症状は真の問題ではなく、真の問題に気づかせるために目に見える形で現れた啓示にすぎない

強迫性障害のクライアントさんから、開口一番
「まだシャワーを浴びる回数は減りません。」(ちょっと内容変更)
との言葉をいただきました。

その言葉で思いついたことを書きます。

実はみなさんが問題だと思っている「症状」は真の問題ではなく、真の問題 に気づかせるために目に見える形で現れた「啓示」に過ぎません。

私は精神科医として、たくさんのメンタル疾患の方々を診てきましたが、 自身も大学生の頃に、醜形恐怖症・薬物依存症・社交不安症・発達障害(ADHD、 ASD)・気分循環症などで大変苦しんだ経験があります。

しかし精神科医になり、これはまず自分と向き合わないとと考え、


・継続的な精神分析(無意識を意識化する心理療法)を受け、

・マインドフルネス瞑想(無意識の意識化と手放しの訓練)に取り組み、

・LSDやアヤワスカなどのサイケデリクス(無意識を意識化する幻覚剤)を山ほど経験し、

自分の無意識の中にあるものがどれほどこの現実世界に影響を及ぼしているか。
自分の無意識が変わらなければ現実世界はなにも変わらない。

ということが嫌ほど、いや、楽しく理解できました。

醜形恐怖症だった頃の自分に抗うつ薬SSRIを飲ませてもなにも変わらないと思います。多少は生きやすくなるのかもしれませんが、一生薬を飲まなければいけないでしょう。



そして、いつの間にかスピリチュアルな生き方になっていきました。
スピリチュアルとは、目に見えない世界をイメージされるかもしれません。

その通り、
目に見えないもの=意識や意図、感情、動機、思い込み、自己イメージであり、

そういったものを普段から意識化し、万人にとってどのような状態が一番楽に生きられるのかを、人間関係や普段の生活の中で、1秒1秒自分を分析、実験、発見してきました。

考えすぎたり、本来苦手な人間関係に挑戦してきて白髪や十円ハゲができるほどでしたが、これが趣味でもあり現在の職業に活かせており、大変嬉しく思います。

自分は、楽に生きるための方法を発見するオタクだと思います。

皮肉なことに、のちに楽に生きるコツが考えることではなく感じることだったと分かりましたが・・。

スピリチュアルな生き方をすることで、エゴの声と直感の声が分けられるようになり、ようやくこの物質世界(3次元世界)でも楽に生きることが出来るようになりました。


言いたいことは、

目に見えない世界(五次元意識)に向き合うことで初めて、目に見える世界(三次元意識)が生きやすくなる。

ということです。


処方薬を飲んでも改善しないのは、

目に見える「症状」に対して、
目に見える 「薬」を使ってアプローチするからです。

メンタル疾患のみならず、身体の不調・お金・人間関係のトラブル・事故などは全 て、

目には見えない(無意識にある)動機、意識、感情、意図、自己イメージ、他者か らの見られ方のイメージ、思い込みなどのブリーフシステムが、目に見える形で現れたものです。

ですから、どれだけ薬を使って目に見える「症状」に対してアプローチしても、「症状」とは真の問題が局所的に目に見える形で出現した一つの形態に過ぎないため、

目に見えない意識や感情、自己イメージ、思い込みに気づき、今はもう必要でないのなら手放さない限り、同じことが繰り返されます。

うつ病が薬で回復しても再発するのはそのためです。
遺伝病も、遺伝子がそのまま遺伝、発現しているわけではなく、家族で考え方が同じだから遺伝に見えているだけというものはたくさんあります。

そして、目に見えない真の問題に取り組むと、「症状」という局所的な問題だけではなく、人生の質全体が変わっていきます

なぜなら真の問題は、人間のあらゆるテーマ全体に影響を及ぼしているからです。抽象度を上げることで見えなかった世界が見えてきます。

そして、一人が変われば、家族全体、周囲も変わっていきます。

だからこそ、無意識の意識化はとても大切なことなのです。

無意識を意識化することは難しいです。しかし、無意識にしている呼吸なら簡単に意識に上げることもできます。早く呼吸したり荒げたりできます。

だからこそ、マインドフルネス瞑想での呼吸瞑想は無意識を意識化する訓練として非常に有用なのです。


冒頭のクライアントさんとのやりとりは書きませんが、

・ネガティブ感情から見えてくる自己イメージ、ご家族から見た自分が思う自分のイメージ
・他人のことを心配しているようで実は自分のことを心配している
・自分が相手に対して感じた心の傷と同じ種類の心の傷を、場面や見え方は違えど相手も持っている(自分に対して感じている)

のようなことを一緒に学びながら、真の問題が少しずつ見えてきました。

「何回シャワーを浴びたか」ということは実は問題ではなく、真の問題に取り組んでいれば、気がついたら消えています。

西洋医学を完全に否定しているわけではありません。適材適所です。


大阪市内で

・マインドフルネスの考え方を含めた自己変容講座(コーチング)
・精神疾患に特化した薬を使わない根本治療(カウンセリングなど)
・催眠療法

を行なっています。オンラインOKです。

・イラッとすることがとても減り心の余裕ができて今まで気づかなかったことに気づけるようになった
・恋愛の復縁ができた
・会社で怖がられる事がなくなった
・自己肯定感が低く恋愛でいつも失敗していたが、彼氏と良いコミュニケーションが取れるようになった
・会社で上司が変わるたびに嫌われるという同じパターンがなくなった
・親との関係性がかなり良くなった
・長年にわたる医学部留年、医師国家試験浪人を繰り返していたが、指導されてから一発で医師国家試験に合格した。

との声をいただいています。
ご依頼は⇩までどうぞ。

いいなと思ったら応援しよう!