非認知能力はおうちで伸びる。未就学向け。

非認知能力のうちの何を伸ばすのか、によって視点が変わってくるように思うが今日は非認知能力の中でも、

意欲、創造性、計画性、粘り強さ、忍耐、自制心、コミュニケーション能力、

このあたりを育める遊びを考えたい。
児童発達支援に携わらせてもらっている経験からお子さんの特性による向き不向きについても考えてみる。

積木
  創造性★★★
  粘り強さ★★★
  自制心★★★
積んだ形をイメージする力がつくと抽象的な概念を学ぶ力につながる。重力に沿ってのみ積木を配置できるルールで自分が置きたいように置くのではなく置けるところに置くということで外界に適応する一歩につながる。崩れやすいことで次への挑戦の力もつく。とても優れた遊びに思うがデメリットとしては、見立て遊びがまだ難しいお子さんは興味をあまり持てない事があったり、失敗が嫌なお子さんは崩れることが受け入れられず意欲を削いでしまう事がある。

紙粘土
  意欲★★★(感覚が嫌でなければ)
  創造性★★★
  コミュニケーション★★★
形を自由に変える事ができ、見立てる力を育むことができる。まだ見立てられなくても絵の具を混ぜると色の変化も楽しむことができ、コミュニケーションの機会も作りやすい。触るのが嫌なお子さんは、ストローで刺してあそぶなど物を介すと楽しめる場合もあるかもしれない。

お絵描き
  意欲★★
  創造性★★★
  コミュニケーション★★
殴りがきの楽しさを大人は忘れがちな気がするが、殴りがきを本人が存分に楽しめるとその先の描くことや書くことの意欲に変化があるように思う。デメリットとしてはコミュニケーションをとろうとして親が大人の絵を描いて見せることがメリットにならない場合がある。

で、結論。
私が一番おすすめしたいのは、

マグネットタイル(ピタゴラスなどいろんな商品名あり)
意欲★★★
  創造性★★★
計画性★★★
  粘り強さ★★★
  忍耐★★
  自制心★★
  コミュニケーション★★★
もちろん他のおもちゃにも他のおもちゃの良さがあるが、このおもちゃの良い所は、トミカや小さい人形と組み合わせて遊べること。低年齢ではくっつけるはなすなど単純な操作から次第に積む遊びに移行でき、空間認知も高めながら比較的早く計画性をもって組み立てる遊びに展開しやすく(レゴは組み立てていった結果何かに見えることが多く、計画性を持って作るまでには遊びこみが必要。←この課程も大事だが。)、完成物の迫力さから本人の自信にもつなげやすい。人形の家や駐車場などを作るとごっこ遊びに展開できコミュニケーションをとりながら遊べるおもちゃになる。
デメリットとは積木同様崩れやすいことだが、積木よりも崩れる部分が少なく、再度作り直しやすくその程度で言えばデメリットよりもメリットと思える方が多いように思う。

非認知能力をなんとか伸ばしてあげたいけど習い事させてあげる時間ないと思っているワーママさんがもしいたら、、、

非認知能力はおうちでしっかり伸びていくって事を伝えたい。

本人が楽しいと思うことに没頭すること。それが一番大事。

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