言語聴覚士の転職
リハ業界では転職が割と簡単に頻回に行われていると思う。
資格者がいなければ報酬点数が取れない為、募集数も多く、ある程度リハ技術を習得するとルーチンに刺激が欲しくなり、転職希望者も多いという事もあると思う。
言語聴覚士界の転職でいえば、その職場で得られる自己成長に期待して転職をする人が多いのではと思う。
例えば、失語症患者さんが多く見れるとか、難聴ケースを見れるとか、在宅で長く関われるとか、先輩STがいるとか、そういう視点での希望がある方が多いと思う。
でも実際、求人してる側は、採用する人事の方が、このような専門的な知識を有してるわけではなく、即戦力として1人欲しい。または中途採用なら、マネジメントのできる人が欲しいという様子である。
『言語療法のスキルはまるで問われていない。』
自己研鑽の仕方にもいろいろあると思うがお金を払って受ける研修が数多くある。
この行く末はどうなるのだろう。10年後の業界はどう変化していくのだろう。
近年言語聴覚士の数も増え、自費で受けれるところが増えている。
おそらく、マネジメントが求められる職場が少ないSTは(STのリーダーを任せられることはあっても、リハ科長等役職者はだいたいPTかOTの男性が多い)言語療法スキルを身につけ、独立開業していく流れが主流になっていくのだろうか。
10年後からの働き方を見据えてこれからの10年を過ごしていくことを考えると今の働き方でいいのだろうかと考える。