健康経営働き改革の真意 DXその16 健全かつサステイナブルな利益を得る環境づくり
以下が働き方改革の内容だ。
労働者の多様な事情に応じた「職業生活の充実」に対応し、働き方改革を総合的に推進するために、国として、次のような施策を講じています。
労働時間の短縮と労働条件の改善
雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保
多様な就業形態の普及
仕事と生活(育児、介護、治療)の両立
リスクを考えた経営だと、足し算の経営になりやすい。例えば、「労働時間の短縮と労働条件の改善」ならば、機械を導入して労働時間の削減。雇用にかかわらない公正な待遇については、すべて時短で済ます。公正な待遇だが安い待遇。副業は許さない。この場合、どうされますでしょうか。未来は見えないと思います。これらは、デジタライゼーションの流れです。
確かに、仕事と生活の維持などで短時間労働があることで助かりますが、以上の流れにはスキルアップは入っておらず、労働生産性をあげるものはありませんよね。
現実として、政府は失業を加速させつつ、儲ける措置にまで目が行っていないKPIになっているように見えます。正直、今までの延長線でやる限り、時短で報酬をあげるというのは極めて無謀な戦いです。不可能です。
一旦、今までのビジネスモデルを断ち切ることで、組み立てなおす必要があります。そのためには、どのようなビジョンを立ち上げるか、そのビジョンをベースにどのような戦略を現実的に考えるか。どう実行するかなどを決めていく必要があります。足し算の考え方をやめて何をやめるかを考える必要があります。
健康経営は、なにを引き算にして、ビジネスモデルを組み立てなおし、利益を上げる仕組みをつくるかという肝があります。どの部分について健康を害するのかを理解して、その部分を積極的に対処する必要があります。
総花的に福利厚生をする仕組みは、単なる散財であり、かつ、自己満足です。後継者に迷惑をかける元凶ともいうべき存在です。口頭では有難がられるものの、一瞬で慣れてしまい感謝はされず、コストを積み上げてしまいます。人間は、間接的な動機を持つ場合、それを引き下げられるとやる気を失い愛着なども失っていきます。
デジタルトランスフォーメーションは、無駄を嫌い、コストを避けつつ、高付加価値のビジネスを模索していきます。人間のベストパフォーマンスを期待するには(利益を得るために)、健康を維持することは不可欠であり、そのために投資をする仕組みと考えた方が無難です。皆が喜ぶ仕組みではなく、大事なことに必要なだけお金を使う仕組みづくりが大切です。キラキラなオフィスなどは、見た目で分かりやすいため評価されやすいですが、精神的に充実した環境づくりが大事です。
スキ、その他の行為は、元気玉として有効利用させていただきます。皆様のお力を少しでも世の中の改善に使わせていただきます。