藤田菜七子騎手の事件の背景にある「男性中心社会」について
週刊文春が大きく報じたのは藤田菜七子騎手が「人気『女性』騎手」だからであって、同時期に複数の騎手が厳重注意を受けているのに藤田騎手だけがターゲットになって記事が作られているのがその証拠で、それをベースに処分するのは果たして公正な判断と言えるのか。
しかも本人の言い分とは真っ向から食い違う中で、提出された引退届をそのまま受理して幕引きにしようとしている。
デビュー以来、藤田騎手は成績とは関係ない形で各メディアやSNSに好奇の目で見られ続けた、競馬番組でさえ「美少女騎手」のようなテロップを付けていた、対してJRAは注意をするどころか、むしろ自分達も「マスコットガール」のように利用していたのではないか。
ただ藤田騎手はその扱いについて表立って抗議はしなかった、恐らく背景には「愛する競馬界のためになるなら」のような想いがあって、あからさまに容姿のことしか書かない人達の声にも耐えて好成績を挙げ続けた、もう性別は関係ないレベルで。
なのにまた「女性だから」こういう目に遭った、JRAも守ってくれない、話を何も聞いてくれない、その絶望は大きいのでは。
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