親と息子、祖父と孫、世代を超えて生き続ける作品「ゴーストバスターズ アフターライフ」
おそらく30歳以上であれば金曜ロードショーなどだけで一度は見たことがある、お化け退治の名作「ゴーストバスターズ」
1984年に1作目が公開され、それから38年の時を超えて、最新作が公開された。
それが本作の「ゴーストバスターズ アフターライフ」
一言でいうと時代・世代を超えて引き継がれる名作だった。
まず本作含めた作成背景が興味深かったので、先に言われてもらう。ネタバレもあるので見てない人は注意してください
1作目のゴーストバスターズはジェイソン・ライトマンが監督となり、ビル・マーレイ、ダン・エイクモンド、ハロルド・レイミス、アーニ・ハダソンの4人がゴーストと戦う話。
1作目から5年後がたって1989年に2作目が同じ監督・キャストで制作された。
大人気シリーズになったゴーストバスターズは2008年に3作目の計画があがったが、出演陣の都合上で中止となってしまったらしい。
だが、2014年にメインのキャスト兼脚本を製作していたハロルドが急逝され、続編の話は幻となった。。。
2年後の2016年に監督、メインキャストを全て男性から女性に変更し、新たなゴーストバスターズが生まれた。
そして、2022年に1.2作目のジェイソン・ライトマンの息子であるジェイソン・ライトマンを
新しく監督として、1.2作の続編として、当時のゴーストバスターズの孫を主人公とさせたアフターライフが製作された。
元々親が作っていた映画を、約35年の時を経て息子が続編を作る。そして、物語を世代を繋ぐ内容となっているのが、凄い味わい深いシリーズになっていた。
アフターライフの話は、ゴーストバスターズを指揮していたイゴンが亡くなったことをきっかけに、イゴンの娘家族がイゴンの家に引っ越すことから物語は動き出す。
イゴン役を演じていたハロルドが亡くなり、物語としてもイゴンが亡くなった後
尊敬と敬意からか、1作目からのプロトンパックや車、敵のゴーストなど繋がりが非常に強く、ファンからすると懐かしいと感じ、興奮させられるシーンが多かった思う。
そして、技術の進化によって迫力を増したゴーストたちやアクションも素晴らし興奮させられた。
個人的には、ラストにサプライズ出演している
ビル・マーレイ、ダン・エイクモンド、アーニ・ハダソンの3人が揃った時は、ハロルドが亡くなって2度と見れない光景と思っていた瞬間を目にすることができたのが、パンパなく興奮した。
さらに、そのあとに続く敵からの問い。
「お前は神か?」ここのくだりが約35年前のシーンがフリになっているのが最高過ぎた。
思わず映画館で爆笑してしまった。
親と子が繋ぎ、製作されたらゴーストバスターズ、作品としても祖父から孫へ引き継がれていく。
正直3作目が無かったことにされていることは、正直切ないし、当時のキャストが怒るのも分かる。
しかし、本作は時代を超えて愛される作品であることは間違いないし、その全てを味わうことができたことに幸せを感じる。
ゴーストバスターズが好きな人なら絶対に見てほしいし、見たことない人から1作目だけでもいいから事前に見てからアフターライフを見てほしい。
最高ですから。