「誤えん」対策商品がスーパーに!
皆さん、いかがお過ごしですか。
言語聴覚士(ST )の八田です。
私は、在宅療養されている方のお家に訪問して、リハビリテーションを提供しています。
今日は、「誤えん」対象商品が、1日限定ではありますが、「近くのスーパーでお求めいただけます。」のお話です。
「誤嚥(ごえん)」とは?
誤嚥とは、本来なら口腔から咽頭、そして食道を通って胃に送られるべき食べ物が、誤って喉頭と気管に入ってしまう症状のことです。肺炎の原因にもなります。
「誤えん対策商品の」特別販売のイベントがあります!
令和2年8月9日(日)9:00~18:00
マツヤスーパー山科三条店
■JR東海道本線「山科駅」下車徒歩10分
■ 地下鉄東西線「山科駅」下車徒歩10分
「誤えん対策商品の」特別販売のイベントがあります。京都の企業と医療職がコラボレーションして作った商品4つです。私は、産休育休があったので全てのプロジェクトに関わった訳ではありませんが、私も京滋摂食嚥下を考える会の活動で、開発に参加していました。
私のnoteに商品の紹介しています。
・やわらか豆腐(京とうふ藤野株式会社)
・斗瀞酒(ととろさけ)雅香(みやこ)(株式会社北川本家)
・やわらか羊羮(美濃与食品株式会社)
・介護スプーン(漆器のアソベ)
嚥下障害があっても、「食べる事を楽しむ機会」を、多くの皆さんに届けられたら。その一つになれればという思いがあります!
しかし、コロナがまた広がってきています。私もこの半年は日常の買い物以外は外出を控えています。(私自身、日々高齢の方と接する仕事なので、外出にとても神経質な位、慎重になっています。)
せっかくのイベントではあり、たくさんの方に来ていただきたい気持ちはありますが、みなさまのお越しをお待ち申し上げますとはとても書きづらいです。
遠方なのでどのみち行けない、近くても外出しない方もいらっしゃると思います。お家にいても詳しくわかるように、noteでレポートしたいと思います。(現時点で一部商品除き、オンライン購入可能ですので、お店に行けなくても大丈夫です。ご安心下さい。)
かくいう、私の祖父は、脳梗塞で言語に障害が残りました。何度か脳梗塞を再発し、徐々に力が落ちていき、最期は嚥下障害から肺炎で亡くなりました。祖母は、91歳迄生き抜きましたが、最期は嚥下障害と共に食べる事が難しくなり、亡くなりました。祖父はお酒が大好きで、祖母はレトルト等の市販の嚥下食は好みませんでした。
私は、小さな時からおじいちゃん、おばあちゃん子でした。当時「この斗瀞酒(ととろさけ)や和菓子があったらなぁ。」と今でも思います。
今、現時点でご自身の大切な方が、嚥下障害を持っている方、また、その逆で、嚥下障害という事を初めて知ったという方もいらっしゃるかもしれません。
こういう企画や記事を通じて、摂食嚥下障害について知っていただく一つの機会となり、皆さんの暮らしのお役に少しでも立てたらと思っています。