスを温め、タービンを回して発電するのが核融合発電である。

炉の開発は競争が激化しているけれども、熱を取り出す機器はほぼ競合がいないという。

熱を取り出せなければ発電できないから、ブランケットは革新的な機器だということで、英原子力公社(UKAEA)などから受注している。

核融合のエネルギーは二酸化炭素を排出せず、燃料は海水から取り出す重水素などだ。

つまり、メルトダウンの危険性はなく、放射能の毒性は原発の数千分の1ということで、夢のエネルギーと呼ばれている。

リジェネフロ

iPS細胞から腎臓をつくる研究をするリジェネフロが総額13億9,200万円を調達した。

同社は、iPS細胞から腎臓のもととなる細胞を作り出す研究を手掛けている。

腎臓のもととなる、ネフロン細胞という細胞が胎児に存在することを世界で初めて突き止めた。

母体環境を忠実に再現してネフロン細胞を育てるということで、すでに大量培養に成功し、2022年4月から非臨床試験を始める。

また、2023年の臨床試験を計画している。

人工的にネフロン細胞を作れれば、国内に患者が1,300万人いるとされる慢性腎臓病の画期的な治療法となる可能性がある。

エアドア

賃貸物件の仲介サイトを運営するエアドアが、融資を含め総額7,500万円をシードラウンドで調達した。

ワンルームマンションなど賃貸物件の仲介サイトである、airdoor(エアドア)を運営している。

ユーザから仲介手数料を受け取らないのが特徴で、物件の貸し手である管理会社から成約に応じて報酬を受け取るというビジネスモデルだ。

2022年1月末時点での管理会社の顧客は30社程度で、管理会社が空室物件を登録したらエアドアに即掲載される。

エーアイセキュリティラボ

ウェブサイトの脆弱性診断を手掛けるエーアイセキュリティラボが、3億円の調達をしたと発表した。

集英社やコーセーなど複雑なウェブサイトを運営する大企業を顧客に抱えており、脆弱性診断ソフトをSaaSで提供する。

ウェブサイトのトップページのURLを入れるだけで、人工知能がサイト構造を把握し巡回して脆弱性を診断するというビジネスモデルだ。

例えば、会員登録ページは必要事項を入力して画面が正常に遷移するか、情報漏れにつながる脆弱性がないかを確認するといった具合いだ。

画像で認識するのが特徴で、人工知能がパターンを認識して診断を進めるため、人が目で見て一つずつ脆弱性を診断するといったこれまでの手間がなくなるという。

まとめ

2022年に入ってもスタートアップの大型資金調達が目立っている。

もちろん、資金調達が目的ではなく、各社のミッションを遂行していくことが重要なので、引き続き注目したいスタートアップばかりだ。

こうして見ていると、ジャンルも様々でいろいろと参考になるところも多い。

挑戦している人たち、企業を見ていると、自分自身も気が引き締まるので、定期的に紹介をしていこうと思う。


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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。 そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。