Legal Office as a Serviceと新しい法務

全てを味方につけて

たまに、弁護士なんて人工知能に喰われてしまえ。サイトに沢山のサンプルなど流れていると言う人がいる。

自販機みたいなものかなと思う。それはそれで時代の流れなので否定をする気はない。
むしろ、法務がない会社、弁護士がいない社会というのは理想郷であり、皆が切実に欲しいものについて集中できる社会が理想だろうと思う。

実際には、文化、考え方、ニーズが違うので、紛争は起きる。自分にとっては期待値のズレが、紛争を引き起こすのであって、そのズレをなくすのが法務であったり、弁護士だったりする。

そのズレを見極めて、和やかに、かつ、厳格に話しをして、誠実に解決できるシナリオを作ることができれば、それで良いと思っていた。

誰が解決しても良い。皆が幸せになる社会が作れれば良いとなれば、コミュニティマネージャーになる。

今、お茶の間がなくなってそれぞれが自分のマシーンを持って、かつ、デュアルにテレビとスマホなどを駆使し、自分の余暇を過ごしている。ある意味では、あらゆるサービスが皆の時間を奪い合い、サービスを競い合っている。Google、フェースブック、インスタ、YouTubeなど様々な媒体が、我々に寄り添い、依存しあっている。

リーガルテックの本質は、マスとマスを作り出し、今までの1対1を、1対n、そして、これからはn対nを作り出す。前に離婚の時助けてくれたのは弁護士ドットコムだったのだと答えてくれた時、なるほど弁護士が役に立たない場合に、テックはよりそうのだ理解した。

リーガルテック前から、あらゆることを学ぼうと尽力してきた。カスタマーサクセス、営業、データ分析、PR、マーケティング。技術系のこと。プロからすれば笑止千万だろう。様々な人と会った。

何が気になったことは、人は自分で選択することに喜びを感じるが、同時に面倒を嫌い、かつ、自分の選択に責任を負いたくない。そして、あらゆる選択肢があるために全てを中途半端にしてしまう。極めた技術も色々な意味で技術が無効化する。

最後は人。自分のことを許しつつ、環境に適応すること。多分、法律のことだけをやれと言われたら、法律だけをやると言うのはやめた方が良い。期待値がどこまではかれるかを見極めつつ、文書を用意した方が良い。それが必ず、お客さんを救う。

なんだかんだで、これからは法務はコミュニティデザインに変化するのだろう。わかろうとする気持ちが大事なのだろう。期待値が違うと言うことで怒る時に、それを理解して、わかろうとする気持ち。

最初に、興味を掻き立てて、専門家に世間と専門家とのギャップを伝えてもらい、次に新聞その他で書いてもらう。テレビに出してもらいつつ(ネットなどと比べてはるかに想像を上回るバズーカー)、ネットその他リアルで熱量を維持してもらう。

法務が良いなど言うわけでもなく単に悩みを聞いて、解決すべき悩みか、そうでないかを判断して、法務に囚われない回答を打ち出していく。

人は欲望と期待で生きている。その期待値をずらされ、不満を抱く。そのフリクションを見えないレベルに転嫁する方法を考えたい。

今までは、コンフロンテーションつまり対峙。これからは、パートナーなのだろう。

敵対ほど時間を無駄にすることはない。パイを大きくするにはどうすれば良いのかを考え、仲間を集め、みなの笑顔を見たいと希望しつつ、動くだけなのだろう。そこに、今の職業があるか否かは僕にとっては重要ではない。ただ、喜んでもらえることに意味があるのだろう。

あらゆるビジネスパートナーとして、自分は寄り添おうと思う。

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角田進二 sumida shinji
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