物価高の世の中、何にお金を使うか
先日、ニュースを見ていたら、牛乳の値段が上がるというニュースをやっていて、どこかのスーパーでお年寄りが、「でも仕方ないですよね、体のためには(牛乳を飲まないと)」というようなコメントをしていた。牛乳は大事なタンパク源、という考え方がこの人にはあるのだろうなと思った。
そのニュースの後、「クローズアップ現代」という番組で(すみません、NHKです)、美容医療のことを取り上げていた。若い人で、美容医療(簡単に言えば整形)を受ける人が多いのだという。その番組を見ながら、さっきのニュースに出てきたお年寄りと、美容医療を受ける若者の金銭感覚の差はなんだろうと思わず考え込んでしまった。
実際持っているお金の差もあるのだろう。しかしふと考えてみると、お年寄りも「サプリ」は飲むかもしれない。実際、私の夫(60代半ば)も、「セサミン」かなんか、少ない収入の中から買って飲んでいる。お年寄りは健康にお金をかけ、若者は美容にお金をかける。そう考えるとそんなに不思議なことでもないのかもしれない。
私は50代半ばだが、何にお金をかけているかというと、少し前までは洋服だった。私は、いつもすっぴんだし、髪型にもあんまり関心がないが、そういう「見た目」に関しては洋服にだけ興味があって、お金も使っていた。今は少し家計が苦しいので、洋服代を節約している。
でも、半年前ぐらいに、家の近くにちょこざっぷという安いジムができて、夫と相談して、入会することにした。しばらく通っていて、それも、今家計が苦しくて休会中なのだが、夫は、また再開してもいいのでは?と言っている。
結局、乱暴にまとめれば、食べ物が値上がりしていると言っても、食べ物以外のものにお金をかけている人が多いということだろうか。年代によってお金をかける対象は違うけれど。ニュースでは、食べ物の物価高のことをよく言っているけど、食べ物の物価高はしょうがないとして(だってそれはほとんど変えようがない)、健康とか美容とか、そんなようなある意味夢のようなものを追っている人が多いのかなぁと思った。
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