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23歳看護師。初めてのキャリアチェンジ
病院Aでのキャリアチェンジの背景
病院Aでの働き始める前の状況
東京での生活に憧れを抱き、地元を離れ専門学校へ進学した私は、卒業後、親の勧めで地元の国立病院に就職しました。看護師としてのキャリアをスタートさせるにあたり、私は何でもできるという甘い気持ち持っていました。しかし、実際には経験豊富な先輩看護師たちが救急時に素早く動く姿を見て、「すごい」と感じるばかりで、自分自身は学校で学んだ知識を活かせずにいました。その結果、何もできないという無力感に苛まれることとなりました。
病院Aでのキャリアチェンジの動機
就職して1年弱で、私の人生は大きく変わりました。結婚を機に退職することになり、看護師長からは嫌味を言われたことが、後に大きな動機となりました。
「自分が同じ立場になったら、絶対にこのような人にはならない」
と強く思いました。
病院Aでの看護師としての最初の日々と感想
新人看護師としての最初の日々は、内科、泌尿器科、眼科、皮膚科、ターミナル期の混合病棟に配属され、初めてのことばかりで大変でした。
患者の急変やターミナル期の関わり、死、術前後の管理に追われる日々で、休日には茶道や花道の習い事に誘われたり、夜勤明けにはドライブへ行くなど、先輩看護師からの気遣いもありました。
しかし、3交代勤務の中で、深夜に出勤する度に患者が落ち着いていればと願う日々でした。
新たな環境での課題
1年の看護経験で、人の死に立ち会い、何もできない無力感とショックを受け、「看護師には向いていないかもしれない」と思うようになりました。結局、結婚を機に退職しましたが、結婚後、第1子を出産し、出産後6ヶ月頃に再び看護師として働きたいと思うようになりました。
そして次に働くときは生命の終わりに立ち会いたくない、と思いました。
病院Aでのキャリアチェンジのまとめ
感じたこと
病院Aでの経験は、人の死に立ち会うことの重さを教えてくれました。「こんな悲しい思いはしたくない」と考え、退職時の師長の言葉や態度に傷ついたことから、
「人の気持ちがわかる、相手の気持ちに寄り添った対応をしていきたい」と思うようになりました。
再び看護師として働くことができるのか、自問自答しながらも、人として成長する機会を得たと感じています。