『センス・オブ・何だぁ?』を読んで
三宮 麻由子さんの『センス・オブ・何だぁ?-感じて育つ-』図書館でタイトルを見た時レイチェル・カーソンさんの『センス・オブ・ワンダー』みたいな?と思ったらやはりそちらのへオマージュが込められているそう。
読み進めていくと、子どもが小さかったときのことを思い出して泣いた(;^ω^)一生懸命やってた自分・・・しっかりした子に育てないと!と力みすぎて怒ってばかりの姿と、いろんなことを感じられると思い外遊びにたくさんいってがんばってた姿とが浮かぶ。外だと私もイライラ怒ることもなく楽しく幸せに過ごせていた。子どもは家でも外でもかわいかったけどやっぱり自然の中だとアチコチ走り回って見つけて教えてくれて、キラキラ輝いてかわいくって幸せだなあと感じていて、そんなことを思い出した。
子どもが歩き始めたころから幼稚園に入る前までの約2年間はとにかく外遊びをしようと一生懸命だった。家にふたりでいるとしんどかったし、外に出ると草木や石が子どもと遊んでくれるw家で見てるより心広くいられた。車は運転出来ないからベビーカーもしくは自転車で公園めぐりをしていて地域にはたくさん公園があったからいきつけは3つあったし、他にも自転車でちょっと遠くまで遊びに行くところがいくつもあった。
とっても印象的に残っているのは、雨の日の外遊び。小雨ではない量の雨だったけど子どもにはカッパを長靴をはかせていきつけの1つ、大通りを超えたところにある公園へ。道路の水たまりを見つけてはばっしゃんと着地して、ニッコニコの笑顔を見せてくれた。あの映像は不思議と頭に残っている。青地にはたらく車の柄のカッパと、赤地にカッパとはべつのイラストのはたらく車柄の長靴で。濡れるのとかどうでもいいねって思って出てはいたけど、子どもがこんなに笑顔で過ごせるなら最高だし雨の日にも外ですなと思ってた。
こどもって音も様子もにおいもよく感じられるからあんなにイキイキとしているのかな~。一緒になって感じると幸せ倍増しそうだね!
小学生になってからますます、子どもにさせるならなにかと役に立つこと!とか目標がないともったいないと思ってしまうけど(自分はそんな意識してやってきてないのに!)どんなことでもやらせてみること、やっている姿を大切に見守りたいし応援したいと思った。特に、『深みのある集中』が出来ることに出会えるよういろいろかじらせてあげたいな~!こっちが意識しないと通り過ぎてしまうことが多いかもしれないしね。
読後にちょうど沸騰するお湯の音を聞くチャンスがやってきた。
土曜日の昼でカップラーメンと食べたいと言いだした。カップ麺はここ最近、日清カップヌードルでデビューした。たいそう気に入り「世界一好きな食べ物はカップラーメン!」と言うので焦っている。そんなんしょっちゅう食べてるみたいじゃん!!!母はショックだよ!!外で言うなと注意している。
お湯を沸かすケトルは壊れて鍋で湯をわかすスタイルなので自分でやりなと準備させて一言「水からお湯になるときに音ってどうなるかね?聞いてみとって」というと、え?!(☆▽☆)という顔になった。かわいかった!
そして「まあすぐには沸かんけえドラえもんでも読んどくわ」と鍋の近くで座って読書。え?!(・□・;)そうこうしていると明らかに沸いている音がするのにまだ読んでる。どうかな~と言うと「あ!!これもう沸いとるわ!」蓋を取って確認。ほらね~泡がたくさんあると教えてくれた。
最初の(☆▽☆)の反応から予想した展開にはなってないんだけど(まさか漫画を読んで待つとは思わん!もっとじっと眺めるの期待してたし)子どもも一応聞いて見て確認してくれたし私もチャンスを逃さず声掛けできたので、読んでからやりたかったことが出来て嬉しかった。
公園遊びはいつも親のほうが疲れて帰りたい~次行こうと言い出すんだけど、だいたいまだ遊びたい!と言っているから飽きるまで付き合ってあげたい気持ちになってきた!外は感じられることも多いよね。寒くなってきたけどこどもは寒いの平気だし、ご飯におやつと飲み物、椅子があれば私もがんばれそう!!
そして『感じて育つ』って言葉を忘れたくないなと思った。
子どもが大きくなってきたらなにかしらを感じていることを近くで見ることも出来なくなるし、外部の人間関係でいろいろと感じることが増えて悩みが出てくると思うと寂しくなったけど、今のうちにしっかりこの時間を楽しもう!
三宮さんありがとうございました。
おしまい