9nineの活動休止は誰によって決められたのか
9nineが活動休止を発表して数日が経った。
公式サイトに載った理由はこうだ。
これを読む限りは、メンバーもこの決断に納得しているというか、
「今の私達には活動を休止することが必要なんだな」
と思っているようにも映る。
しかし、一人一人がその後更新したツイッターを見ると、その印象が少し変わってくる。
これらの言葉を読んでみてわかるのは、
「誰一人として活動休止を望んでいない」
ということである。
だとすると、公式サイトに書かれた経緯の見え方も違ってくる。
「このまま変わらぬ形でグループ活動していくことが、メンバーそれぞれの将来にとって最高の選択なのか。」
なんて4人は全く葛藤していなかったはずだ。
「現在の4人体制になり、一年が経過した2017年の秋頃からメンバー、スタッフ、それぞれがそれぞれの立場で真剣に考え、時間をかけて、話し合いを重ねました。」
9nineの中心メンバーに川島海荷さんがいたことはファン以外にも知られているだろうし、言ってみればそれが世間に対するアピールポイントであったことは間違いない。
そんな川島さんが離れたグループは、事務所にとっては商品にならない。
ライブを作るには費用がかかる。
それよりもソロでやらせた方が楽だ。
だからもう辞めさせたい。
そう考える動きが、上層部の中であったのではないだろうか。
そこに対して周りのスタッフも含めて戦ったのが、2017年の秋からの日々だったのだと思う。
その間においてメンバーは様々な結果を出した。
中でも特筆すべきは、台湾での冠番組獲得だろう。
記事にある通り日本のガールズグループでは初の快挙であり、このままアジアでの人気が高まれば逆輸入的に国内でも新たな盛り上がりを起こせるようにも感じられた。
そして最近こちらのCMも始まった。
現在、驚くほどに高い頻度で流れ続けている。
その姿を見て、
「9nineって今も頑張ってるんだ!」
と再認識した人もいるだろうし、あるいは新たにファンになった人もいるかもしれない。
その効果がどう出るのかと期待もされていた。
これらの努力が上の人達に届かなかったのだとすると、とても切ない。
だが4人は9nineを絶対に諦めたくなかったのだろう。
周りのスタッフも抵抗したのだろう。
それでようやく勝ち取ったのが、
「活動休止」
という言葉だったのかもしれない。
ここまで書いてきたことは僕の勝手な憶測に過ぎないのだが、だとすると再び9nineを取り戻すためには、
「このグループは事務所にとってメリットがある存在だ」
と気づかせるしかない。
あるいは独立や移籍という方法もあるが、そこまでを4人に強いるのは酷だ。
ならばファンが取るべき方法は、これからも応援の声を止めずに、9nineはこんなに素敵なグループなのだということを世間に向けて示すことだ。
「お疲れ様でした!」
「今までありがとう!」
なんて言っている場合ではないのだ。
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