【影響力の武器 『社会的証明』】
影響力の武器。
Part④『社会的証明』
TV演出によく使われる録音された笑い声。
あれはなぜ使われているのでしょうか?
数多くの実験から、
笑いどころであの録音された笑い声を使うことで、
顧客の笑う回数が増え、笑っている時間も長くなることが証明されています。
ネタをより面白いと感じることがわかっているのです。
要は、つまんなくてもウケが良くなるというわけですね。
ではなぜ私たちは、
録音された笑い声だとわかっているのに、それらの影響を受けるのでしょうか?
『社会的証明の心理トリガー』
ある行動をする人が多ければ多いほど、それが正しいと判断する。
が発動しているためです。
例えば、多数決でAかBかを選ぶ際、
100人中99人がAの中、1人だけBは上げにくいと思います。
「自分だけなんで?間違っているのか?」と不安になるはずです。
人は、ある行動をする人が多ければ多いほど、それが正しいと判断します。
別の言い方をすると、
ある状況において、何を信じるべきか、どう行動すべきかは、
他の人がどう考えているか、どう行動しているのかを見てから自ら判断します。
つまり他人を真似するのです。
この他人を真似する作用は、子供から大人まで見られ、
実際に私たちは、偽物だとわかっている笑い声に反応してしまっているわけです。
一般的に社会的に合致した行動をする方が、間違いを犯すことは少ないかもしれません。
これは数と言う名の強みでもありますが、逆に弱点でもあります。
他の影響力の武器と同じように、
この心理トリガーを悪用して利益を得ようとする人たちがいるのも事実です。
そして多くの人は、無意識的に反応して引っかってしまっているのです。
とくに、
社会的証明は2つの条件化において最も強い影響力を放ちます。
①不確かさ
確信が持てない曖昧な状況時、他者の行動を正しいと期待し、正しいと受け取ろうする。
②類似性
人は自分と似た人に従おうとする。
これら社会的証明に対する防衛法として、
◉類似した他者の行動に対して敏感であること。
自らの行動を決定する際は、類似した他者の行動の真似をしていないか確認すること。
客観的な視点、過去の経験などから正しい反応であるのかを確認すること。
社会的証明という自動操縦装置を完全に信用してはいけない。
◉群衆の示す行動は誤りであることが多いと把握すること。
なぜなら彼らの行動もまたくぐれた情報に基づいているわけではなく、社会的証明の原理に従って無意識的に反応しているだけと理解すること。
●まとめ●
みんながやってることが正しいという証明はない。
読んで頂きありがとうございました!
また次回お会いしましょう!!
記事を読んで頂きありがとうございます!! noteで、日々アウトプットしてます。 皆さんに学びあるアウトプットができたらと思います。 一緒にレベルアップしましょう。