日々学ぶことがあるのは成長の証
今日私が学んだこと。
「装具褥瘡」
恥ずかしながら初めて聞いた。担当している外来患者さまに今日判明したこの装具褥瘡。今まで入院業務が主であり装具のことに関してはざっくりとした種類や特徴程度のごく簡単な事しか知らなかった。
装具褥瘡とは 医原性褥瘡の一つであり、医療機器の圧迫により生じた皮膚損傷のこと。
私が担当する患者さまは麻痺側の外果に生じた。
上司であるPTに対応を相談したところ、装具を削るしか対応がないと言われた。丁度当たるところが装具の角でありクッション材をつけたとしても余計に圧が加わってしまうとのこと。
また、相談したPTは患者さまの装着様子をチェックしてくれた。
固定するマジックテープを自身で止めるのだが締まりが弱いとのこと。そのため歩行の際に靴内で動きが生じてしまい擦れにも繋がっているとのこと。
装具業者に連絡を行い、本人に再度装具装着の指導をしてくれた。
患者さまとの会話の中で退院後に歩行練習を1時間くらいしていて、復職希望であるために職場まで歩いて行ったりしていたとのこと。
利き手の麻痺であるため現在、自動車運転も行っておらず主な移動手段が歩行となっている患者さま
前々回リハビリを休まれた時も「歩きすぎて靴擦れが出来て足が痛かったので休みました」と来られた際に理由を話していた。
相談したPTからは装具をつけている方の靴擦れには注意が必要と教えていただいた。それは通常の靴擦れでない可能性が高いとのこと。
STは装具を装着している患者に対し足を確認することなんてほとんどない。
入院中であれば装着場面を見守る場面は多く、裸足の状態も見る機会が多い。
そもそも入院中には長時間装具をつけることもないだろう。
患者自身もまさか長時間装具をつけていることで褥瘡になるなんて思ってもいないはず。
PTが介入していればもっと早くに気づけたかもしれない。
早く気づいてあげられなくて申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
上司であるPTは「遅くても気づいてあげられたことは凄いと思う」
次に必ずいかせられるねと。
この出来事を失敗と捉えて終わらせず、経験や学びとして前向きに捉えたいと感じた今日でした。
学んだと自分で振り返られることは成長の証だと思う。学びと思わないで成長を止めてしまうのは自分自身でもあると。
me;でした。