ガラケーからiPhoneへ(長文)
このたび夫がソフトバンクのガラケーからauのiPhoneに乗り換えた。その一部始終の記録を残そうと思う。誰かの参考になれば、幸いである。かなりの長文になって、申し訳ない。
夫のところに、ソフトバンクから、お便りが来た。今の機種が故障しても修理できなくなりました、というのだ。そろそろスマホにしようよ、と私は言い続けてきたが、ついにその時がやってきた。
周りの人に聞くと、「奥さんがiPhoneだったら、旦那さんもiPhoneにしたらいいんじゃない?教えられるし。」ということなので、最初から、iPhoneに決めていた。ただ、iPhoneの中でも、手が出そうな値段のものは、SE(第二世代)か8ぐらいだ。しかも、私が契約している格安SIMの会社では、8は中古だった。中古はどうもなぁ〜というのもあったので、SEと8を比較してみたら、同じ大きさで、SEの中身の方が、新しいと言う。ちょっと高いけどSEにするかな、と腹を固めた。
それから調べものが始まった。
夫は今はソフトバンクなのだが、前々から、ソフトバンクの店員さんの接客態度が気に食わないと言っていて、auがいいなぁと言っていた。最寄りの駅のそばのショッピングモールにauショップがあるので、パンフレットをとりあえずもらった。auのパンフレットには、iPhoneは載ってなかった。拍子抜けしたが、auショップの隣にUQモバイルの店もあって、そこにはiPhone SEが置いてあった。iPhone SEにするにはUQモバイルにしないといけないのかな?と思った。
UQモバイルのパンフレットももらったが、正直、そんなに料金は安くはなかった。最寄りの駅前のショッピングモールにあるauショップでは、あまり問題が解決しなかった。
ソフトバンクガラケーからiPhoneへ。どこの会社と契約しよう。どんなプランにしよう。
auショップではあまり情報が得られなかったので、家でネットから情報を得ようと試みた。自然と、自分が今契約しているIIJmio(BIC SIM)のことをまず調べた。検討するプランは、2ギガ、4ギガあたり。2ギガが税込858円、4ギガが税込1078円だから、まあ、安い。夫はメールと電話、将棋のゲームぐらいしか使わないから、2ギガでいいかも。それより気になったのは、iPhoneを扱っているかどうかだ。調べてみると、 SIMが挿せる機種ということでは、iPhone全機種対応しているようだが、MNPとのセットで売っているのは、iPhone8の「美品」、iPhoneSE(第二世代)の「未使用品」ということで、「美品」はようは中古だが、「未使用品」というのがよくわからない。調べたが今ひとつわからない。封は開けたけど、使ってないということで、中古市場で生まれた用語らしい。値段が8月いっぱいのキャンペーンで、iPhone 8が一万円を切るぐらい、iPhoneSEが三万円を切るぐらいで、その値段の話を、行きつけの整骨院の先生にしたら、iPhone 8、美品で一万切るのは安いね、ヤフオクで美品じゃなくても一万五千円ぐらいはするから、お買い得じゃない?一万切るぐらいだったら、たとえあんまり長く使えなくても、割り切れる、と言われて、かなりiPhone 8に傾いた。
iPhone 8かiPhone SEか、の話をFacebookに書いたら、今度は、iPhone 8よりもSEの方が新しい、8は中古だとバッテリーが心配、というコメントをもらい、迷ったが、SEに傾いた。結局、周りの意見に左右されてしまう私だった。
夫に、私の使ってる会社の店は船橋のビックカメラにあるから、と言うと、じゃあ、船橋に行ってみよう!ということになった。
さて、夫と一緒に船橋のビックカメラに出かけることになった。夫も私も、船橋に出かけるのは久しぶりだった。私は、ソフトバンクからIIJmio(BIC SIM)に変えるときに、船橋のビックカメラでSIMカードを買ったので、同じパターンで行くつもりだったのだ。
船橋のビックカメラは、京成船橋駅とJR船橋駅をつなぐ、フェイスビルの中にある。さっそく携帯売り場に行って、BIC SIM の人を呼んで、「今ガラケーで、スマホに変えたいんですけど。iPhoneにするつもりなんですけど。」と言うと、「あー、iPhoneは、ここでは扱ってないんですよ。船橋東武店の方に行ってください、3階ね。」と言われた。そうか、東武の中にビックカメラができていたのは知っていたけど、行くのは初めてだ。東武のビックカメラに着いて、それらしい売り場を探すと、iPhoneがずらっと並んでいるコーナーがあった。私たちが目当てのiPhone SEを見ていると、話しかけてきた女の人がいた。「今iPhone SE 1円なんですよ、お見積もりしますのでいかがですか」私と夫が顔を見合わせていると、「お見積もりだけでもいかがですか」と食い下がってくる。見積もりだけなら、と思って、「じゃあ見積もりだけでも」とお願いすることにした。