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デジタルトランスフォーメーション その7 なぜ人はDXを失敗するのか。抵抗勢力

1.アメリカでも難しいとされるDX(なにをすべきか)

アメリカでも、DXは成功していない。人力でカバーするは許されない。経営者の役目は半自動化です。人力部分を残さないとブラックボックス化して修正できなくなる。

以上のまとめとしては、

礼儀はコスト、印鑑はコスト、レポートはコストと認識すべき。とりあえずは無駄。当たり前を疑う。

パフォーマンスを可視化する。自動化の仕組みを作る。

以上を書いています。

この点は、まず無駄を徹底的に疑うことが必要ですよね。例えば、リクルートの際のエントリーシートなどは何のためにこれをしている(させているのか)のかわからなくなります。

とにかく疑い、やめてみるを繰り返す。これがファーストステージです。就業時間に無理やり帰宅させるのはこれを目標としているからです。

2.ビジョンの選定

切羽詰まって、会議が不要、チャットで十分になってきたら、さらに畳みかけるわけですが、その前にビジョンは決めておいた方が良いです(仮説を決めておく)。その際、告知しないてもしてもよいと。その理由はそれで会議が増える本末転倒のことが起きないようにするためです。

3.どこをDXにしていくかの選定

なぜ、DXが失敗するかといえば、理解が難しいのと、部署ごとの争いが出るわけです。どこが主導かという内部争いほど時間の無駄はありません。

ガバナンスからすると、部署を分けたならばそれを統合してはダメではないかと考えてしまいます。しかし、統合しないとDXは進まなかったりします。

何のためにするかといえば、UXすなわちお客様を中心に組み立てる必要があるのです。

過去は、株主→経営者→従業員→顧客という目線になりがちでした。しかし、今は顧客とBP及び従業員の顧客タッチポイントをコミュニティとして考えて、活動をする必要があります。システムが悪ければ、カスタマーサクセスを中心にどのように変更するか(しないかも含めて)考える必要があります。想定を上回るサービスを常に提供することで顧客ロイヤルティを高めること、それが従業員のロイヤルティを高めることになります。そのためには、ガバナンスを形式主義から実質主義に変えていく必要があります。

メンバーに変化を促すしかありません。メンバーに、すべてのメンバーはマーケティングとカスタマーサクセスが分かって行動すべき、つまり、社会的なニーズを分析したうえで行動をする必要があると認識してもらう必要があります。この部分が、成功を阻害する部分で、理解ができないと、フラストレーションがたまると思います。この点は、組織改革の話なので、以下の本が参考になります。

何を着手するかですが、整理しておく必要があります。デジタルになじみない層ほど抵抗勢力になりやすいので、活躍してもらう層は若年層でデジタルに強いそうです。

以下に書いている図が、デジタライゼーションとデジタルトランスフォーメーションの図でです。

以下に記載されている図のうち、PR、マーケティング、CSについてDXを始めるか、管理部門についてDXを始めるかは好みの問題ではないかと考えております。

スモールスタートで、実績を認めてもらいつつ、突き崩していくモデルは、ウォータフォールと親和性がなく、アジャイルモデルといえます。

実績を見せつつ、踏み込まない限り、抵抗勢力に瞬殺されるので、気を付けましょう。抵抗勢力は、トップダウンでも、遅らせる放置するなど手法をとってきます。よって、何も言わせない成果と遅らせたことが分かる透明性がないとDXをすることはできません。

その1

その2

その3

その4

その5


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