私たちは常に変性意識状態にいる

変性意識状態とは

 Altered  States of Consciousness。
Altered は 「変えられた」
States of Consciousness は 「意識状態」

普段の意識状態ではない異常な意識状態と認識されています。

どんな状態を思い浮かべますか。
大抵はドラッグで、あるいは瞑想で境地に達した時(抽象的な表現だからあんまり好きな表現ではないが)などをイメージするかもしれません。

でも実際は、私たちはほとんど常に変性意識状態です。私は今、何も摂取していないドシラフですが、変性意識状態です。なぜなら、この記事を書く事に一点集中しているからです。

この記事を読んでいる人も変性意識状態です。スマホに夢中になっているから。
だから歩きスマホをしている人も普通のシラフの意識状態に見えて、実は変性意識状態です。カレーを食べながら「上司に怒られたらどうしよう」と考えている人も変性意識状態です。


変性意識状態とは、何か一つのことに集中または囚われているという状態です。意識が狭窄しているため、目の前の現実や身体感覚に気づいておらず、現実の臨場感が少なくなっています。

映画館で映画を見ている時は、現実よりも映画の仮想世界の方が臨場感が高いため、現実の椅子に座っているお尻の感覚に気づきません。


カレーを食べながら上司に怒られる想像をしている時は、カレーの味や椅子のお尻の感覚よりも、上司に怒られている仮想世界の方が臨場感が高いので、その不安に伴った動悸や冷や汗が出てきますし現実のカレーの味の感覚は味わえません。

人は変性意識状態に入っている時、意識が狭窄するのでそれ以外のことを感じること、考えることができません。ですから、「今ここ」で最優先でやるべきことに対するパフォーマンスが落ちます。


変性意識状態には深度があります。

深いところまで行くとゾーンと言われている状態です。つまり、思い込みが非常に強く、それを信じている状態。自分の持っている知識ややってきたこと、これからも何があっても大丈夫、と自分を信じている状態でしょう。

浅い変性意識状態は、スマホに夢中になる、ぼーっとする、明日のご飯何にしようかと漠然とどうでも良い雑念が湧いている状態など。

中程度の変性意識状態は、
普通でないといけない、常識的でないといけない、嫌われたくない、先入観、過去の後悔、未来への不安、痛み、健康やお金の執着、罪悪感、優越感、劣等感、・・・
など、自分の内側にある欠乏感から恐怖や不安に囚われている状態。
結果をコントロールしようとしている状態。だから自分の恐怖で作られた思い込みや他人の価値観で物事をジャッジしています。そうしないと不安だからです。


不安になりやすい人はこの中程度の変性意識状態にいます。

不安になりやすいと自分では思っていないけどなんかうまくいかない人も中程度の変性意識状態にいますが、そのような人はそもそも囚われていることにすら気づいていません。危ないです。



逆に変性意識状態ではない状態とは、 ーつまりマインドフルな状態ですがー 何も考えず、何も言葉が出ず、経験していること全てをありのままにジャッジせず身体で五感で感じている状態です。

そう考えると、変性意識ではない状態の方が難しいのです。

どちらが良い、悪いはありません。仕事や会話は変性意識状態の方が集中できますから。

麻酔科医はマインドフルな状態で、外科医は変性意識の状態でしょう。

しかし、マインドフルな時間を増やせば増やすほど、私たちは幸せになれるし、うまくいきます。集中力がない人が深い変性意識状態(集中)に入るには、まず自分が集中していないことに気づかなければいけないので、結局マインドフル力を極めないと深い変性意識状態には入れません。

上に示した中程度の変性意識状態は、不安、恐怖心、欠乏感からくる囚われであり、そういった人はさらに深い変性意識状態にいる人にマインドコントロールをかけられやすくなります。従った方が自分で考えなくて済むので楽だから。

つまり、支配ー被支配という変性意識の序列に入り込んでしまうのです。

・政府ー国民
・教祖ー信者
・医師ー患者
・親ー子供

このような序列の下に入ることで、コントロールをかけられやすくなるのです。


マインドフル状態とは、囚われがない状態。つまり、上に書いた中程度の変性意識状態の人が囚われているようなことに囚われずに物事をありのまま観ます。

ですから、与えられたものに対して「これってなぜこうなの?」と、疑う視点を持ちます。それが気づきにつながります。そうすると、変性意識の序列から抜け出すことが出来ます。

ワクチンなども、疑いもせずに打つ人は、気づきの力が弱いのです。疑いもせず医者の言うことを全て信じる患者は薬漬けにされ、自分で病気をやめる決意ができずに病気は治らないものだと決めつけ、そのまま亡くなっていきます。親の機嫌を伺わないと生きて来れなかった子供は親の変性意識の序列に入っており、親元を離れてもその支配ー被支配の関係性が慣れ親しんでいるし、囚われを手放さない限りは社会に出ても同じ囚われによる同じ関係性を他者と続けていきます。


このように、気づきが少ない状態だと他人の選択、他人の支配によって人生を生きることになります。

私は、「医者と結婚してよ、医者と結婚したら幸せだよ」と、母親からずっと言われていました。そもそも自分自身が医者だと、医者と結婚したら幸せとかそんな短絡的な価値観には学生の頃からなれませんでした。しかし、親からずっとそれを言われていると、「医者と結婚しなきゃダメだ」という価値観に囚われ、医者と付き合っていないことに罪悪感を覚えたりしていました。しかし母親の人生を生きていることになると気づいてそう思うことをやめました。母親の幸せは母親が自分自身の力で幸せになることです。他者(子供)に幸せを依存するものではありません。

1番の洗脳者は親です。

これらの時代は、特に気づきの力が大切になっていきます。そのためには、自分がどんなことに恐怖を持っていてどんなことに囚われているのかを明確にして、いつでもふと意識が狭窄していることに気づき、広い視点で物事を見るようにしておかなければいけません。


大阪の西本町にて、マインドフルネス瞑想レッスンに基づいたカウンセリング、催眠療法を行なっています。自己流マインドフルネス瞑想が本当に正しいかわからない、効果が出ない、人生に行き詰まっている、催眠療法を受けてみたいなどの方はこちらまで↓

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悩みの9割以上は人間関係と言われていますが、
・壊滅的だった人間関係がかなり良くなった
・恋愛で復縁できた
・会社で怖がられる事がなくなった
・自己肯定感が低く恋愛でいつも失敗していたが彼氏と良いコミュニケーションが取れるようになった
・会社で上司が変わるたびに嫌われるという同じパターンがなくなった
・パニック発作が全く起こらなくなった
・親との関係性がかなり良くなった

との声をいただいています。

アダルトチルドレン、HSP(と言われるもの)、ASD、ADHD、発達性トラウマ障害などが得意です。もちろん、恋愛相談も。(親子関係の再現であり人間関係の縮図なので)



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