机と椅子があるスペースに連れていかれて、タブレットを持ったお姉さんにいろいろ聞かれる。今どこの携帯を使ってますか、通話はよくする方ですか、などなど。少しなまりがあるなぁと思ったら、名札は外国人の名前だった。iPhone SEは1円でこれこれこういうブランで、とタブレットで示され、最初の1年間は、スマホスタート割ということで、千円弱の利用料、2年目から二千円ぐらいに上がる、ということだった。その人はauの人だった。1円というのは、週末だけのキャンペーンということだった(その日は日曜だった)。夫はもともとauびいきだったことは前にも書いたと思うが、私は、IIJmioの人の話を聞きたかったので、「他社の話も聞きたいので」と強引に、見積もりの紙だけ出してもらって、話を終わらせた。そしてIIJmioの人を探して話を聞いたら、IIJmioの人はちょっと弱気で、今キャリアさんの方が1円でやってるから安いですよね、うちだとそこまで割引はできないんですよ、とのこと。今はキャリアさんで機種を買ってもSIMが抜けるからSIMフリーと変わらないですよね、などと言う話を聞かせてもらう。
夫が、ちょっと考えようと言って、イトーヨーカドーの中にあるマクドナルドに行くことにした。2人で食べながら考えていて夫が「もう決めちゃおうよ、auにしよう!」夫のものだし、IIJmioの人も弱気だったから、私も異議はとなえなかった。
そして、ビックカメラに引き返した。auのお姉さんに、「決めましたよ!」と言ったら、手続きが始まった。まずMNPの予約番号を電話で取った。それからの手続きは、auのお姉さんのペースで進み、あのー、電話帳のデータを新しいスマホに移したいんですけど、と言うと、やっておきますよとお姉さんは受け合った。一通り手続きが終わって、20分ぐらい待ってください、というので、じゃあちょっと出かけてきますね、と言うと、奥さんの携帯に電話しますから、と言われた。
電話で呼ばれて、戻ると、iPhoneの設定が残っていた。Apple ID などなど。もともとGmailを持ってないのに、GmailをApple ID にしたのが悪かったのか、メールアドレスで戸惑う場面があった。なんのかんので夜8時ごろまでかかり、お姉さんは一生懸命やってくれたのだけど、上司の人から区切りの良いところで今日は終わらせてくださいみたいに言われて、でもお姉さんは一生懸命で、8時ちょっと過ぎくらいになってしまって、お姉さんは、私たちをエスカレーターの所まで送ってくれた。お姉さん一生懸命だったね、と帰り道で、2人で言っていた。
さて、新しいiPhone SE(第二世代)を持って帰った。新品だ。もちろん箱も付いていたが、箱の中を見ると、SIMピンとLightningケーブルだけで、EarPodsや電源アダプターは入っていなかった。なんか簡単になってるなぁと思った。だから、箱も薄かった。
電話帳は確かに移っていたけど、よく見ると抜けがあって惜しいなという感じだった。とりあえず私とメールと電話のやりとりをした。メールはメッセージを使って。今までiPhoneを使っていたくせに知らなかったのだけど、iPhone同士のメールのやりとりはiMessageになるらしい。その方が少しお安くなるのかな?
そしてトラブル発生。夫の妹さんに夫がメールしたら、メールアドレスが無意味な文字列になっていたと、妹さんから電話があった。夫がこんなメールアドレス作った覚えないよ、と言う。キャリアメールだった(@au.com)。ちなみに夫の妹さんは、auなのだ。夫のメールの相手が私だと、iMessageになる。夫のメールの相手が妹さんだと、auのキャリアメールになる。そういう切り替えがあるのだ。その無意味な文字列を意味のある文字列に変えることができるはずだ。パソコンを引っ張り出してググってみた。auのキャリアメールを変える方法があったので、やってみた。その後もう一度夫が妹さんにメールしてみた。妹さんから大丈夫だと返事があった。家に戻ってから一番大きなトラブルはこれだった。いろいろな操作の仕方は同じiPhoneなので教えやすい。やっぱりiPhoneにして良かったと思う。一番最初、字が小さいと思ったが、設定で出来る限り大きくした。新しく入れたアプリはGoogle Chromeと将棋ゲームとMy au だけ。まだ入力に慣れないみたいだけど、もともと夫はそんなに長文のメールは書かない。少しずつ慣れていくだろう。auにしたことで夫は妹さんと同じ会社になり、SMSがタダになったり、通話がタダになったりしてよかったみたいだ。やはり周りの環境は大きい。私も一番最初にスマホにした時、周りにiPhoneを使っている人が多いから、と言う理由でiPhoneにした。とうとうそのままiPhoneを使っている。
ガラケーからiPhoneへ、1つのケースとして、参考にしていただければ幸いだ。
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