パーキンソン 誰でもできる姿勢の直し方 #1
姿勢について大事なポイントは2つです。
座り直ししてる?
斜め座りを逆にしてる?
だいたいのパーキンソン者は椅子に座ると右に倒れています。(理由が知りたい方はコメント残してください)
これの原因は座るときに、右に倒れやすい姿勢になってるからなんです。だから座位姿勢の時間分だけ姿勢が悪化し骨も筋肉も固まって変形を起こしているわけです。
では、どうすればいいのか。簡単です。
一度座った後に座り直しをしてもらいますが、足の向きをいつもと反対の斜め座りにセットしてから「もう一度奥に座ってみてください」と声掛けするだけです。
次回:姿勢のずれを自分の体で体感して理解できたら一人前
さて、ここまで座位姿勢にこだわっているとおもいますか。
座位姿勢は1日の中で7時間もあると研究者が発表しています。
高齢者の1日覚醒時間中、座位姿勢は55~60%を占める。時間にすると8~10時間です。
日本人の座位姿勢7時間は、世界20か国でも時間数トップを誇っています。
高齢者の1日の座位時間は"8時間“だとします。480分ですね。
1週間なら 480×7= 3360分。
病院で受けるリハビリ時間は週3~5回。1回あたり1時間です。5回受けれたとしても60×5=300分。
3360分 >300分 リハビリで修正してもほとんどの時間は無駄になっていることがわかってきます。
何故無駄と言い切れるかというと。ほとんどのリハビリ専門職さんは知識と実践は優秀でも自分のいない時間を有効活用しようとしていない。もしくは本人家族に説明できるほどコミュニケーション能力がないからです。
短いリハビリ時間で修正しても、長時間の姿勢に対してなにもしないのはコストパフォーマンスが悪いです。しかも進行性で悪化していくとわかっているのに。今日からでも試してみてください。行動から変えていきましょう。
リハビリの中には共通して家族指導という用語がありますが、専門用語のオンパレードで自己満足に浸っている専門職さんをよくみます。
行動は誰にでも簡単にできることですが、次のステップを進むとき、理屈を説明するとき、病気を説明するときには理学療法士のような専門知識の判断が必要なります。
情報社会によって簡単に情報を集められますが、本人に合ってる項目や程度は素人目ではわかりません。そこは必ず専門職を頼ってください。教本やネットは誰でも当てはまることしか書けません。自分の大切な人に焦点を当てて考えたとき、情報取捨選択するツールとして活用するぐらいの気持ちで専門職に質問していってください。
正しいコミュニケーションの取り方で、大事な人を守りましょう。