色弱とM8の誘惑
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LeicaM8もしくはM9という
CCDセンサーのいたずらか発売当初は
あれこれ論議もよんだのかもしれませんが
色合いの味から今なお人気があるようです。
私もその色合いと描写の虜になった一人です
カメラはどれでもよいと言う方
どれでもと言っても好きなカメラで写す
幸せ感もあるよと言われる方
そしてカメラのセンサーの違いで
ずいぶんと表現が変わってくると
その表現を楽しまれる方
さまざまで
車に例えると
目的地までどの車でいっても
それは達成するわけで
しかしみな車を買うときはカタログとにらめっこし
好きな車で目的地へ行くことに少なからず
幸せ感も感じたのではと思います。
さてLeicaM8ですがCCDセンサーが赤外線に
影響され本来の色の再現ができにくいという
難点が指摘され、それとはうらはらに
不思議な色の表現が
実に魅了されるといういろんな捉え方があるようで
KODAK色とそれを言うのでしょうか
私も古い写真の中に好きだと思う
色合いを調べるとKODAKという文字に
遭遇することがあり気になりつつ
私は男性の内で約5%はいると言われる
色弱の持ち主です。
赤と緑に微妙な部分がどうも
人と違い緑の葉に囲まれた赤い彼岸花や
冬の赤く咲いた椿の花が
カモフラージュされて今ひとつ
見えにくい。
しかし生まれつきこれで生きてきたので
不自由を感じることが一度もありませんでした。
いくつかの事柄以外は
(仕事柄組織学、病理学を学びましたが染色された組織の色の判別が
どうも他の人より劣ることを実感。パネルクイズの赤と緑の見分けが難しく見ていて楽しくなかった、それくらいです)
一生涯、95%の方が見えている世界を
体験することなく
自分の見えている世界での美しさで
楽しんでいこうと思います。
私の写真の色合いがおかしいと指摘されたことが
ありました。
色々考えた末にモノクロ写真へシフトし
これを楽しむ機会も増えて
気にすることなく写真を楽しむ日々
しかしながらM8CCDセンサーの色合い
これもまた普段目で見る色合いと違う部分に
人気が高まったのではと思うと
あまり色のことで気にすることも
なくなりました
そんなわけで時代に逆行し
低画素で壊れたらそれまでの
M8を手に入れようと思いました。
修理不可能という爆弾
私もおなじでいつ健康を損ね
修理不可能になるやもと思うと
同じ身であるようで
なんだか分けのわからぬ愛着まで
湧いてくるのです。