「相談室」てなに?どんなとこ?
先月から
“相談室”に通って話を聞いてもらっています。
“相談室”は
厚生労働省から県への委託事業で、
若者の就労支援の一環として
行われているものです。
正式名称は長いので私は相談室と呼んでいます。
毎回60分。
資格を持った担当の相談員さんが
今の悩みや、働く不安の相談に乗ってくれます。
私がこの“相談室”を知ったのは
うつ状態真っ只中の、ベットの上でした。
身体は動かなくても
気持ちは焦りと不安でいっぱいなので
スマホで
「双極性障害 働く」
「精神障害 仕事続かない」
と検索しては答えを探していました。
結局毎回、
答えは見つからなくて
焦りと不安が倍増するばっかりでした。
働きたくても働けないこんな状況で
この先どうやって生きていけばいいのか…
不安しかない
焦る、焦る、焦る…
誰かに聞いてほしい
とにかく聞いて欲しい
今の生活から抜け出したい
なにかヒントがほしい…
その一心で、気付いたら
「いのちの電話」の番号を調べていました。
すると、
電話じゃなくてLINEチャットで相談できる
「生きづらびっと」
というサイトを見つけました。
正直
気分が落ちていて電話で話すのも
しんどいなと思っていたので
ココにしようと決めて
チャット相談を申し込んで待機してみました。
すぐには混み合っていて繋がりませんでしたが“いのちの電話”も繋がりにくいって聞きますよね
5分くらい待っていると
「いまから相談員にお繋ぎします」
と通知が来て
チャット画面になって相談が始まりました。
私はチャットの中で
「今、働けていないことに罪悪感を感じています。
体調も安定しないので、
一人暮らしもできなくなり実家暮らしです。
とっても情けないです。
このまま生きていてもいいのでしょうか…
どうしたら今の状態から抜け出せますか?
何かヒントはないですか?」
長文で不安を一気に吐き出すように
めちゃくちゃな文面で送っていたと思います。
それでも、
丁寧に返信をしてもらえて、
何かきっとヒントになるはずと
この相談室を教えて貰いました。
2週間ぐらい経って
激落ちしていた気分が少し復活してきた頃に
“相談室”へ問合せの電話をしてみました。
相談室の方)
「どんな場所なのか、何をしているところなのか
一度見に来られませんか?
今日の〇時なら予約が空いているので、ぜひ」
と。
早速その日、
相談室に行ってみることにしました。
相談室は
オフィスビルの中のワンフロア。
パソコンがいっぱいあって
壁には求人票もたくさん貼ってありました。
就職に関連する本や
パソコンスキルアップの授業があったり
マナー講座の案内チラシや
ストレス発散方法講座など
種類もたくさんあってハローワークよりも
施設が充実しているイメージです。
私が行ったときは、
フロアにある大きめのテーブルを数人で囲んで
何かのグループワークをしていました。
(決まった課題についてみんなで話し合っている様子)
みなさんが話合っている横を
そーっと通り抜けて
奥にある相談室へ行くと
迎えてくれたのは
相談員のタケコさんでした。
タケコさんは
私の母親と同い年の、ベテラン相談員さんです。
一言で言うならば、
初対面でも分かるほどの
明るさと包容力がピカイチのおばちゃんです。
相談室は
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・今困っていることを何でも聞きますよというところ
・相談は1回60分
・利用料は県の公的機関なので無料病院の診察料や薬代が高いので、無料で利用できるのは助かる…
・利用できる期間も特に制限はない
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と、一通り説明を受けました。
実際に仕事を始めてから
新しく困った事が出てきたときに
相談にくる人も多いそうです。
※お住まいの県によって制度の違いがあるかもしれません。詳細はご自身の県のHPで調べてみて下さい。
自分自身で相談室を見て、
タケコさんから話を聞いて
貰ったパンフレットに書かれた
「厚生労働省・県委託事業」の文字を見て怪しい所じゃないな、と安心しました。
諸々説明を聞くと60分経っていたので
この日は終了。
次回の相談日を決めて部屋を出ました。
タケコさんが
「これからいっぱい話きかせてくださいね
待ってるね」
と言って
エレベーターまでお見送りしてくれました。
帰りの電車の中で、
話を聞いてくれる人がいるんだ。
と思うと嬉しくて
何かこれから
いい方向に変わればいいな…。と
少し、
ほんの少しだけ気持ちが楽になりました。
※
ひとそれぞれ悩んでいることや環境、状況も違うので “相談室”に通った方がいいですよ!と推すつもりはありません。こういう場所もあるんだなーと思って読んで頂ければ幸いです。ご覧いただきましてありがとうございます。